Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

とりあえず町歩きから

2015年07月31日 | Life
フィンランド旅行二日目。
ホテルで朝食をすませ、まずきょうの行動計画を練る。今回は妻と二人旅行なので、両者の行きたい場所の希望を出し合い、地図上で場所を確認してルートを結んでいく。
あまり欲張らずに、余裕のある計画にしておくのがコツ。どうせ歩いているうちに面白いものを見つけて寄り道をするに決まっているから。



最初にホテルから一番近いウスペンスキー寺院へ行き、それからフェリー乗り場へ向かう。途中で観覧車を見つけたので、それに乗って町を一望する。
おどろいたことに観覧車は何周乗っていてもいいようで、自分から降りる意思を示さないと、係員が扉を開けに来てくれない。結局3周して降りる。大人一人12ユーロ(約1680円はちょっと高い?)。
あした行く予定のスオメンリンナ島行きののりばと時間を確認したら、妻が動物園のあるコルケアサーリ島の方がいいというので、行き先を変更する。時間があれば、スオメンリンナ島を周遊する船にも乗ってみようと思う。

そこからすぐ近くに見えるマーケット広場へ。大小さまざまなテントの下で、手づくりのアクセサリーや日用雑貨が売られている。
また海に面したテントではいろんな食べ物が売られていて、ついあれもこれもと食べたくなる。ちょっと早いがこれを昼食がわりにする。
さらにヘルシンキ大聖堂へいくと、聖堂前の元老院広場でなにかのパレードをしている。一糸乱れぬ吹奏楽隊の足並みと演奏をしばしたのしむ。楽隊の一番うしろには銃剣をもった人たちが行進していて、これはフィンランド軍の軍事演習なのかなと思う。



パレードを見おえて大聖堂へいくと、なんと今から個人の結婚式がはじまるので1時間くらい入れないという。ちらっと中を見てそそくさと出てくる。
さらにきょうの最大の目的地、ビームヒルという衣料店でカルフの靴を買う。カルフとはフィンランド語でクマのことで、そのデザインがちょっとかわいい。
それから、今夜ホテルで飲み食いするものを買いにストックマンというデパートへいく。このあたりで酒が買えるのはここだけらしい。
ちょっと感動的だったのは、食糧品売り場でいろんなおかずの量り売りをしてるコーナーで、日本の銀行みたいに整理券を取るシステムだったこと。自分の番号が掲示されたらその係員のところへ行ってほしいものを告げるわけだ。

さいごに中央駅へいって、あさっていく予定のトゥルク行きの特急列車を予約する。
トラムに乗ってホテルに帰り、買ってきたワインできょうのたのしい一日に乾杯する。
あしたはフェリーに乗って島めぐりの予定。

ヘルシンキは秋の気配

2015年07月30日 | Life


現地時間14時15分、ヘルシンキ国際空港に到着。約9時間半のフライト。
空港から615番の市バスに乗って、中央駅へ行き、そこから4番トラム(路面電車)に乗ってホテルへ向かう。
バスの切符を買うときに自動券売機に手間取っていたら「大丈夫ですか?」と日本人の人が声をかけてくれた。外国に来るとおなじ日本人だというだけで助けてくれたり、情報をくれたりするのでありがたい。
トラム全線共通の切符は2.2ユーロ(約300円)。発券から1時間以内なら乗りかえたり、何度乗ってもいい。
無事に予約していたホテルに到着。チェックインを済ませ、一息つく。



日本とフィンランドの時差は、いまはサマータイムなのでマイナス6時間。
ホテルのレストランへ夕食をたべにいったのが、日本時間では夜中の1時だったとは、どうりで眠いはずだ。
部屋にもどり21時半に就寝。
さあ、あしたからなにをしようか。たのしみだ。

かもめ食堂のある町へ

2015年07月27日 | Photography
19世紀のはじめにカメラが発明されて以来、それまで人の手によって行なわれていた仕事を、カメラが代わってするようになった。すなわち、肖像をはじめ風景や建造物などもカメラを通して正確かつ精密に、しかも素早く描写できるようになったのである。
さらに冒険家・探検家とよばれる人たちもカメラを携えて旅をし、異郷の地を写真に収めて帰り、大きな成果をあげるようになる。
フランスのマキシム・デュ・カンがエジプトなどを冒険して撮影し、世界ではじめての紀行写真集が出版された。1852年のことである。

このようにカメラは旅行先ではじめて見る風景や民俗・文化を記録して、それをまだ見ぬ人々に紹介するために使われてきた。
180年近くたったいま、ダゲレオタイプやカロタイプのカメラがデジタルカメラになったけれど、人々はやはり旅の写真を撮りつづけている。そしてそれを家族や友だちに見せたり、SNSで共有しているわけで、カメラが生まれたころと同じことをいまもわたしたちはやっている。



さて、今年の夏は日本から直線距離でもっとも近いヨーロッパ、フィンランドへ行く。関西空港からヘルシンキまで約10時間の距離だ。
フィンランドへ行くことに決めた理由はとても単純で、たまたま時間つぶしに入った本屋で手にした雑誌にフィンランドの特集が載っていて、それを見てビビッときたのである。
森と湖の国といわれるフィンランドにはとりたてて有名な景勝地はないが、自然こそが一番の財産だと考えてみんなが生活しているというのだ。一般的な日本人の価値観とはまったくちがう人間の住むところに強く魅かれるのは、わたしだけではないと思う。



