事件その2
停電
運転でくたびれて、テレビを観ながらうつらうつらしていたら、
急にプツッとテレビも電気も消えたとです。
階上で、「停電だ―!」と父の声。
ロウソクの出番です。
あれれ~~?ちょっと上にある家は電気がついてるぞ。
うちだけ?うちだけ?
「電圧の強いもの、何も使ってないから、ブレーカーが降りたんじゃないわよね。」と母。
一応確認。
降りてな~い。
電話はつながる。
中部電力に問い合わせると、
「菅平地区の一部地域100戸未満で停電しています。」
「原因は風雨・水害の影響です。」との答え。
父「風雨・水害って言ったって、ここは風も吹いてないし、雨も降ってない!」
「うちのすぐ上は電気がついているのに!」
いやいや、ここじゃなくて、繋がってる線のどこかで影響が出てるってことでしょ。
上の家とは微妙に配線が違うんだろうな。
なんとか納得させられたようだけど、
いやぁ~、父の突っ込みにはぶっ飛んだわ。
復旧時間は9時ごろと言われて、
ちょうど夕食時だったので、そのままロウソクでムーディーにいただきます。
子供の頃はよく停電したなー。
原因と復旧予定時間も分かれば、ちょっと楽しい時間になりましたとさ。
そうは言っても、ちょっと不満そうな父に、
「被災地のことを考えてみれば、充分明るい。美味しく食べられる!」と母。
結果的に、復旧は8時15分。
電気がつく有り難さを久しぶりに実感したのでした。