元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
カワラノギク・7~満開
多摩川“羽村堰”付近の河川敷に生育している「カワラノギク(河原野菊)」。キク科シオン属の一稔性二年草で関東地方の相模川や鬼怒川など一部水系の砂礫地に分布している。1週間前はまだ咲き初めで蕾が多かったが、この日は久し振りに朝から晴れ上がり絶好のサイクリング日和になったので、思い切ってペダルを漕いだ。予想通り自生地では満開の株があちこちに見られて大満足。片道21キロの疲れも吹き飛ぶ。ここからわずか200メートル先の河原で7月に絶滅危惧種のカワラニガナを見ていたので、もしかしたらそこでもカワラノギクが見られないかと思い、そこに移動してしばらく探索したがコセンダングサやムラサキエノコロが蔓延っていて肝心のカワラノギクは見つからなかった。
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クコ・3~東京都立大学
東京都立大学南側の道路脇のツツジの植栽の中から生えている「クコ(枸杞)」。ナス科クコ属の落葉低木で東アジア原産。葉や果実や根は漢方薬になる有用な植物で古くに中国から伝わり日本中に拡がった。当地では鑓水の新興住宅地付近の野原に野生化しているがここで見たのは初めて。おそらく野鳥が果実を食べてここに種子が散布されたのだろう。来年ここでまた見られるか観察を続けよう。
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ツルギキョウ・12~蛇滝道
高尾山“蛇滝道”で見られる「ツルギキョウ(蔓桔梗)」。キキョウ科ツルニンジン属(ツルギキョウ属)のつる性多年草で関東地方以西の山地に分布している。初秋に直径1.5センチほどの釣鐘状の花を咲かせる。同属のツルニンジンやバアソブが蒴果になるのに対して本種は液果になる。果実は直径1センチほどで晩秋に赤紫色に熟し中には多数の種子がある。
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