首都ヘルシンキはフィンランド湾を臨む港町だが、その町を舞台に和食のレストランを営むという話で、10年ほどまえに話題になった「かもめ食堂」という映画がある。
遅ればせながら、今回の旅のためにはじめてその映画を観た。これがじつにステキな作品で、自分のやりたいことだけを毎日淡々とやっている主人公サチエの生き方にとても共感した。サチエの日本でのいきさつはわからないが、食堂を構えたその場所がヘルシンキだというのがなにか腑に落ちる感じで、その映像のなかに自分も立ってみたいという気持ちがむくむくと湧いてきた。
じっさいにロケに使われた食堂は「カハヴィラ・スオミ」という現存するカフェで、投宿するホテルから近いのでぜひ行ってみようと思う。

デュ・カンのように世界中がはじめて見る風景というのはないかもしれないが、すくなくともわたしにとっては初見であるから、きっとすばらしい光景が待っているにちがいない。その感動をdp2クワトロで余すところなく撮ってきたいと思っている。

ビープ音3回の本当の意味

2015年07月24日 | Life
きょうは予約していた一日人間ドックへいく。
すこしでもよい検査結果を出すために三日まえから禁酒し、昨夜は19時以降絶食、早めに床についた。
受付で問診票と検便を提出し、更衣室で検査着に着がえる。待ち合いで待っていると名まえを呼ばれた。案内の人について、それぞれの検査室へいく。
視力、眼圧、聴力、血圧、血液、腹部、肺、胸部X線、胃X線、内科診察など、いろいろ調べてもらった。

前回の検査では「D2:緑内障の疑いあり」と診断され、あわてて眼科で精密検査を受けたが、結果はとくに異常なしであった。
わたしのようなフリーカメラマンは、こうした健康診断の手配や申し込みを全部自分でやらねばならないので面倒ではあるが、とにかく身体が資本なので、悪いところが出てくるまえに定期的に受けておいた方がいいと思う。



人間ドックから帰ってきて、フォトショップで画像処理をやっていると、突然「プープープー」とビープ音が鳴りだし、ブロックくずしのように画面が崩れたあと真っ黒になってしまった。マウスもキーボードもなにも反応しなくなり、音だけが鳴りつづけている。
不吉な予感がするが、とりあえず強制終了する。もう一度、起動ボタンを押すとまたおなじように黒い画面とビープ音。で、強制終了。2~3回くりかえすもやはりおなじだ。

Macが正常に起動しないときの5つの対処法をためしてみたが、それでも一向に起動しない。暑さのせいで、ついに壊れたか?
いろいろ調べた結果、ビープ音が3回鳴りすこし間をあけてまた3回鳴る場合、メモリの不具合を知らせているそうだ。たいていはスロットから一度取り外してもう一度差し込むと、何事もなかったように起動するらしい。



意を決して裏のカバーを外し、メモリを慎重に取り外す。で、そっと元にもどして起動ボタンを押す。だが、またもや「プープープー」。
これはどちらか、もしくは両方のメモリが壊れている可能性が高い。そう考えて、片方のスロットに1枚だけ差したり、もう片方のスロットにべつの1枚を差したり、4通りの抜き差しをためしてみた。
その結果、上のスロットとメモリは2枚とも正常で、どうやら下のスロットがおかしいことが判明。なにがおかしいのかはわからないが、なんとか起動するようになったので、いまは1枚のメモリだけ差して使っている。

このMacBook Proはすでに3年の保障期間が過ぎているので、ドック入りするかどうか迷うところ。
これはあたらしいのを買えという神さまのお告げなのか。

シンプルでよくできたカメラ

2015年07月21日 | Camera
(ISO100、絞りF8オート)

くだんのシグマdp2クアトロであるが、使っているうちにヘンな形も手になじんできた。両手でうまくホールドすれば、意外に手持ちでもブレない。だんだんコツがわかってきたぞ。
上のカットは、手まえの子どもにピントを合わせて、ふつうに撮ったものだ。
まあなんとなく、だれでも撮りそうな港の風景なのであるが、水彩画のようなきれいな色調で、JPEG撮って出しでも十分使える画になった。(カラーモードはニュートラル)

まえにも書いたが、ピントが遅いのですばやいスナップ撮影はむずかしいけど、落ちついて1枚1枚撮影するなら最高の画を見せてくれる。キットレンズの付いた一眼レフ機よりはるかに高画質だ。
帰宅してPCで見たら、とんでもなく解像しているのでおどろいた。


↑左からピント部分、中央部分、右下隅のピクセル等倍

ところで、このカメラはデジカメにしては非常にボタンとダイヤルの数がすくない。ボタンはシャッターボタンを入れても9個、ダイヤルはたったの2個である。機能がすくないのでこれで十分なのだ。
ちなみに仕事で使っているニコンD800のボディにはなんとボタンが27個、視度補正のダイヤルも入れてダイヤルは5個、それに電源スイッチのようなクルッと回すスイッチが4個付いている。infoとかライブビューのボタンなど、ふだん使わないものもあるけど、それでも20個以上のボタンを使い分けていたとは、我ながらびっくり。話が逸れた。

写りには関係ないが、このボタンやダイヤルの操作感はじつは大切である。
安いカメラはこの部分がチープなので、使っているうちに回りにくくなったり、反応が悪くなったりしてイライラする。あげく、撮る気持ちまで萎えてしまうことがあるのだ。
dp2クアトロのダイヤル類は柔らかすぎず硬すぎず、適度なクリック感と精密感があってとても操作しやすい。これが撮影者の気持ちを高め、つぎのシャッターを切らせてくれる。



上面にある電源ボタンはすこし凹んでいて押しにくいので、白いフェルトを貼っている。背面の削除ボタンには黒いフェルトを貼っている。このボタンは撮影時にフォーカスボタンとして使っている。
使いやすいようにカスタマイズするのも大切。