菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

ワイン備忘録 Vol-2

2011年09月16日 | Weblog
 
このところ天気もあまりパッとしないので、忘れないうちに備忘録 Vol-2をお届けします。
これらはもちろん空ビンですが、貧乏性のためか良いワインのビンは捨てるのにも勇気が要ります。
大昔ですが、何処の家でもジョニクロのビンを飾ってあったようなそんなイメージです。
(といっても若い方々は知らないでしょうが・・)

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Pavillon Rouge de Ch. Margaux(パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー)
常にシャトー・ラフィットと1級筆頭の地位を争ってきたシャトー・マルゴーのセカンドワインです。
1908年に命名されたパヴィヨン・ルージュは、一時期生産が中止されていたそうですが、現所有者の手に渡った直後から再開されています。
セカンド銘柄といっても水準は非常に高く、重厚ながらもエレガントさを十分に備えたワインとなっていて、心地よいフレッシュさ、ミディアムボディで果実味、甘さ、タンニンともに絶妙のバランスとなっています。
2006年ものなので、飲み頃は少し寝かせてからとなりますが、待っていられないのが酒飲みの心情。
いただいてしまいました。(言葉に出来ないくらいの美味しさでした。)

産地:フランス/ボルドー/マルゴー
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロー40%

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Chateau Marquis-de-Terme 1998(シャトー・マルキ・ドゥ・テルム)
知名度はあまりありませんが、1983年以来、所有者たちはセカンド・ワインの導入に伴い、より厳しい選別方針を打ち出し、品質は大きく改善されました。
シャトー・マルキ・ド・テルムはかつてこのシャトーを所有していた貴族「ペギルハム」の公爵名からとられています。
さすがに1998年というヴィンテージ品なので、色は極めて濃いルビー色。
当初はかなり重いかなと思ったのですが、意外に飲みやすく、いかにも年数を経たマルゴーのワインらしいエレガントさが感じられました。
ソムリエ風にいうと、ブラックチェリーやスミレ系の花の香りと、甘いバニラの香りが感じられます。
舌触りはタンニンが柔らかく滑らかで、ビンテージ品だけあって熟成されたとてもいいワインでした。

産地:ボルドー/メドック/マルゴー
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロ30%、他プティ・ヴェルド、カベルネ・フラン