日曜日、BEGINのライブ前に映画を2本観ました。午前中に伏見ミリオン座で、まずは1本観ました。
観た映画は、「ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ」です。この映画は、グアンタナモ収容所に
収監された無実の息子を救おうとするドイツの母の実話を映画化したものなので、事実に基づいているので観ることに。
重いテーマの映画のはずなんだが、予告を観るとなんか結構コメディタッチなのも興味を惹かれる。
事実に基づいているのだから、テーマ的に重苦しい感じになるのが普通なんですけどね。
内容は、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロの1カ月後。ドイツのブレーメンに暮らす
トルコ移民クルナス一家の長男ムラートは、旅先のパキスタンでタリバンの嫌疑をかけられ、
キューバのグアンタナモ湾にある米軍基地の収容所に収監されてしまう。母ラビエは息子を
取り戻そうと奔走するが警察も行政も動いてくれず、わらにもすがる思いで、電話帳で見つけた
人権派弁護士ベルンハルト・ドッケに助けを求める。やがてラビエはドッケからのアドバイスで、
アメリカ合衆国最高裁判所でブッシュ大統領を相手に訴訟を起こすことを決意する。
主人公の家族がドイツに住んでいるも、トルコ人の移民というところで、ドツツ、アメリカにトルコも加わって、
責任のたらいまわし等もあって、なかなか何処を頼っていいかわからないところもあったりと、
この辺が難しいところなんでしょうね。こういう問題は。息子を取り戻すためにかかった月日を考えると思やられる。
主人公は、肝っ玉母さんであったようだが、それでも家族間に不調和が起きたり、体調を崩し気力がなくなったりした。
あと思ったのは、この家族は比較的金銭的には恵まれた家族で会ったので、弁護士に頼むこともできただろうが、
これが貧しい家族であったら、弁護士頼むこともできずに泣き寝入りになるのはと思ったりした。
それにしても宗教や政治が絡むと、人権なんていとも簡単に踏みにじられてしまうし、
救い出すのも一筋縄ではいかないことがわかる。
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