総務省は22日、参院選の投票率が選挙区で48・80%、比例代表で48・79%だったと発表した。選挙区は前回平成28年の54・70%を5・90ポイント下回り、過去2番目の低さになった。50%を割り込むのは過去最低の44・52%だった7年以来2回目。
選挙当日の有権者数は全国で約1億588万人だった。投票率は46都道府県で前回から低下し、唯一上がった高知も全国最低だった前回から0・82ポイント増にとどまった。最も下がったのは青森で12・37ポイント減。
前回から選挙区が隣接県と統合された鳥取・島根、徳島・高知の4県のうち、高知を除く3県で過去最低の投票率となった。徳島は38・59%で全国最低だった。
今年は春の統一地方選と参院選が12年に1度重なる「亥年選挙」で、地方議員や有権者の「選挙疲れ」が出ると予想されていた。選挙戦を通じて争点が明確にならず、盛り上がりに欠けたとの指摘もあった。
台風5号に伴う大雨も影響したとみられ、福岡、佐賀、長崎、鹿児島で10ポイント以上低下した。期日前投票者数は参院選の過去最多を更新したが、投票日当日が低調だった。
昨日の、テレビ各局の選挙特番を観れば低投票率の原因が一目瞭然である。
各局とも、 選挙期間中は選挙関連のニュースを控えておきながら、「盛り上がりに欠ける」と言わんばかりの放送しかせず、選挙特番では大量の情報を垂れ流して競い合う事に重点を置いている。
投票を促すのが、テレビ・新聞の役割だと思うのだが・・・
低投票率は、組織票のある自民党に有利だと言われていたが、蓋を開ければ10議席を失う惨敗という結果は、「消費税・改憲」は認めないとの判断だろう。
また、低投票率のなか「れいわ新選組」は2議席を確保したが、無党派層の掘り起こしには失敗したのかもしれない。
これが山本代表の考えなんですかね、正直情けない。少なくとも朝日、毎日、東京の各新聞、テレ朝、TBSは自民党に忖度するとは思えません。