原発が停止しているから、燃料輸入費が高騰して貿易収支が大赤字だと言いたいようだが、今朝の東京新聞には「円安」だからだとあった。
2013年の燃料輸入額は約27兆円、2008年が約28兆円だったそうだ。という事は、燃料輸入量が大幅に増えているわけではないようだ。
円安になれば、輸出国である日本は貿易収支が黒字になる筈だったのに・・・
原発停止で電力の供給が不安定になれば、企業は海外に逃げださなければならないと脅していたが、既に国内産業は空洞化していたのだ。
日本企業の設備投資は、年々国内が減少し国外が増加傾向にあり、相次いで海外進出した為に国内の生産拠点を失い、輸出で稼ぐ力が衰えてしまった。これが、貿易収支が悪化していく構図の真相だとも書いてあった。
つまり「原発ゼロ」は、貿易赤字の原因ではないようだ。