DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

最近の何かモヤモヤしたもの

2013-05-19 09:46:25 | ButsuButsu


指導者の資質というのは何だろう。

私はPrincipleだと思う。

原則というべきか。

言論は自由であり、意見は多様であってもよいと思う。

しかし、指導者となる人は、原則は守るべきだ。

そうしないと、後に続く人が困ってしまう。

何でも言ってもよいものではなく、ましてや個人の利得で国民を先導するものであってはいけない。

今、憲法改正がかしましい。

確かに、間尺に合わなくなって来ているところもあるだろう。

しかし、だからと言って、拙速はいけない。

広き門を求めるのではなく、狭き門から入りたいものである。

正しい主張は意を尽くせば受け入れられるし、胡散臭い主張はメッキがはげれば衰退する。

極めて論理的ではないのか。
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5月18日(土)のつぶやき

2013-05-19 05:12:34 | 物語
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粋な恰好

2013-05-18 16:33:52 | ButsuButsu


ニューオリンズの水族館で、潜水服を見つけた。

これを身につければ、圧力を気にしないでそのままで水中に潜れる。

こんなセンス服を着て、琵琶湖で一番深い場所まで潜りたいと思って、はっけん号のウィンチの高さを決めた。

まだ一度も試みていないが、もし誰かが潜るとすれば、私が最初の人になりたいと思う。

少し不格好だけれども、気にすることはない。

琵琶湖の深い場所で、気を配らなければならない人物はいない。

ビワマスとイサザとヨコエビくらいかな。

希望を持って待つことにしよう。
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5月17日(金)のつぶやき

2013-05-18 05:06:04 | 物語
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飛行機事故

2013-05-17 20:28:25 | ButsuButsu
ネパールの山奥ジョムソンの飛行場で事故があったと、ニュースが伝えている。

そう言えば、1994年12月にこの地を訪れたことがあった。

デジタル化した写真をゴソゴソして探し出した。



ここは谷間の風が強く、普段でも危険な場所だ。

おまけに滑走路も長くない。

よく事故が起こる危険な飛行場らしい。

狭い山肌に村が広がる。

町外れは崖になっており、飛行機のための長い距離は取れない。

思えば、こんなところに20年前に来たのだ。

私がついた日も風が強かった。

日本人によって植林されたというリンゴの枝が、寒そうに震えていた。

ヒマラヤを飛ぶ飛行機は危険が多い。

それでも多くの人がこの地にやってくる。

それだけ魅力的なのだ。



シャングリラという本も、飛行機のトラブルから始まっていた。

桃源郷と地獄とは背中合わせなのか。

いや、誰も近寄らないから桃源郷が保たれるのだ。

逆に言えば、人が多い所に桃源郷はないのかもしれない。

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5月の風

2013-05-17 09:59:00 | ButsuButsu


5月の風は、心を楽しくする。

晴れた日は、もっと気持ちがいい。

山々は新緑にかわり、少しずつ日も延びてくる。

すべてが新しくなる季節だ。

何か良いことが起こりそうな気がする。



最近、嫌なニュースが多い。

皆が、大きな力で流されていく。

この巨大な力は、もとは人間が作り出したものだ。

私たちはどこに流されていくのだろう。

5月の風は、そんな不安を消してくれる。



都会のオフィスで議論に明け暮れる人も

田舎の山肌を黙々と耕す人も

同じ人間には変わりがない。

なのに、声高に語る人が勢いを持ち

寡黙な人は、後れを取る。



巨大な人生ゲームの中で

勝つ人がいて、負ける人がいる。

4000年も前から 人間は繰り返してきた。

これからもそうなのだろう。

自然は時々、そんな人間に心地よい風を分けてくれる。
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5月16日(木)のつぶやき

2013-05-17 05:12:24 | 物語
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冬の環流

