原色絵画といえばこの人。
ジミー大西画伯である。
先日、札幌で「ジミー大西・夢のかけら展」が開催されたので急遽出掛けた。
以前から画伯の絵には興味があったので、機会があれば是非見てみたいと思っていたからである。
96年に芸能活動を引退し画家に転向してから12年、その集大成となる今回の展覧会。
これまでの創作活動を支えたのが、日本が生んだ偉大な芸術家、故・岡本太郎氏からの「キャンパスからはみだせ」という激励の手紙だったようです。
文字どおりジミーちゃんの絵はキャンバスからはみ出たもの。
とにかくこぼれ落ちんばかりの絵柄と色調がすばらしい。
なぜかこれらの絵を見ていると、狂ったように掘り続ける棟方志功とイメージがオーバーラップしてしまう。
それだけ創作者の感情が伝わってくるということか。
はたしてこれだけの意気込みを写真で表現することができるのか。
自分の撮っている絵が果てしなくちっぽけに思えてくる。
ジミー大西画集「まっ白」
「じいちゃんばあちゃんから子供まで読んでほしい。高いから買わなくていいですよ。立ち読みしてください。だから、各書店に1冊あればいいです」ジミー大西