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カガリビバナ・3~開花

 サクラソウ科シクラメン属の「カガリビバナ(篝火花)」。地中海地方原産の多年草で一般的には「シクラメン(cyclamen)」と呼ばれている。日本には明治時代に伝わり品種改良によって多くの花色や八重咲きなどがある。花期は11〜12月で5枚の花弁は開花時に180度反転して花自体は下向きになっている。これは原産地では花期の冬に雨が多く花粉が流れ落ちるのを防いでいる。写真は"原種シクラメン”の「ヘデリフォリウム(hederifolium)」で品種改良されていない野生種のシクラメンになる。シクラメンの名前はギリシャ語のキクロス(kyklos)に由来し"旋回”や"螺旋”という意味になる。原種シクラメンは受粉すると花柄がクルクルとゼンマイのように巻く
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シモバシラ・8~果実2

 シソ科シモバシラ属の「シモバシラ(霜柱)」。関東地方~九州の山野に分布する多年草で9~10月に茎の上部の葉腋から総状花序を出し片側に白い花を多数咲かせる。真冬に枯れた茎に地中から押し上げられた水分が凍る様子を“霜柱”に喩えて名付けられている。果実は褐色の4分果で直径は2ミリほど。表面には網目模様がある。
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