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キッコウハグマ・18~開花

 キク科モミジハグマ属の「キッコウハグマ(亀甲白熊)」。本州~九州の山地に分布する多年草で草丈は10~30センチ。花期は9~11月だが初秋の頃は閉鎖花ばかりで開放花は晩秋になってからチラホラと咲き始める。開放花は直径8~9ミリで3つの小花から成る。咲き初めは雄性期で紅色の5本の雄蕊が束になった集葯雄蕊(しゅうやくゆうずい)となり、その先端からオレンジ色の花粉を出す。これは高尾山登山道脇のもの。
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シロヨメナ・3~長池公園

 長池公園の遊歩道脇に咲いている「シロヨメナ(白嫁菜)」。キク科シオン属の多年草で“嫁菜”の名が付くがヨメナ属のヨメナやカントウヨメナとは違う仲間。頭花はノコンギクより小振り。葉脈はノコンギクが羽状脈の傾向が強いがシロヨメナは3行脈の傾向が強い。葉を触ってみるとノコンギクはゴワゴワしているがシロヨメナはさらっとしている。
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アイナエ・5~果実

 中山地区の農道で見られる「アイナエ(藍苗)」。マチン科アイナエ属の一年草で草丈は5センチほど。8~10月に直径2~3ミリの小さな花を咲かせる。果実は蒴果で長さは2ミリほど。深く裂けた萼片が残っており雌蕊の2本の花柱が先端で合着しているのがわかる。
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