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ブナ・2~若葉

 高尾山の登山道で見られる「ブナ(ぶな※)」。ブナ科ブナ属の落葉高木で冬に独特な枝振りを見せていたが、春になりあっという間に若葉が展開してきた。ブナの葉はイヌブナより少し小さく葉脈数はイヌブナが10~15対あるのに対してブナは7~11対になる。写真は若葉の裏面だが細かい毛は葉の生長に伴って落ちていく。
 ※“ぶな”の漢字は木へんに無。
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イヌブナ・2~若葉

 ブナ科ブナ属の「イヌブナ(犬ぶな※)」。岩手県以南の山地に生育する落葉高木でブナよりも材質が劣るために名付けられている。写真は若葉の裏面を撮ったもの。中央の葉脈に沿って白い毛が密生しており、葉が生長しても長く落ちずに残ることがブナと異なる。これは高尾山ケーブルカー高尾山駅の“駅前ブナ”の隣に生えている“駅前イヌブナ”。
 ※“ぶな”の漢字は木へんに無。
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ヤマシャクヤク・1~開花

 今日から3回目の緊急事態宣言。専門家によると東京都の1日の感染者数が今後2,000人を超えるのは十分にあり得るとしている。明日からはジムも休館になるので、ゴールデンウィークは自宅周辺でeバイクを漕いで筋力維持に努めよう。去年の今頃のように街から人がいなくなれば、感染者数は自ずと減少するはず。
 写真は高尾山系で稀に存在する「ヤマシャクヤク(山芍薬)」。ボタン科ボタン属の多年草で草丈は40~50センチになる。花期は4~6月で茎の先端に直径5~6センチの大型の花を1個上向きに咲かせる。緑色の3本の雌蕊の周りに黄色い葯の雄蕊が多数ある。シャクヤクに似て山地に生育することから名付けられており、花は3~4日で終わるので開花時に訪れるタイミングが難しい。以前、東京薬科大学“自然観察路”で一度だけ見たことがあった。
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