菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

九死に一生、つづき

2018年03月04日 | 台風・爆弾低気圧・暴風
13時過ぎにスタックして、救出されたのが16時ころ。
実に3時間近く、猛吹雪の中にいたわけです。
脱出が無理なら最悪の場合は車を置いてでも自宅まで戻れるという認識があったので救われましたが、不安はピークに達していたことは事実です。
でも、知人の役場上司の判断で無事生還することができました。
本通りまではたったの100mほど。
以前にも道内で自宅前で亡くなった方もいたので、自然の猛威というのはやはり想像を遥かに絶しています。
除雪車の運転手にお礼を言って、知人とも別れ自宅に直行。
実は、話はここで終わりではありませんでした。
自宅は市街地の外れにあり、どんづまり。
当然除雪車は入っていません。
多分かなり吹きだまっているだろうと、予想はしていたのですが、これが予想以上。
今度は自宅前で再びスタックしてしまいました。
吹きだまりは40〜50cmはあったと思います。
またまたスコップで掘り起こしてみたのですが、全く動かず。
翌朝、除雪車が入ることを考えるとどうしても公道から移動させたかったのですが無理でした。
まさか翌朝、追突しないだろうな〜・・
などと考えながらも、どうしようもないのでそのままにすることにしました。

朝起きたらやはり除雪車が入ったようで、これがまた車の周りが余計に雪の山になっていました。
何はともあれ、この雪をどかさないと。
今回は始めからJAFにお願いするつもりでいました。
ある程度のスペースを確保しないと、引っ張り上げることができません。
約2時間がかりで除雪完了。
ようやくJAFに電話することができましたが、やはりこの爆弾低気圧で車はすべて出ているとのことで見通しが立っていないとのこと。
しょうがない、待つしかないか〜・・
結局、JAFが来てくれたのは8時に電話したのにお昼頃。
ようやく難を逃れました。
この時に知ったのですが、今の車は四駆でもあまりタイヤをバランス悪く滑らせると自動的にエラーになって二駆になってしまうこと。
どうりで脱出できないわけだ。
いずれにしても人生最大級の危機を体験しました。

やはりこのような時は外に出ないのが一番ですが、遭遇した時は常に冷静で平常心を保つということが求められます。
投資家の恐怖心理を表すVIX指数というのがあるのですが、私の場合は冷静でいたつもりでも、このVIX指数はピークまで上がっていたと思われます。
とっさの判断で救われる、というケースもありますが今回は逆でした。
次々と判断ミスが起きて、このような結果になってしまいました。←結果的にはですが・・
事故はそういう積み重ねで起こるのでしょう。
知人もかなり大変だったと思います。
もう二度と遭遇したくはありませんが、今となっては良い経験ができたと思っています。
明日は、知人の役場の上司にお礼を言いに行ってきます。

<私の車を救出後、知人の車も救出。大型除雪車、頼もしい>


<家の前でスタック>




<2時間かけて除雪完了>


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