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コマキノスミレ

 スミレ科の花は上弁2枚、側弁2枚、唇弁1枚の5枚からなり唇弁の後方には蜜が入る距がひとつある。写真はノジスミレの“多距型奇形”で距が3つあるのが見える。これは側弁や上弁が唇弁化して出現するもので花は閉じたままで終わる。八王子市裏高尾町駒木野で初めて発見されたことから「コマキノスミレ(駒木野菫)」の俗称(正式名ではない)が付けられている。多距型はノジスミレだけでなくタチツボスミレやエイザンスミレなどでも見られるようだ。ちなみに牧野富太郎博士の名に因んで付けられたマキノスミレ(牧野菫)とは字が違う。コマキノスミレはスミレ科スミレ属の多年草。
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シロイヌナズナ

 中央大学多摩キャンパス付近の道端で見られる「シロイヌナズナ(白犬薺)」。アブラナ科シロイヌナズナ属の一年草もしくは越年草でユーラシア大陸~北アフリカ大陸原産の帰化植物。草丈は10~20センチで花径はわずか2~3ミリ。果実は長さ1.5センチほどの棒状になる。
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イワヘゴ・1~高尾山1号路

 オシダ科オシダ属の「イワヘゴ(岩へご※)」。低山の林縁や林床に生育する常緑性シダ植物で葉柄は50~80センチになり線形の羽片を密に付ける。葉柄下部の鱗片は披針形で黒褐色。これは高尾山“1号路”のものでブログ読者の方からの情報で見ることができた。常緑ではあるが今の時期は葉が欠けているので夏の盛期に大きな全体の姿をもう一度観察しよう。
 ※“へご”の漢字は、木へんに沙と木へんに羅。
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