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マタタビ・7~果実2

 奥高尾“高尾林道”の林縁に蔓を伸ばしている「マタタビ(木天蓼)」。マタタビ科マタタビ属のつる性落葉木本で雌雄異株。6~7月に直径2センチほどの白い5弁花を咲かせ果実は秋に稔る。マタタビの果実は虫えい(虫こぶ)になることが多いが運良く今年2回目の果実を見ることができた。林道から斜面を見上げたところに数個の果実が稔っている。そこで斜面を2メートルほどよじ登ってツルを引っ張り果実を正面から見るとそこには何やら動物キャラクターの顔があった。果実は長さ3センチほどの液果で熟すと黄色くなる。生食すると苦味が強いようだが果実酒や塩漬けなどに利用できるようだ。できれば熟した果実を味見してみたい。
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サラシマショウマ・3~霧降の道

 長沼公園“霧降の道”で群生している「サラシナショウマ(晒菜升麻)」。キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草で草丈は1~1.5メートル。9~11月に試験管ブラシのような長さ15~20センチの総状花序を出し小花を密生させる。サラシナショウマには両性花と雄花があり、両性花の花序は茎の先端に付くことが多く側花序には雄花が多い。“さらしな”は“更科蕎麦”を思い浮かべるが、本種はその若菜を水に晒して食用にしたことから名付けられている。ちなみに“升麻”は本種や同属植物の根茎を乾燥させた生薬で解熱や解毒などの薬効があるようだ。
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