ホテル日航の朝食は和洋食ブッフェ
和朝食は苦手なのだが、最後のチャンスなのでチャレンジ!
栃尾揚げはもっと香ばしく焼いたのが好き。
温野菜はしゃぶしゃぶ。
鮭はやっぱり美味しかった。お米は魚沼産コシヒカリ
へぎ蕎麦やカレーもあった。
ダンナはオムレツを焼いてもらっていた。
ホテルの上には、ベフコばかうけ展望台がある。
右手前が佐渡汽船
遠くに佐渡が見える。
信濃川 手前から2本目が万代橋
まぁ、そんなわけで、ネコと老親が心配なので、荷造りして帰る。
で、宝山酒造で買った日本酒と、お土産でもらったウォッカ、ワインは、
ホテルから宅配で送るようにした。
この時、あーでもない、こーでもない。
これはこうして、あれはどうして。。。と考えすぎて、
帰京後とんでもないことに!
大切なネックレスを、「大切だから」と、きちんと手荷物に入れたはずなのに、
家に帰って荷ほどきしたら、入れたと思った所に無い!
ありぃ~?宅配の方に書類と一緒に入れちゃったかな?
で、翌日宅配が届いて探したら、やっぱり無い!
どこ?どこ?どこ?どこ??
宅配の箱はクロークの人がパッキングしてくれるというので、開封で預けたのだけど、
まさか!?まさか!?
いや、そんなことはあるまい。
部屋に忘れてる??
この時、まだダンナは新潟にいたので、部屋を見てもらうも無い!
ホテルに問い合わせて、トイレとか昼食のレストランも見てもらうけど、無い!
なんで?どこで?
駅のトイレか?
問い合わせても、無い!!
あ~~~~~~、私は終わった。
もう痴呆になった。
え~~んえ~~ん。。。。
ダンナが可哀想がって、「買ってあげるよ。」と言ってくれるも、
そういう問題じゃない!と逆切れ。←性格悪い
そうこうするうち、夕方ダンナ帰宅。
夕食の支度とか、片づけをしてるとととと。。。
雨合羽だ!
台風のせいで悪天候だったので、折り畳みの雨合羽を持って行ったのだが、
家に帰ってから、一番先に片付けた。
そこだ!クッション性がいいんで、そこに挟んだ。
あったあったよ、そこだったよ!!
ハレルヤ!
それにしても大騒ぎして、新潟のR子さんや仲間のS氏にも心配かけて、
大変、申し訳ない!
急いでメールして、ホテルにも「ありました!」とお詫びの電話。
もうね、ほんっとに疲れてたの。
と、言い訳。
それにしても、あって良かった。
ホテルの方の、
「また是非おいでください。」って、恥ずかしい~~~。
今回は物理的には壊れたものがなかったけれど、
わたくしの頭が壊れてました。
あ、いつもか。。。
これにて、お米の新潟紀行、おしまい。
読んでくださって、ありがとう。
因みに、次は2年後、パリだそう。
行けるかな。。。
うちも世界も平和だといいな。。
閑話休題
私の新潟滞在3日目は、午後に参加者全員の遠足が組まれている。
午前中は、個人的な趣味の「医の博物館」へ走り、
お昼はホテルに戻って、飲茶ブッフェ。ワゴンだよ~。(写真無し)
さて、遠足の目玉はこれ!
先ずは、日本酒の蔵元見学へ。
宝山酒造
小さな蔵元なので、バス2台で分乗して半分ずつ。
名物女将の説明の後、お楽しみの試飲。
今回、新潟で国際会議をするにあたって、
「新潟と言えば、日本酒だな!」と食いついたドイツ人もいたほど、
ヨーロッパでも日本酒は大人気。
皆さん大喜び&お買い上げ。
蔵元見学の後は、弥彦神社へ。
山に囲まれて、清々しい社
ご即位・大嘗祭に奉納された日本酒の樽
お酒とお参りで気持ち良くなってから、
さぁ!宴会だ。
新潟市郊外にある「北方文化博物館」は、豪農の伊藤家の遺構。
銀閣寺ゆかりの庭師が5年がかりで完成させた庭
堅牢な建物も素晴らしかったのだが、
コレクションも素晴らしかった。
去年行った市内のは分館。
で、そこの広間に、新潟古町芸妓さんに来てもらって、
舞を披露してもらう。
お座敷遊びの樽けん
外人さんはじゃんけんを見よう見まねで奮闘。
負けたらお回りさん。
古町芸妓は株式会社になってるので、
「コンパニオン派遣」という営業形態で、明朗会計なのだ。
宴会でお酒のお酌などはせず、純粋に芸を披露してくれる。
お楽しみの食事は、昔は味噌桶が並んでいたという元土間の食事処で。
タコ丸、のっぺ♡、なんだったっけ。
タレかつ、枝豆、冷ややっこ
ずいき、湯葉
なす味噌
どれも素朴な料理だけれど、ちゃんと作られてい美味しい。
ホッとする味。
ドイツの時みたいに、何時に終わるんだ?
