菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

九死に一生

2018年03月03日 | 台風・爆弾低気圧・暴風
昨日は九死に一生を得ました。
数年に一度という爆弾低気圧が、北海道を通過しました。
ニュースでは事前に不要不急の外出は控えるようにアナウンスしていましたが、どうしても所用があり外出。
その時はすでに荒れ模様でした。
丘の農道は吹きだまりができる危険性あるので、国道を走ることに。
行きはまだ良かったのですが、帰り道。
美馬牛峠付近まで来た時に特大級のホワイトアウトに遭遇。
前が全く見えなくなり前方に車もいたので、とっさの判断でクリスマスツリーの道に入ることにしました。
ここからが判断ミスの始まりです。
ここからなら自宅まで5分で着くと思ったのが大きな間違いでした。
やはり丘の道は吹きだまりばかり。
何とか中間地点まで来ましたが、ついに風の通り道となっている所で吹きだまりに突っ込んで動けなくなってしまいました。
周りはホワイトアウトで何も見えません。
待て待て冷静に、冷静に。
まずは下りて車のマフラーの確認。
マフラーが雪に埋もれていると、一酸化炭素中毒になる可能性がでてきます。
そこはOKでした。
さて、JAFに連絡してみるか。
でも、いっこうに繋がりません。
当たり前です。
全道でこのような猛吹雪では、車はすべて出払っています。
そんな時に、たまたま知人(役場関係者)から電話がかかってきました。
状況を話したら、スコップを持って助けにいくからということでした。
ありがたい、待つことしばし。
途中まで来たのはうっすらと見えたのですが、どうやら彼の車もスタックしてしまったようです。
車との距離は100mほど。
猛吹雪の中、歩いて何とか合流。
取りあえずスコップを借りて、戻って掘り起こすことにしました。
私の車は四駆なのですぐに出るだろうと思ったのですが、どうも腹がつかえているので全く動きません。
雪と格闘すること2時間ほど。
周りが何も見えない中での作業は、かなり焦ります。
猛吹雪なのに汗だくで、手袋、ダウンはびしょびしょです。
後続車はまず来ないだろうと思っていても、追突される恐怖が常にあります。
周りが薄暗くなってきて、これはもうお手上げだなと思っていたところに、役場の大型除雪車が後ろから来てくれました。
今日は至るところでスタック、クラッシュが相次いでいるので、心配して手配してくれたようです。
除雪車で軽々と引っ張り上げてくれて、除雪しながら本通りまででました。
助かった〜。
<長くなるので続く>

<スタック当初、まだ写真を撮る余裕がありました>


<スタック場所のホワイトアウト、何も見えません>


<除雪しながら救出してもらいました>


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