2013-05-16 22:50:15 | ButsuButsu


琵琶湖の環流は世界一美しい。

それは夏の環流のことだ。

しかし、10年ほど前に、冬の環流の存在が報告された。

その後、喧々諤々とした議論となり、冬の環流は安定しないことが指摘された。

ところが、2012年冬の2月から3月にかけて、ほぼ1ヶ月にわたって冬の環流が観測された。

思わぬ発見だ。

冬の環流は、夏の環流とは異なって時計回りであることが特徴だ。

しかも湖全体が回転する。

秋から冬にかけて、反時計回りから時計回りになる場合も観測された。

自然とは面白いものである。

さて、冬の環流は大きな意味を持っている。

夏の環流は水の上下循環を抑制するが、冬の環流は上下混合を加速するからである。

すばらしい観測結果といえる。



三上山も微笑んでいる。

万歳!
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カンボジア

2013-05-16 18:18:31 | ButsuButsu


2006年2月にカンボジアへ出かけた。

メコン川とトンレサップ湖の調査が目的だった。

生暖かい風が河畔を渡るメコン川の夕景は、独特の情感がある。

この河は、奥深いヒマラヤの麓から延々と流れてくる、国際河川である。

雨季には増水し、トンレサップ湖に逆流する。

牛の胃袋のようなものだ。

その面積は16000平方キロメートルと、国土の10%近くまで膨らむ。

乾季には、その6分の1の大きさに縮小する。

2月は乾季だ。

船でトンレサップ湖を移動した。

住む人々の家も、店も、学校も、船の上だ。



水はひどく濁っていて、全く底が見えない。

それどころか、コップに入れた水が一時間たっても澄まない。

コップの向こうが見えないのだ。

細かな粒子が浮遊し、沈降さえしない。

環境省の現地オフィスを訪ねた。

漁獲ネットの模型が飾ってあった。

琵琶湖のエリとよく似ている。



こうしてみると、共有する文化があるのだな、と改めて認識させられる。

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5月15日(水)のつぶやき

2013-05-16 05:08:00 | 物語
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商人

2013-05-16 00:08:18 | ButsuButsu


紀元前1600-1000年に、中国に商という国があったという。

殷とも言う(史記)。

この国の人は、交易に優れていたらしい。

そこで人々は彼らのことを商人と呼んだ(晏子)。

Aというエネルギー体に、Bというエネルギーを加えて、Cというエネルギー体を作る。

このときの差額分を、生産といい、生産したものに付加価値が生じる。

交易でも同じことがいえる。

Aという物を、Bという輸送のエネルギーを加えて、Cという物として売る。

それが実体と言うものだ。

相場という世界も、実体が伴って初めて価値を生み出す。

生産をもたない経済は、必ず崩壊する。

過去の歴史がそれを物語っている。

人間の歴史は、そうした生産を生み出すために、自然から資源を搾取してきた。

だから資源が枯渇したときが、人間の歴史が終わるときでもある。

少なくとも、地球という有限の資源ではそうだ。

あとは地球外のエネルギーを使うか、とことん効率を上げて地球の資源を食いつぶすかだ。

きっと両方が必要なのだろう。

多くの国が北極の開発に血眼をあげているのを見ると、悲しい気分になるのは私だけなのだろうか。

足るを知る、ということを実践したのは、紀元前500年位前にいた老子であった。

当時、今と同じような簒奪の世界が中国にはあったのだろう。

願わくば、中国人民にそのことを思い出して欲しい。

そうしないと、あの国の為政者は、多くの人民を養うために世界の資源を食いつぶしてしまうだろう。

今必要なのは、人類生存のための哲学なのではないだろうか。
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風が吹くと桶屋がもうかる

2013-05-15 18:17:59 | ButsuButsu


びわ湖が縮むと湖底から濁りが湧き出す、と仮定して計算した図である。

結構よく対応しているような気がする。

相関係数が0.81である。

ここで、濁りは直接計測機器で計った数値である。

一方、縮み速度はGPSデータから計算した。

違う方法で計測した値が、これくらいの相関で一致するのはなんとなく愉快だ。

昔、びわ湖湖底付近のリン酸態リン総量の変動成分と積雪水量(雪の量を見ずに換算した量)と比較したことがある。



積雪水量が高くなると、リン酸態リン総量の変動成分(つまり短期的な変化量)が小さくなる。

完全に逆比例する。

つまり、雪がたくさん降ると、湖底からのリン溶出量が小さくなるのだ。

これは、酸素の多い冷たい水の層が湖底を覆うので、リンが溶出しにくくなると説明した記憶がある。

これも、リンと雪という全く異なった計測値の比較だった。

どちらも統計の議論なので、本当にそうかどうかは別に検証が必要である。

風が吹くと桶屋がもうかる、的な話かもしれないからだ。

しかし、議論を展開するうえでは、非常に役に立つ情報だ。

相関図から謎解きをすることは、人間模様から真犯人を見つけだすことによく似ている。

私は、このような推論がとても好きだ。
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5月14日(火)のつぶやき

2013-05-15 05:04:12 | 物語
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ガスの噴出

2013-05-14 23:44:29 | 物語


この図は、びわ湖における計量魚探の出力だ。

撮影は201年10月だ。

水深101.4mの深さで、大量のガスが噴出している。

斜めに線が入っているのがガスが上昇している軌跡だ。

最近、この量が増えている。

通常、泥の中の酸素がなくなると、含まれている有機物がメタン発酵して、メタンガスが出てくる。

沼地などでは、ブクブク出てくる気泡がそうだ。

ところが、びわ湖の最深部では事情が違うようだ。

きちんと調べる必要がある。

そう思っているのだが、予算がつかない。

このために作ったはずのはっけん号が使えないし、お金もない。

何とかしたいのだが、困ったことだ。

もう一度、一からシステムの組みなおしが必要だ。

負けずにがんばる!
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奥津島

2013-05-14 17:52:17 | ButsuButsu


びわ湖で最も大きな湖が、沖島である。

一周6.8kmほどの島に約450人が住んでいる。

おもな産業は漁業である。

昔は、奥津島と呼ばれていたらしい。

柿本人麻呂が万葉集の中で、

”淡海のうみ 奥津島山 おくまけて 我が想う妹の ことしげけく”

と詠んでいるように、古くからその存在が知られていたようだ。

本格的に人が住むようになったのは、保元・平治の乱(1156~1159)以降であると言われている。

この乱で落ち武者となった源氏の武将7人が山裾を切り開き、漁業を生業としここに居住したことが始めだそうだ。

この写真は、出水時に飛行機から撮影した沖島の全景である。

向こう側が北で、南から映している。

ずいぶん昔の写真(おそらく1970年代)なので、変色しているのはご容赦願いたい。

あきらかに、水が南から北に向かって流れているのがわかる。

これには理由がある。

地球の自転の影響だ。

このことは、12世紀のころから、いや琵琶湖がこの地に形成されてから少しも変わっていない。

このように、特別に撮影された写真から貴重なことを学習することができる。

そんな資料やデータをきちんと保管する仕組みがないのも困ったことだ。

びわ湖トラストでそのことを話したら、ぜひ保管しようということになった。

できる範囲で、手持ちの資料を画像化して、見てもらおうと思っている。
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