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アカネスミレ・1~東中野公園

 東中野公園の遊歩道脇に咲く「アカネスミレ(茜菫)」。スミレ科スミレ多年草で北海道から九州まで広く分布している。名前の通り茜色の花が目を引く。側弁の基部、萼片、花柄など全体的に毛が多い。葉は長三角形になりここにも微毛が生えている。
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アリアケスミレ・1~中央大学

 中央大学多摩キャンパス付近の休耕田に咲いた「アリアケスミレ(有明菫)」。スミレ科スミレ属の多年草で花色が変化に富むことから有明の空に見立てて名付けられている。
 さて中央大学と言えばやはり看板は法学部。私が受験生の頃は『早稲田の政経』『慶応の経済』と並び『中央の法科』と言われて一目も二目も置かれていた。かつては司法試験合格者数で東京大学や早稲田大学を抑えて1位になったこともある。
 中央大学の歴史を紐解けば1885年(明治18年)に都心の神田錦町に英吉利法律学校として開校。東京法学院大学への改称を経て1905年(明治38年)に現大学名となった。東京のど真ん中なので“中央”の名に相応しい。
 1960年(昭和35年)に由木村校地(現在の八王子市)の購入を開始しその後1977年(昭和52年)に多摩キャンパスが完成。法学部は翌年に移転した。当時は都心の大学では学生運動が盛んで講義を行うのもままならずまたベビーブーム世代以降の学生数増加で、多くの大学がキャンパスを郊外に移転していた。八王子市なのに“中央”というのはやや苦しかったが近くに多摩センター駅が出来て辛うじて“中央”の意味が残った。
 しかしその後は大学は増えるものの次第に少子化が進み学生確保が大学経営上の最重要課題となって都心回帰の流れが急速に進んだ。中央大学も多摩キャンパス移転から45年後の2023年に文京区の新キャンパス移転を予定している。
 令和2年度の司法試験合格者を見てみると中央大学(法科大学院)は85名で、東京大学126名、慶應義塾125名、京都大学107人に次いで堂々の第4位に付けている。再来年の都心移転でまた1位復活があるかも知れない。
 箱根駅伝の歴史でも中央大学を忘れてはならない。その出場回数は94回で早稲田大学の90回、日本大学の89回を抑えて最多。総合優勝は早稲田大学の13回、日本大学の12回を上回る14回でこれも最多。平成8年に渡辺康幸擁する早稲田大学を総合力で振り切って総合優勝して以来最近は低迷しているが、今年1月の大会では復路3位と健闘した。私は中央大学OBではないが白地に大きな赤のCマークのユニフォームが復活するのを期待している。
 ちなみに我が家の裏手には広大な東京都立大学(昨年3月まで首都大学東京)キャンパスが拡がっている。都立大は1991年(平成3年)に目黒区から八王子市南大沢に移転したが、目黒区の跡地は既に“めぐろ区民キャンパス公園”となっていて残念ながら都心回帰する場所は無い。東急東横線の“都立大学駅”がその名残りとなっているだけである。
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イワヘゴ・2~ソーラス

 高尾山“1号路”に生育する「イワヘゴ(岩へご※)」。オシダ科オシダ属の常緑性シダ植物で写真は羽片裏面のソーラスの様子。胞子嚢群は羽片の中肋寄りに全面に散在している。ちなみにヘゴの名が付くがヘゴ科ではなく岩に付いているようなシダでもない。この界隈で見られるシダの中では大型の部類に入るが、以前、沖縄で見たヘゴ科のヒカゲヘゴは高さ5~6メートルもあった。
 さて新型コロナ感染対策では現在医療従事者へのワクチン接種が行われているが、それと並行して東京都では今週から65歳以上の高齢者が最も多い世田谷区と八王子市にワクチン配布を始めた。来週は足立区・練馬区・町田市・調布市など10の区と市に、再来週は新宿区・品川区・立川市・日野市など10の区と市に配布される。
 八王子市在住の高齢者は約16万人で今日から高齢者向けワクチン接種の予約受付が始まった。私もその対象であり今朝予約手続きを終えたが、市によると電話予約は90分で、インターネット予約ではわずか20分で予定枠の1,900人が埋まってしまったと言う。ちなみに八王子市の人口は約56万人で65歳以上の高齢者の割合は約28%になる。
 ※“へご”の漢字は、木へんに沙と木へんに羅。
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