Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

あえて時間をかけること

2022年07月01日 | Life


以前にもおなじようなことを書いたかも知れないが、キャンプツーリングはじつにたのしい。バイクで走るだけでもたのしいのに、おまけにキャンプも付いてくるなんてサイコーすぎる!
「猛暑の中をバイクに乗ってなにがたのしいの?」という人もいるでしょうが、そこはもうヘンタイの領域なので説明してもわかってもらえない(気がする)。とにかくたのしいのである。
きょう乗ってきたのはホンダのクロスカブという原付二種のバイクだ。もともとは110ccの排気量であるが、タケガワのボアアップキットを付けて125ccになっている。たった15ccしか変わらないのに、加速も最高速も増すのが体感できる。オススメです。



さてキャンプ場に着いてまずすることといえば、テントを張ることではなく、プシュッとのどを潤すことである。チェアに腰を下ろしビールをひと口飲むときの開放感、安堵感、幸福感は味わってみなければわからないであろう。
ひと心地ついたら、ぼちぼちとテントを張る準備。おっとそのまえに米を洗って浸漬しておくことも忘れずに。
きょう使うテントはオガワのステイシーST-2という新調したばかりのテントだ。まえに使っていたコールマンのツーリングドームよりもひと回り大きくて、バイクでキャンプする人たちの評判もよい。とくに前室が大きいのがいい感じ。





テント設営と薪の準備ができたらコーヒータイム。以前はガスバーナーで手早く湯を沸かしていたが、最近はアルコールバーナーでゆっくりと沸かす。日ごろ、あくせくと生活しているので、こんな時こそあえて時間をかけるのが旨いコーヒーのつくり方だ。
このアルコールバーナーはトランギア製のコピー商品で、本家の1/3くらいの値段であるが、造りがシンプルなので機能的には何の問題もない。消火用のフタに折りたたみ式のハンドルが付いていて本家よりも使いやすいし、さらにゴトクや収納袋まで付いている。中華モンおそるべし。



キャンプの醍醐味といえば、やはり焚き火ですね。火を見るとなにか穏やかな気持ちになってくる。そうして夜は更けていくのであった。つづく

法隆寺は仏像パラダイス

2022年06月29日 | Life


久しぶりに、というかプライベートでははじめて法隆寺へいく。いつもは仕事で修学旅行や遠足に同行するが、お堂の中では撮影できないので学生たちといっしょに入ったことがない。なので仏像をじかに見るのはきょうがはじめてである。

一応どんな仏像があるのかあたまに入れてから見た方がいいと思い、「古寺行こう 法隆寺」や「アイドルと巡る仏像の世界」などにざっと目を通した。いまさらいうまでもないが、法隆寺には国宝になっている仏像がたくさんあって、日本でも有数の仏像パラダイスなのだ。



じっさいお堂の中に入ってみたら、厳重に金網が貼ってあったりして見えにくいことこの上ない。春と秋に一般公開される仏像もあって、きょうは扉の向こうで休まれている。
大宝蔵院の仏像たちはガラスケースの中だけどよく見えた。2メートルを越す百済観音はじつにスマートで美しい。やはり写真で見るより実物を見た方が断然いい。

2時間かけてじっくりと見たが、途中、修学旅行生が台風のようにやってきて通りすぎていった。あんなスピードではなにも見ていないに等しいな。遠くから来ているのにじつにもったいない。
まあ仏像やお寺に興味をもつ10代の子どもは稀だろうから仕方ないか。かくいうわたしも還暦を過ぎてから興味が湧いてきたのだから。



家から法隆寺までは30キロ足らずで、バイクなら1時間ちょっとでいける。
いま乗っているホンダのFORZA250は快適なスクーターだ。猛暑日のきょうも元気よく走ってくれた。

