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ヒマラヤスギ・16~雌花序4

 マツ科ヒマラヤスギ属の「ヒマラヤスギ(喜馬拉耶杉)」。ヒマラヤ山脈原産の常緑高木で日本には明治時代に渡来した。雌雄同株で10~11月に雄花序と雌花序を付ける。株によっては雄花序が目立つ樹と雄花序が全く見当たらない樹があるので雌雄異株のようにも思えるが、樹齢30年を超えないと雌花を咲かせないようだ。雄花序は長さ5~6センチで枝に多数付くので開花に気付くが、雌花序は長さ5~6ミリで数が少なく葉に隠れており、更に雌花序の多くは高い枝に付くのでなかなか見つからない。一昨年の秋に初めてこの雌花序を見つけたが、それ以降、この時期になるとつい探してしまう。雌花序は受粉しても途中で枯死してしまうことが多く、低い枝で雌花序を見つけてもその成長を観察し続けるのは難しい。
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イワガネゼンマイ・3~ソーラス

 奥高尾“大平林道”の崖に生えている「イワガネゼンマイ(岩ヶ根薇)」。イノモトソウ科(←ホウライシダ科)イワガネゼンマイ属のシダ植物で北海道~九州の山地のやや湿った場所に分布している。葉身は70~80センチで羽片は10~20センチ。葉脈は網目にならず鋸歯まで届きそれに沿ってソーラスが付いている。同属のイワガネソウの葉脈は網目状になる
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