Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

春の心は のどけからまし

2014年03月31日 | Camera
大阪の桜はもうどこもかしこも満開である。
桜を見ると心がウキウキするのと同時に、ざわざわとするのはなぜなのか。毎年のことながらふしぎだ。
きっと桜の短命に自分の人生やいろいろなことを重ね合わせる、日本人独特の感性というかDNAがわたしの中にもあるからだと思う。

さて、きょうはあたらしく買った「AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR」と、いままで使っていた「Ai AF Zoom-Nikkor 24-85mm f/2.8-4D IF」との撮りくらべをするために、万博記念公園へいく。
桜も撮るけど、たんなる花見ではない。これは仕事のための準備である。



旧24-85ミリと新24-85ミリはなにがちがうのかというと、まず開放F値が広角側も望遠側も半段ずつ暗くなった。
ファインダーを覗くとそれは明らかで、感覚的には1段くらい暗くなった感じがする。新レンズではまずマニュアルでピントは合わせられない。
それからオートフォーカスを駆動するモーターが旧レンズにはなく、ボディ側で駆動するのに対し、新レンズには超音波モーターが内蔵されている。
これによって静かに、しかも速くピントが合うらしいが、感覚的にはそれほどのちがいはない気がする。
また新レンズには手ぶれ補正機構が入っているので、スローシャッターでも比較的安心して切れるという強みがある。
あとはレンズ構成がすこし変わって、11群15枚から11群16枚となり、また非球面レンズも2枚から3枚に増えている。なので性能的にはアップしているはずだ。



おなじ露出で撮ったのに、新レンズの方が暗い。ちょうど0.5EV(=半段)くらいの差だ。
ただしよく見るとコントラストも新レンズの方が高い。つまり、シャドー部がより締まって立体感の強い描写になった。
旧レンズは明るく軟調ぎみなので、なんかネガフィルムでとったような調子に見えなくもない。まさにフィルム時代のレンズらしい描写だ。



広角側でもおなじ傾向で、やはり新レンズの方が暗く写る。
また色味がすこしマゼンタ寄りになった。だけどこちらがノーマルだとすれば、旧レンズの方がグリーン寄りだったことになる。
たぶん旧レンズのカラーバランスが崩れているのだと思う。
植物ならいいけど、人物の撮影ではまずい。



-0.5EVの露出補正して撮るとほぼおなじ明るさになった。
新レンズで最短撮影距離(35センチ)まで近づくとこれ(左)くらいだが、旧レンズは1/2倍マクロ機構があるのでさらに近づける(右)。
ボケ味はどちらもそれほどきれいじゃないが、暗いズームレンズで美しいボケ味を期待したり、云々するのはまちがい。
ニコンのレンズはボケが硬いといわれるが、それほどでもないと思う。



RAWモードで撮って、現像ですこしさわると、ライカとはまたちがう、ニコンの妙なリアリティが出た。
現代的でわるくない。新レンズで写しました。

ノクトンの開放はあまい

2014年03月30日 | Camera


きのうにつづいてきょうもノクトン35ミリF1.4をライカM8に付けてためし撮り。
M8で使うと35ミリが47ミリ相当になるので、50ミリの好きな私にはちょうどいい画角だ。
小雨にぬれた菜の花を絞りF4で撮ってみる。ピントは1メートルくらい。
左のカットの白枠部分を100パーセントで切り抜いたのが右のカット。
拡大して見るとそれほど解像度は高くない。それがむしろ柔らかい感じの絵づくりに効いている。



こちらは開放F1.4で、ピントは0.7メートル。被写界深度は非常に薄い。
しかも開放だと解像度がかなり低くなるので、100パーセントに拡大するとどこにピントが来てるのかわかりにくい。
そのかわり前ボケもうしろボケもよくボケて、全体の印象はふわっとあまい感じ。
使い方しだいでおもしろい絵が撮れるかもしれないが、なかなかむずかしいだろう。多用は禁物。



左の台所はF2.8。2段絞ると解像度と質感がぐっと上がって、安心感のある絵になる。
6ビットコードを認識してカメラ内で補正が働いているのか、周辺の減光はほとんど感じられない。
右のたぬきは中段とおなじ開放絞り。きもちのいい立体感がすごい。
もうすこし明るい露出で人物を撮ってみたい。

このノクトンは開放以外はどの絞りでもそれなりの絵が出てくる使いやすいレンズだと思う。
なにより費用対効果がすばらしい。本家ライカの1/10くらいの値段で、これだけ写れば文句はないだろう。
つぎはM2に付けて、35ミリの画角そのままで撮ってみようと思う。
その結果は1ヶ月くらい先になるだろう。フィルムだからね。

ノクトン35ミリで春を撮る

2014年03月29日 | Camera


2週間ほどまえに買ったノクトン35ミリF1.4のためし撮りをしてみた。
さすがに昼間に開放絞りは使えないが、日陰ならF2くらいまでは開けられる。なんたってM8は1/8000秒が切れるからね。
絶好調のエストレヤに乗って大阪城公園へいく。



