分数をもう一度やり直そうというシリーズです。
【第1章】
(1)単位分数
1をn等分したものを1/nと表す。
(2)分数
1/nのm個分をm/nと表す。
m=m/1とすることもできる。
(3)分数の他の意味
mをn等分したものもm/nです。
割り算m÷nの結果もm/nです。
(4)約分
(◯×△)/(◯×□)=△/□
分母分子に同じものがあるときは、消すことができる。
同じものを消す計算を、「約分」という。
逆に、
△/□=(△×◯)/(□×◯)
分母分子に同じものを掛けても等しい。
(※)約分できるときは、約分する。
【例】
4/6=(2×2)/(2×3)=2/3
1/2=(1×5)/(2×5)=5/10
(5)/分数の大小関係と通分
△/◯と☆/◯の大小関係は、△と☆を比べる。
△/◯と☆/□の大小関係は直接比べることができない。分母が同じだといいのに…。
分母が違うときは、分母をそろえる計算をします。分母をそろえる計算を、「通分」という。
△/○=(△×□)/(◯×□)
☆/□=(☆×◯)/(□×◯)
分数に相手の分母を分母分子に掛ける。
【例】
2/5<3/5
1/2と2/3の大小関係
1/2=3/6, 2/3=4/6だから、1/2<2/3