日大豊山水泳部 活動日誌

インターハイでの総合優勝を目指して、日々練習に励んでいます。

教えその8 「素直な気持ちをもつ」

2015-04-10 05:19:40 | Weblog

他人の意見を素直に聞く気持ちのない選手は伸びない、ということは何度も言われてきたことです。

問題点を指摘されたときに、それを素直に受け入れる気持ちのない選手はやはり向上しません。

疑問に思うことがあれば質問をすればよいわけで、最初から試すこともしない選手にはアドバイスをしてくれる人もいなくなることでしょう。

改善しようとしてもうまくいかない時、指導者は何度でも粘り強く指導しようという気持ちになりますが、そうでない場合は指導者も人間ですので情熱は徐々に薄らいでしまうものです。

今まで実績を残してきた選手たちは例外なく、素直な選手でした。

よく人の話を聞くという姿勢を持つ選手ばかりでした。

クラブ活動における指導は水泳競技のことのみならず、食生活や休息のとり方などの生活面や人とのかかわり方、学習指導などにも及びます。

指導者は経験に基づいて選手にアドバイスします。

その選手にとって必要なことを伝えているわけで、何も根拠がなく問題を指摘することはありません。

まずは素直にコーチの指摘を受け入れることが大切です。

ただし、何でもすべてコーチの言いなりになるだけの選手はやはり頭打ちになります。

自らの頭で考え、工夫をしようとすることも大切です。

指導者の言うことを素直に聞き入れ、そのうえで自分なりに改善することがさらなる向上につながります。

他人が注意されているときに自分のことだと思って聞いている選手はさらに向上しています。

素直な気持ちは、人の話をよく聞くという姿勢から生まれているようです。

このことは水泳だけにあてはまることではなく、学習にもあてはまることです。

競泳選手として成功を収めている選手はたいてい学習成績も良好です。

学習時間が十分に取れない分、授業で先生の話をよく聞いているのでしょう。

同じクラブ、同じ寮生活、同じ授業を聞いているのにかかわらず、学業成績には大きな差が出ます。

「頭がよい」というのは、人の話をよく聞けるかどうか、ということではないでしょうか。

年齢を重ねれば重ねるほど素直な気持ちは失われていくものです。

私も人の話をよく聞く姿勢を忘れずにいたいと思います。

竹村知洋

 

 

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