ある同人誌の合評会の課題図書の一つとして、この作品が提出されていました。
こういった純粋なエンターテインメント作品を、同人誌の合評に出す作者のモチベーションはどこにあるのか興味を持ちました。
この本の商品性を議論するのであれば、編集者とやれば十分なのではないかと思っていたのですが、この同人誌の参加者がエンターテインメントよりの人が増えているので、今までもお互いにアイデアを出し合っていたようです。
そういった意味では、作者は合評から得る物があるのでしょう。
もっとも、現代の児童文学全体が、「文学」から「エンターテインメント的な読み物」にシフトしているので、この同人誌でもそれが反映されているのだと思われます。
また、この作品はシリーズ物なのだそうで、そういった作品を書くことのポイントはどこにあるのかも関心があったのですが、作者は初めはシリーズで出すつもりはなかったのだが思ったよりも売れたので、編集者からシリーズ化がすすめられたのだそうです。
この発言は現在の児童書の出版状況を率直に反映しているのですが、二作目以降は完全な後付けにすぎないようです。
一年一組シリーズなどを書いた後藤竜二は、「二作目以降はアンサーソングでいいのだ」言っていたそうですが、この作者のような新人はいつも全力で書かなければならないでしょう。
作者はすごいスピードでこのシリーズの新作を出しているようですが、ここらあたりで自分が本当に書きたいものを考えないといけないのかもしれません。
また、この本のような最近の児童文庫作品は、かなり漫画に近接した領域だと思われますが、作者は漫画とは面白さの質が違うので児童読み物ではもっと人間性を描いていきたいのだそうです。
こういった純粋なエンターテインメント作品を、同人誌の合評に出す作者のモチベーションはどこにあるのか興味を持ちました。
この本の商品性を議論するのであれば、編集者とやれば十分なのではないかと思っていたのですが、この同人誌の参加者がエンターテインメントよりの人が増えているので、今までもお互いにアイデアを出し合っていたようです。
そういった意味では、作者は合評から得る物があるのでしょう。
もっとも、現代の児童文学全体が、「文学」から「エンターテインメント的な読み物」にシフトしているので、この同人誌でもそれが反映されているのだと思われます。
また、この作品はシリーズ物なのだそうで、そういった作品を書くことのポイントはどこにあるのかも関心があったのですが、作者は初めはシリーズで出すつもりはなかったのだが思ったよりも売れたので、編集者からシリーズ化がすすめられたのだそうです。
この発言は現在の児童書の出版状況を率直に反映しているのですが、二作目以降は完全な後付けにすぎないようです。
一年一組シリーズなどを書いた後藤竜二は、「二作目以降はアンサーソングでいいのだ」言っていたそうですが、この作者のような新人はいつも全力で書かなければならないでしょう。
作者はすごいスピードでこのシリーズの新作を出しているようですが、ここらあたりで自分が本当に書きたいものを考えないといけないのかもしれません。
また、この本のような最近の児童文庫作品は、かなり漫画に近接した領域だと思われますが、作者は漫画とは面白さの質が違うので児童読み物ではもっと人間性を描いていきたいのだそうです。
スーパーミラクルかくれんぼ!! (集英社みらい文庫) | |
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