児童文学同人「ふろむ」のメンバーが共作で出している「おはなしトランク」というシリーズの二冊目です。
文章だけでなく、表紙、扉絵、もくじ絵、本文挿絵も、同人が手分けして担当しています。
「おもちゃがいっぱい」という共通テーマで、十人の同人が一作ずつ掲載しています。
こういった同人誌が母体になって出版する試みは、皿海達哉の同人「牛」が「プールのジョン」などの本を出していますが、エンターテインメント以外の商業出版がだんだん難しくなっている現状での新しい試みとして、各同人誌が検討してもいいかもしれません。
「おはなしトランク」の最初の本である「キッチンくまかか」は増刷になったとのことですから、ある程度子どもたちに読まれたという手ごたえは得られたのではないでしょうか(一般的に、児童文学の同人誌は子どもの読者にはほとんど読まれないことが多いです)。
ただ、どうも出版に際して書き手側の負担金があったようなので、一種の自費出版であるようです。
機会があれば、各人の印税の設定や発行部数を確認して、この試みの採算性についても検討したいと思います。
もともと同人誌の発行においても自己負担金(例えば1ページ1000円とか)があるので、それと比較してどうかということも考えなければならないでしょう。
また、編集作業の分担が、出版社と同人誌側でどのようになっているかも考慮する必要があります。
もし総合的に書き手にとってメリットがあるのならば、新しい出版の形態として一般化していくかもしれません。
文章だけでなく、表紙、扉絵、もくじ絵、本文挿絵も、同人が手分けして担当しています。
「おもちゃがいっぱい」という共通テーマで、十人の同人が一作ずつ掲載しています。
こういった同人誌が母体になって出版する試みは、皿海達哉の同人「牛」が「プールのジョン」などの本を出していますが、エンターテインメント以外の商業出版がだんだん難しくなっている現状での新しい試みとして、各同人誌が検討してもいいかもしれません。
「おはなしトランク」の最初の本である「キッチンくまかか」は増刷になったとのことですから、ある程度子どもたちに読まれたという手ごたえは得られたのではないでしょうか(一般的に、児童文学の同人誌は子どもの読者にはほとんど読まれないことが多いです)。
ただ、どうも出版に際して書き手側の負担金があったようなので、一種の自費出版であるようです。
機会があれば、各人の印税の設定や発行部数を確認して、この試みの採算性についても検討したいと思います。
もともと同人誌の発行においても自己負担金(例えば1ページ1000円とか)があるので、それと比較してどうかということも考えなければならないでしょう。
また、編集作業の分担が、出版社と同人誌側でどのようになっているかも考慮する必要があります。
もし総合的に書き手にとってメリットがあるのならば、新しい出版の形態として一般化していくかもしれません。
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