元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
クロウメモドキ・4~果実2
高尾山の登山道脇に生育している「クロウメモドキ(黒梅擬)」。クロウメモドキ科クロウメモドキ属の落葉低木で北海道~九州の山地に分布している。東京都レッドデータブックによれば『西多摩・南多摩では丘陵地の林縁や露岩地に稀に生育するが特に丘陵での減少が著しい 区部・北多摩では過去の生育情報があるが現状は不明』との記載がある。この株は極めて貴重な存在のようだ。雌雄異株で5月頃に葉腋に緑色の目立たない花を咲かせ果実は秋に黒く熟す。
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スッポンタケ
長沼公園“栃本尾根”の竹林に生えている「スッポンタケ(鼈茸)」。スッポンタケ科スッポンタケ属のキノコで梅雨~秋に竹林などに発生する。長さ10~15センチで先端に暗紫色の網目状の隆起があり悪臭を放つ。この臭いでハエなどを誘引し胞子を運ばせる。キノコ本体は一日で消滅する。中華料理では白い柄の部分や幼菌を食用に利用するらしい。
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タウコギ・3~果実
神明谷戸では稲刈りがすっかり終わり、刈り取られた株からいくつも“ひつじ※”が伸び始めている。この状態を“ひつじ田※”と呼び俳句では秋の季語になる。その横で刈り取られずしぶとく残っていた「タウコギ(田五加木)」。キク科センダングサ属の一年草で日本全土の湿地や水田で見られる。果実は扁平な楕円形で長さは1センチほど。先端には2本の棘がある。
※ひつじの漢字はのぎへんに魯
※ひつじの漢字はのぎへんに魯
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