妖精のなまえはエコー

2022年06月24日 | Life
友人のFさんの個展を見に京都へいく。
ギャラリーに入るとまず、正面にある大きな作品が目に飛び込んできた。F100号キャンバスに描かれた「遠く、つながる」という作品だ。F100号というのは1620×1303ミリという大きさで、畳1枚の面積よりも広い。
かつて画学生だったわたしも狭い下宿でF100号に向かった経験があるが、これはなかなかの大きさである。なんと今回F100号の作品が3枚もある。ほかにも小さなものや中くらいの大きさのものなど、全部で20点くらい展示されている。



Fさんのこれまでの作品は星空(あるいは月夜)の下をしずかに進む小舟をモチーフにしたものが多かった。その小舟の上には小さな森があり、さらにその中に小さな家がある。人のすがたは見えないが、たしかにその家にはだれかが住んでいる気配がある。小舟は川に浮かんでいるときもあれば、宇宙空間を進んでいるように見えるときもあった。
今回の作品に小舟は描かれていない。森全体が舟のようにも見えるし、あるいは森の一部が小舟になって進んでいるようにも見える。いずれにしても森は広く地平線の向こうまで続いている。だが周りは霧に包まれていて、それがどこまで続いているのかは定かでない。

目を引くのは、小さな家の左上あたりから天空に伸びるまっすぐの線である。この線は金箔で描かれていて、見る角度によって輝いて見えたり見えなかったりする。絵の題にあるように、この線が遠くのなにかとつながっているのか。答えのヒントは展覧会のタイトル「echo」にある。エコーは響く、反響、共鳴という意味であるが、もう一つギリシア神話に登場する木の妖精のなまえでもある。もしかするとこの絵の森に住む妖精エコーが金色の線を伝って小さな家の住人の思いをだれかに届けているのかもしれない。



案内状の作品は上の大きな作品とよく似ているが、じっさいの絵の大きさはF10くらいで、こちらは金の線は描かれていない。そのかわりに黄色の蝋梅の花びらが空に舞っている。彼女の身近かにある小さな命と共鳴しているという意味で、やはりこれも「echo」なのだと思う。
一つ気になっているのは、どちらの作品にも描かれている水たまり(湖?)だ。これにもなにかエコーと関係のある意味が隠されているのだろうか? 今度会ったときに聞いてみよう。

畑仕事のあとは

2020年09月06日 | Life


黒豆は小さな実が育っている。きょうはもっと大きくなるように肥料を撒きました。
しゃがんで黒豆の根元に撒く作業なので、2時間ほどすると足が痛くなる。立ったり座ったり、スクワットを何回もやってる感じで、けっこうきついけどいい運動になる。
あしたは筋肉痛まちがいなし。

  

草刈りで無心の境地へ

2020年08月23日 | Life


義妹が育てている丹波黒大豆は順調に大きくなっている。あと2ヶ月もすれば早生の黒豆ができる。これを塩茹でした「黒豆枝豆」はそこいらで売ってるふつうの枝豆とはまったくちがい、コクと甘みのある味わいは一度食べたら病みつきになる旨さだ。義妹は6年まえに他界した母親の遺志をうけつぎ、無農薬で農作物を育てているが、害虫の駆除や雑草の刈り取りをすべて手作業でするのはなかなか骨の折れる仕事だ。

わたしは大阪在住であるが、月に2~3回は帰省して草刈りの手伝いをしている。手伝いといってもほんの3時間ほどであるから、大した仕事はしていないが。今回は草刈り用のノコギリ鎌と作業手袋を持参して作業にあたった。

雑草は根こそぎ抜いてしまった方がいいと思っていたが、じつは葉っぱの部分だけ刈り取って根はそのまま土中に残しておいてもいいらしい。むしろその方が光合成ができなくなって枯れてしまった根がクッション材のようなはたらきをして、土が締まらずに柔らかさや保水能力が保たれるという。
義妹にその話をすると、雑草にもいろいろあって根だけで繁殖するものがあるので、やはり根こそぎ抜いたほうがいいようなことを言われた。草刈りもなかなか奥が深い。



なにも考えず無心に草刈りをしていると、大げさだが自分が地球のうえにいることを実感できる。都会での生活はいのちの営みとか循環を感じる場面がすくないが、こうして畑仕事をすることで人間は自然のなかで生かされていることがよくわかる。