あんちゃんの気まぐれ日記2

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説得力に欠ける証人喚問拒否理由

2017年05月27日 | 政治
自民、前川氏の喚問拒否 理由は「民間人だから」加計文書問題

 文部科学省の前川喜平前事務次官が、学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設計画に関し、記録文書の存在を認める会見を行ってから一夜明けた26日、野党4党が前川氏の証人喚問を要求したが、自民党は拒否した。自民党の竹下亘国対委員長は民間人であることを理由に挙げたほか、菅義偉官房長官も異例の個人攻撃。一刻も早い幕引きに躍起になっているかのような前川氏批判が繰り広げられた。

 「総理のご意向」と記された記録文書を巡り、前事務次官の会見の余波は国会に広がった。

 民進党の山井和則国対委員長は竹下氏と国会内で会談し、前川氏の証人喚問を求めた。竹下氏は前川氏が民間人であることに触れ「受け入れられない」と拒否。前川氏が前日会見で「証人喚問があれば行く」と述べており、山井氏は記者会見で「国民は真相を知る権利がある。不誠実な態度は許されない」と批判した。竹下氏は喚問拒否を「必要ないからだ。記録文書が本物かどうかは、政治の本質とは関係ない」と記者団に指摘した。

 国会では今年3月、学校法人「森友学園」(大阪市)の籠池(かごいけ)泰典氏への証人喚問が行われたばかり。過去には証券損失補てん問題で企業のトップ、防衛省装備品納入を巡る汚職問題で前事務次官の証人喚問が実施されており「民間人だから」との理由は説得力に欠ける。自民党内でも「事務方トップのああいう発言にはそれなりの意味がある」(石破茂元幹事長)との指摘も。

 いら立ちを募らせる政権は、前川氏の「証人」としての資質を問う手に出た。菅氏は前川氏が「出会い系バー」に「調査」名目で行ったとした発言を「教育行政の最高責任者として到底考えられない」と指弾。午後の会見でも「ああいう場所に調査に行くだろうか」と畳みかけ、個人攻撃を展開した。

 文書の再調査の意向を尋ねられた松野博一文科相は「ヒアリングを行う必要はない」。山本幸三地方創生担当相も「これ以上やる考えはない」とし、政府は完全な喚問封じシフト。これには「論点を人物評にすり替えているように映る」との声が永田町で上がった。

 民進、共産など野党4党は29日に参院で審議入りする共謀罪法案と絡めて前川氏の証人喚問を実現する戦略を描く。6月18日の会期末まで3週間余り。攻防が激しさを増しそうだ。


 このまま、この問題を揉み消そうと必死なのだろうが、証人喚問拒否理由があまりにも酷過ぎる。

 これは、「総理のご意向」を認めたも同じことではないだろうか?
コメント (2)
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