もりのぼたもち

釣り、健康ランニングとお城巡りを楽しむアラ還おじさんです。
何事にもドンマイ!の気持ちであちこち出かけています。

復興支援ボランティアの旅 9/15~9/18  その3 大船渡・陸前高田・南三陸・仙台

2012年09月21日 | 旅行

9/17は、昨日の大槌町でのボランティア作業の後遺症である筋肉痛が少々出ております。

今日の予定は、まず大船渡で震災の語り部さんと一緒に陸前高田まで廻るコースとなっています。

朝一に給油を済まし、大船渡へ向かいます。

途中で見かける小さな漁村も壊滅的な被害がありました。

ついつい大きな被害地に目が行きがちですが、海沿いは例外なく甚大な被害が出ています。

大船渡市内に入り待ち合わせ場所で語り部さんを待ちます。

そして、到着されました。

今回お世話になる語り部さんは、とてもバイタリティあふれるおばさんの「佐々木さん」です。

現在は、一人暮らしをされていますが、民生委員など地域の中で忙しく元気に活動をされている方です。

それでは、佐々木さんも同乗されて案内開始です。

浸水地域や港付近を廻ります。

その中で訪れたのが、東北を代表する銘菓「かもめの玉子」でおなじみのさいとう製菓さん。

本社が壊滅です。

ちなみに屋上に表示されている青い看板は、津波の高さです。

8.5mと書かれています。

大津波に襲われて、社屋が全壊。

それでも、創業者の斎藤俊雄さんの銅像はがんばって残っていました。

と言うことで、今回もおみやげに買って帰りました。

とても美味しいです。

それから、大船渡の駅跡に立ち寄りましたが、線路もホームもありません。

草だけが伸びていました。

しかし、駅前の駐車場だったところには、客待ちのタクシーが一台。

もちろん乗降客は、いるわけがありませんが、寂しくお客さんを待っておられます。

その後、隣町の陸前高田へと向かいます。

この街は、全国的に有名になりましたが、被害は甚大過ぎます。

そんな中、奇跡の一本松として注目が集まっていた松を見に行こうとなりましたが・・・。

私たちが行った数日前に切り倒されてしまいました。

そのため、こんな状態に・・・。

切り株だけです。

周りを見渡しても荒涼としていました。

遠くに建つホテル跡は、昔ですが地元出身の歌手「千昌夫さん」が建てられたホテルらしいです。

その後、陸前高田の市内を廻りますが、市内と言ってもほとんど何も残っていません。

その中であるのが、公共施設的な建物です。

市役所。全壊です。

隣にあったスーパーマイヤさんの屋上にたくさん避難されていました。

市民体育館です。全壊です。

ここに多くの人が避難をされてきていましたが、助かったのは天井の梁につかまった数名だけとのことでした。

凄まじい高さです。

この隣には図書館がありました。

そこで亡くなられたお母さん宛てに、二人の娘さんから手紙と言うか壁にメッセージが残されています。

一人の方のメッセージ(上に書かれているもの)を紹介します。

「いつも本当にありがとう。夢に出てきてくれて嬉しいよ。いつも笑顔でやさしくてお母さんはステキ。体育館が壊されてもこの場所のことは絶対忘れないからね。本当にありがとう、大好きなお母さん。天国で私たち家族を見守っててね。これからもがんばるからね。」

亡くなった母への思いと感謝が込められたメッセージです。

この壁は、保存する方向で検討がされているとのことです。

外には、まだ車の残骸がたくさん。

辛く悲しい光景ばかりが広がっていました。

それでも、「マスカットサイダー」で有名な神田葡萄園さんは、がんばり中でした。

それとこの中学校は、サッカーボールがはるか太平洋を渡ってアメリカへと流れついたと報道されていた中学校跡です。

そして、陸前高田を後にして、語り部佐々木さんから、「せっかく来たのだから、きれいな名勝も見ていって。」と碁石海岸へ案内されました。

波で丸くなった黒い石が見つかるそうです。

ついでにお昼を食べることに。

風光明媚な所にある「岬さん」です。

ここでは、ウニがどっさり入った岬ラーメンを頂きました。

もちろん美味しゅうございました。

周辺散策。

イイ景色です。

岬には灯台が似合います。

海の無い滋賀県民は、太平洋の大海原に感動。

さすが陸中海岸国立公園でした。

佐々木さん、貴重な体験談や案内、ありがとうございました。

お元気でますますのご活躍をお祈りしております。

佐々木さんと別れてから、どんどん南下していきます。

そして、宮城県に入り南三陸町へと立ち寄りました。

この小さな町も大変な被害に遭遇されています。

そんな南三陸町を有名(イイことでは無いので、違和感がありますが。)にしたのが、この防災対策庁舎。

町の若い女性職員の方が、防災無線を通じて最後の最後まで避難放送をされていたところです。

あまりにも悲しい出来事です。

今回訪ねた陸前高田や南三陸町は、あまりにも辛くて悲惨な出来事が多く、それがマスコミを通じて遠く離れた私たちにも伝えられてきていました。

そのため、その場所を実際に目の当たりにすると、色々な感情が込みあげてきます。

ちょっとしんみり気分になってしまいましたが、目指すは仙台です。

仙台と言えば牛タン。

それを楽しみに車を走らせます。

東北最後のお宿は、仙台駅にも近い「JALシティ仙台」

チェックインを済まして、仙台の街へと繰り出します。

牛タンのお店は数多くあり、どこがどうなのか分からないため、有名人気店を選択。

今回は、「利久さん」となりました。

人気店のため、待つこと20分。

まずは、乾杯です。毎日このパターンですが・・・。

そして、牛タンはと言うと、「極牛タン定食」を注文。

肉厚やわらかジューシーの牛タン、テールスープ、牛タン煮込み、麦ごはん、とろろです。

お味は、大変美味しゅうございます。

名物牛タンを堪能した後は、まださんまの塩焼きを食っていないので、炙り焼きのお店へと移動。

洒落た個室がたくさんある「寧々屋さん」

さきほど牛タン定食を美味しく頂いたのですが、まずは乾杯。

そして、あれよあれよと三陸の美味しいものを食べまくり。

最後に、サンマの塩焼きを頂いて終了。

満足、満腹の仙台の夜でした。

明日は、いよいよ最終日となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする