上柚木公園“多目的広場”付近の遊歩道脇に生えている「ウリカエデ(瓜楓)」。ムクロジ科(←カエデ科)カエデ属の落葉小高木で早春に目立たない花を咲かせる。先日観察した花には雌蕊の柱頭の基部に翼果の赤ちゃんのようなものが見えたが、改めて見に来るとそれがはっきりとわかる姿に成長していた。2裂した柱頭の下の翼は全長6~7ミリ。このあと全長4~5センチ(分果はその半分)まで成長するので引き続き観察しよう。
我が家から150メートルほどのアパート前に群生している「ヒメスミレ(姫菫)」。スミレ科スミレ属の多年草でスミレに似た濃紫色でスミレより小型の花を咲かせる。スミレと同じように人家周辺に生育しアスファルトの隙間など陽当たりの良い場所は好みのようだ。
この界隈では道端で良く見掛ける「スミレ(菫)」。私が以前名付けた“すみれ交差点”は年々株数が減っていて残念に思っていたが、数メートル先の中央分離帯に移動して新しく群生を作っていた。すぐ横をビュンビュン車が通るが涼しい顔で風に揺られている。スミレはスミレ科スミレ属の多年草。