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アカシデ・5~松木日向緑地2

 カバノキ科クマシデ属の「アカシデ(赤四手・赤垂・赤幣)」。北海道~九州の低山の雑木林などに自生する落葉高木で新芽や花穂が赤くなりまた鮮やかに紅葉することから名付けられている。多摩丘陵ではブナ科のクヌギやコナラなどとともにカバノキ科の本種やイヌシデが多く見られる。カエデ類の紅葉は見事だがコナラやアカシデの紅葉も美しい。これは松木日向緑地の林縁のもの。
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ツクバトリカブト・3~果実

 小山内裏公園の林内で見られる「ツクバトリカブト(筑波鳥兜)」。キンポウゲ科トリカブト属の多年草で筑波山で最初に発見されたのでその名がある。ヤマトリカブトに似ているがヤマトリカブトの葉は3~5中裂し切れ込みが浅いのに対して本種は3全裂する。雌蕊の心皮は3室あり果実は3つの袋果になる。
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イトラッキョウ

 ネギ科(←ユリ科)ネギ属の「イトラッキョウ(糸辣韭)」。長崎県平戸だけに分布する固有種でラッキョウの葉よりさらに細く草丈も低い。この変種のキイトラッキョウ(紀伊糸辣韭)は和歌山県や岐阜県などごく一部に分布している。当地では自生は無くこれは東京薬科大学薬草園のもの。
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