上の写真は買った直後に大阪城の梅林で撮ったもの。
F8に絞って5メートルくらいに合わせておけば、どこにでもピントが来るのでスナップ撮影には最適だ。(左)
F2.8で最短撮影距離(0.7メートル)だと、背景は大きくボケる。ボケぐあいはまあまあか。(中)
F4で無限遠に合わせるとお城はシャープに、梅はふわっと写る。(右)
全体の色合いは派手すぎず、地味すぎず。見た目どおりの発色。



こちらはきょう撮った桜。
F5.6で手まえの桜にピントを合わすと、うしろのお城はほどよくボケる。(左)
F2で最短距離だと、すぐうしろ(10メートルくらい?)の枝に汚い2線ボケが出た。(中)
F4ならこんな感じ。歪曲収差がよく補正されていて気持ちのいいレンズだね。(右)

上の7枚の写真はすべてRAWモードで撮って、現像のときに少しだけコントラストをつけている。
なのでフィルムで撮ると、もうちょっと軟調な絵が出てくると思う。
ピントの合ったところのシャープ感はほどほどで、ニコンのように切れるようなシャープさはない。
でもこれはノクトンの性能というより、M8の画素数が1030万画素しかないことと、M8の画像処理の特性かもしれない。

仕事でニコンを使っていると、ライカのフィルムライクな絵がより魅力的に感じてしまう。
M8って7年半もまえのカメラなのに古くならないなあ。
そしてこのノクトン35ミリはベストマッチのレンズになりそうだ。

増税までに散財する

2014年03月23日 | Life


わたしの誕生日が近いので、妻がなにかプレゼントしてくれるという。で、自転車で天王寺へ出かける。
とりあえず行きつけの店へデニムを見にいく。
10本くらい試着して、結局デニムではなく、カジュアルな綿パンを2本買う。
そのあとべつの店で春もののジャケットも買う。メッシュ地で着心地のいいライトグレーのもの。



おなかが空いたので、あべの銀座でタコ焼きをたべながら祝杯。お手軽なプレ誕生日会だ。
そのあとアポロシネマで「LIFE」という映画を観る。50歳以上のカップルは一人1,000円。お得感あり。
映画は可もなく不可もなし。というか、途中で猛烈な睡魔におそわれ、舟を漕いでました。呑み過ぎたね。



帰りにソフマップで妻があたらしいパソコンを買う。
いま使ってるXPマシンのサポートがいよいよ4月で切れるので、やむなしに買い替えることに。
この春はそんな人が多いんじゃないか。

わたしはとなりのカメラ売り場でペンタックスK-30というデジカメを見ていた。
エントリー機なのにペンタプリズムで、視野率100パーセントのファインダーって気合いが入ってる。
それに防塵防滴なのもすばらしい。オートフォーカスもけっこう速かった。
シャッター音はK-5のすこしこもったような音ではなく、わりと大きめのメカ的な音がする。ここは好みのわかれるところか。わたしは気にならないが。
プロカメラマンでペンタックスを使ってる人はいないが、このカメラは十分仕事に使えると思う。
新型のK-50とほとんどおなじ性能だし、旧型だから値段も安い。
まじめに写真を撮ろうと考えてる人には狙い目かも。



[きょうの夕食]
・豚ロース肉とほうれん草のソテー
・切り干し大根の煮物
・サニーレタスと桜カイワレ大根のサラダ

時速50キロとあんみつの快楽

2014年03月22日 | Life


きょうはW大学の卒業式の撮影。7時半に家を出て、現場へ向かう。

エストレヤのエンジンはトップギアで時速50キロくらいの中回転域だとあまり力がなくて、スロットルを開けてもなかなか吹けあがらない。
でも例のアーシングのおかげで、それほどパワフルではないにせよ、わりとスムースに回るようになった。
もちろんマルチのような加速感はないけど、シングル特有の直線的な感じで80キロあたりまで加速してくれる。
もっとも大阪の道路はいつも混んでいるから、そんなにスピードは出せないが、スロットルの開け閉めにそこそこ反応するのがたのしい。
この50~60キロのあいだのスピードがたのしく乗れると、ふだんの通勤などでもがぜん乗りたいテンションがあがる。



さてW大学に着くと、元請け会社のXさんが「マツノさん、朗報があります」というので、なにかおいしい仕事の話かと期待した。
よくよく聞くと、糖質制限によって血圧と血糖値が劇的に下がるという話だった。
じっさい彼はごはん・めん類・芋類・日本酒・ビールなど、炭水化物をできるだけ摂らないようにしたら、約3ヶ月で正常値にもどったというのだ。
たしかに朗報かもしれないが、わたしは血圧も血糖値もふつうなので、それほど制限する必要もない。というか、まったく気にせずに、いつも好きなものをたべている。

いつもより撮影が早くおわったので、カメラマンのZさんがお茶に誘ってくれた。
かえり道の途中でロイヤルホストに入って、男二人で甘いものをたべる。わたしはクリームあんみつとカフェラテ。ごちそうさまでした。
ちょっと血糖値があがったかもね。