ってなこともなく、
予定通り終了して、ホテルに帰る。
日本人って真面目だよね~。
いや、ドイツだって真面目なはずなのに、なぜああなったのかな。
と、あの日荒れた仲間とヒソヒソヒソヒソ。。。
とにかく、無事大イベントが終わった。
次は私が帰る日だ。
午後4時過ぎ、新潟駅まで帰ってきた。
ここで解散もありだけど、
駅で新潟物産の買い物や、新潟の酒を唎き酒できる処へ行きたいかとドイツ人夫人たちに問うと、
Why not?
どっひゃー!やる気満々だ!
で、ぽんしゅ館の唎き酒番所へ
ここでは、500円をコイン5枚に換えてぐい飲みを受け取り、
ロッカーみたいになってる自販機で93銘柄から5種類の酒を選んで、気軽に楽しめる。
お水や、唎き塩、味噌も用意されていて、左党には堪らない。
夫人たちにやり方を教えて、とりあえず知ってるお酒をお勧め。
今代酒造の牡蠣(牡蠣に合うようにと作られた日本酒)
ややフルーティーなのだったけど、気に入った模様。
ワイワイとやってると、どこかのサラリーマンが、
ワイン酵母で作られた日本酒を奨めてきた。
ほうほう、これもワインみたいで美味しい。
ドイツ人夫人たちも、すっかりご機嫌で良かった良かった。
駅の南口=万代口まで戻って、歩きでホテルへ戻る2人と別れ、
残る1人とR子さん、私はバスでホテルへ。
スイッチバック式バスターミナル
2対1(日本人:ドイツ人)になったので、面白いからバスターミナルのことを説明してみた。
簡単に、「櫛型で、効率が悪いから立て直しで無くなるんだ。
スイッチバックは(鉄道なら)昔のStuttgart駅がそうだよね。」
と言ったらば、ドイツ語ではSack(袋)式と言うのだそうだ。
袋に入れて出す様子が同じだと。
辞書には Sackbahnhof とあった。ふむふむ。
勉強になったわぁ。
ホテルに戻って解散。
ダンナが部屋に戻ってきて、夕食どうする?
ちょっと和食、お魚じゃないものが食べたいな。
こういう時は肉だ!
新潟グルメ案内を見て、村上牛が食べられる店にタクる。
ビストロ椿
レアハンバーグをペレットで好みに焼いて食べる。
ジュージュー肉汁が飛び散ってすごい!
そう。村上は鮭だけじゃない。
牛肉も名産品なのだ。
この日は村上三昧。大満足だった。
次の日は遠足と宴会だよ~。
おまけ
お肉を食べて、会計を待ってると、外人さん数人店に入ってきた。
ダンナが「あ、〇〇さんだ。。。」と言うので、振り返って見ていたら、
おおお!新潟駅まで一緒だったサビーネさんだ!
彼らの席まで行って、再会の抱擁。←酔っぱらいは何でもする。
やっぱりお肉が食べたくなったんだね。(笑)
様子を見ていたダンナ衆、ビックリさ。
連休明けの火曜日、新潟市内の美術館など観光名所は休館が多い。
と言う訳で、日本語が分からないドイツ人夫人3名を誘い、
R子さん企画のレディスプログラムへGo!
実は日帰り佐渡計画もあったのだけど、
ギリギリまで佐渡汽船のジェットフォイルが運航するか分からず、
自分たちだけならそれでも大丈夫だけど、ご案内係としてはマズいので、
鉄路でのんびり1時間強揺られて村上へ
これが、大正解
村上は村上城址や武家屋敷もあるのだが、
今回はちょうど屏風まつりをやっているので、町人町の町屋巡りをする。
町屋のギャラリー「やまきち」
地元の作家や伝統工芸士の作品を展示販売しているギャラリーなのだけど、
屏風まつりなので、気軽に入ることができる。
天井が高く、奥が深い町屋造りと古い家具などが興味深い。
自在鉤は魚の形になっていて「さかなや」と入っている。
昔、塩引き鮭を製造していたらしい。
町屋は間口の広さに対して税金が掛けられていたそうで、
狭い入口で、奥深く作られている。
また各戸は壁で繋がっている長屋になっているため、
採光は表側と裏の庭側からしか得られない。
そのため、吹き抜けのような天井にして、上からの明かりを奥まで届くような造りになっている。
と、お休処「えんや」で聞いた。
さて、ドイツ人夫人たちは町屋や工芸品に前のめり。
村上の漆器「堆朱」に惚れこみ、
経済的北限の村上茶を味わい、どこでも財布が緩む。
木工・竹製品「ゑびす屋」
ここでは屏風だけではなく、蓑や臼、竹とんぼなどをご説明。
日本ならではの道具類にえらく感心していた。
村上と言えば、鮭!
いろんな町屋=お店で引っかかっているうちに、(トラップ、多すぎ!)
そろそろお昼
鮭料理が食べられる料亭
能登新
ちょっと敷居が高そうなお店も、
屏風まつりで特別メニューの「特別弁当」があって、お値打ち。
鮭だ!腹子だ!菊だ!枝豆だ!!
お刺身にフグもあって、説明に顔を膨らませてみて笑いを取る。
お米はもちろん新米。
デザートプリン 黒蜜と黄な粉
皆さん、上手にお箸を使って完食。
食後は塩引き鮭のお店へ。
きっかわ
圧巻の鮭!
武家の町なので、お腹は全部切り開かず、つながっている部分がある。
(切腹にならないようになっている。)
塩漬け→塩抜き→乾燥
この間に、発酵と熟成で旨味が増し、ただの塩鮭ではない深い味わいになる。
そろそろ折り返し。
寺町の黒塀を見て、駅に戻る途中、
行きに入った堆朱の店に入り、
ドレスデンの奥様が惚れこんだ花瓶と茶托をお買い上げ、
皆さん、大満足。
また鈍行で新潟へ帰る。
余談
鈍行で1時間強。
これが苦行だ。
R子さんもウィーンに住んでいたことがあるので、
ドイツ語が解らないわけじゃない。
でも、私にしても、英語の方がましに話せる。
あちらは英語も堪能だけど、時々ドイツ語が混じる。
それを聞いて、ヘラヘラと相づちを打っていると、
「あなた、ドイツ語解るのね!」とバレて、
いや、特に隠していたわけじゃないけれど、
まぁ、仕方がないので、下手なドイツ語も時々混ぜて、
まぁぁぁ~、説明するものがある間はいいけれど、
世間話の辛い事。(笑)
でも、お孫さんの写真は可愛かった。
孫自慢は万国共通だね。
次は新潟駅に戻ってから夜までの話。
ラスボス(笑)
新潟に行った日は台風が温帯低気圧になって通過中。
フェーン現象で蒸し暑い。
この新潟イベントは、「Pechな旅 ドイツ」2017年の次として開催された。
その前は「マケマケハワイ」2014年
更に前が「ネコ旅@イスタンブール」2011年
その前が2008年の松江
お気づきだろうか。
本来は3年毎のイベントなのだ。
だが前回の運営があまりに酷かったため、1年短縮して開催された。
とにかく、夜はコミッティーの会食。奥さん同伴である。
荷物最小限で行ったので、友人のアドバイスで思い出した、8年前に買ったワンピで参戦。
新潟市のお寿司屋さんに席を設けてあって、「極み」を楽しむ。
前にはラスボス(ドイツ人)、ちょっと遠いけどトルコ人、ロシア人もいる。
京都の研究者やダンナを交えて、解ったような解らないような話が飛び交う。
バイ貝とか小鉢が並ぶ
のどぐろの焼き物 脂がのっててすごい!
揚げ物「南蛮海老の真丈揚げ」写し忘れ。
大好きな「のっぺ」
寿司10貫
醤油は普通の醤油と南蛮海老醤油(魚醤)
デザート
当然美味しかったんだけど、
シチュエーションのせいでゆっくり味わえず。
コンデジを忘れたので、慣れないスマホでピントも合わず、イマイチな画像だが、
最初の方の料理は何だったかも覚えていない。
遠くの席でインド人の奥さんがベジタリアンで何も食べられない事件勃発。
セッティングした新潟の研究者と奥さんR子さんが何とかならんかと店に掛け合うのを心配したり、
食材の説明をドイツ人やロシア人にしたりしてた。
お寿司、もう少し落ち着いて食べたかったなぁ。
ホテルの部屋から夜景
さぁ!翌日は今回のメインイベント、R子さん企画のレディスプログラムだ。
雨が降らないことを祈りつつ、おやすみなさい。
つづく