Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

額装完了 いよいよ個展近し

2011年08月31日 | Photography
午前中、ヤボ用で写真学校へ行く。
ちょうど校長先生がいたので、個展の話をきりだす。
「そりゃ、一度行ってみないとあかんな」とインドのバラナシに興味津々のご様子。
ぜひ個展にも来てくださいね。

午後からブルームギャラリーへプリントのマッティングと額装に行く。
今回は展示用のマッティングなので、オーバーマットの裏に直接プリントをコーナー止めする。
先日書いたようなブックマット型にしておいた方が、あとあとの保管は便利なのだが、まあ今回ははじめての個展だし、そんなに売れるとも思えないので、個展がおわったらプリントはマットから外して別々に保管しようと思っている。
そうしておくと、また次回の展覧会のときにそのマットを使い回すことができるからだ。
なんか貧乏くさい話だが、マット代もバカにならないのである。



上の写真はそのオーバーマットにプリントを止めているところだが、注目してほしいのは作業台の下から光が当たっていること。
マットの裏にプリントを貼るということは、当然プリントも裏向けなので、プリントのイメージ(絵)の部分が見えない。
小さなプリントなら表の位置をたしかめながら裏返すことも容易だが、こんな大きさになるとそうもいかない。
なので作業台は分厚いガラス製になっていて、その足下にはレフランプが仕込んであるのだ。
こうしてプリントを透過光で見ながら作業すると、イメージの位置がはっきりと見えるのでズレることがない。
残念ながら自宅にはこんな作業台がないので、きょうは無理をいってギャラリーで作業させてもらったというわけである。
餅は餅屋で、いろいろうまい方法があるものだ。

2時間ほどでマッティングを終え、つづいて額装の作業に入る。
写真用の額としてよく使われているニールセンのアルミフレームは、しっかりしているだけあって額装にはけっこう手間がかかる。
まず裏板を固定している留め金を外す(上下左右に2個ずつ、計8個)。
つぎに額の上辺にあたる部位を止めている2本のネジをゆるめ、その部位ごと慎重に外す。
ガラスと裏板のあいだに、マッティングしたプリントを滑り込ませる。
今回はガラスを見せずに、ガラスのまえにプリントを入れる。
逆の手順で2本のネジと8個の留め金を取り付ける。
文字にするとさっぱりわからないだろうが、とにかく骨の折れる作業だということだ。
これも2時間ほどで完了。
きょうはここまでで、本番の飾り付け(搬入)は4日後である。いよいよか。

アナザー・イメージがあらわれる

2011年08月29日 | Photography
毎朝5時に起きて10キロ以上走っている、あるジョガーのブログを読んでいると、きのうはスティービー・ワンダーの「Anothter Star」を聴きながら16キロも走ったと書いてある。
Superflyよりも走れる曲があるなら聴いてみようと、YouTubeでさがして聴く。
いやあ、この曲は走れるね。
2コーラスのあと、スティービーがピアノのイスに立ちあがって歌いだしたとき、ふいに涙腺がゆるんで泣きそうになる。
なんかカラダの内側からアツいものがこみ上げてくる感じ。
なんなんだ、これは。



個展の準備もいよいよ大詰め。
刷りあがったプリントを再度チェックしていると、気になるものが2枚出てきたので、1枚は差し替え、もう1枚はリプリントすることに。
RAW現像からやりなおして、青味と濃度を少し上げる。
何度も見なおしている元データであるが、パラメータを少し変えるだけでまったくちがったイメージが現れる。
おもしろくもあり、危うくもあり。
つづいて、写真展のとき持ってかえってもらうポストカードを6種類刷る。
何枚くらい必要になるのか予想もつかないが、1週目のようすを見て足りなければ増刷しようと思う。

夕方、オレンジクリーンという台所洗剤を買いにいく。
妻曰く、レンジまわりや換気扇の油汚れはこれが一番よく落ちるらしい。
帰りにコリアタウンでキュウリの水キムチと、大根とチャンジャのキムチ、チャプチェを買う。
水キムチはサラダ感覚で食べられる、夏にぴったりのキムチだ。
一度たべるとファンになることまちがいなし。

バレーボールは止まらない

2011年08月28日 | Life
先日A中学校へ行ったときに、B先生が自分のカメラを持ってきて「どうしてこんな風にブレてしまうのですか?」と聞いてきた。
モニタ画面を見せてもらうとバレーボール部の生徒さんを撮っていて、たしかにからだ全体が大きくブレている。
infoボタンを押し撮影の情報を見ると「ISO1600、絞りF5.6、シャッタースピード1/30秒」とか「1/15秒」となっていた。
レンズは「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS」だ。なるほど。
中学校の暗い体育館では、テレ端F5.6のレンズだとだれが撮ってもブレてしまう。
B先生はカメラの撮り方に問題があるのだとカンちがいされていたので、そうではなくレンズの性能(つまり開放F値)だということを説明した。

きょうはそのバレーボール部の試合を撮りにいく。
予想どおり体育館はとても暗く、しかも外光が入らないように黒いカーテンを閉めているのでなおさら暗い。
わたしのD300では実用の最高感度がISO1250で、絞りは開放でF2.8だから、シャッタースピードは1/125秒ほどだ。
少し暗めに撮ってあとで明るく補正するとしても、せいぜい1/200秒くらい、これではボールの動きは止まらない。



で、撮ったカットがこれ。
からだ全体はかろうじて止まっているが、動きの速い手やボールはどうしてもブレる。
動きの表現としてはこれでもいいのかもしれないが、ピタッと止まった絵も美しいものだ。
あと2段半くらいISO感度を上げられたら1/1000秒で切れるのだが。
D3ならISO6400なんて余裕なのにね。
D400の登場を切に願う。

水中で泳ぐ金魚姫

2011年08月26日 | Life
朝一番にきのう撮ったアルティメットのデータを整理し、請求書とともにデータDVDを送る。
そのあと30分ほどジョギングして帰る。
午後から人形作家の福長さんの作品撮りなのだが、いまだにイメージが固まらない。
この状態で撮影にのぞんでもいい写真は撮れない。

とにかく約束の時間まで写真集や資料を見ながらアイデアを練る。
ある広告カメラマンの写真にヒントを得て、水のゆらめきを金魚姫にかぶせてみようと思い立つ。
よくある手法だが、水を張った水槽の向こう側に被写体を置いて撮影することにした。
急いで心斎橋の東急ハンズへ行き、アクリル製のクリアボックスを買ってくる。
ストロボセットとバック紙4本、PC、そしてクリアボックスを持ち、いざ出陣。



きょうの撮影は10月に開催予定の福長さんの個展のDM用だ。
作品自体にインパクトがあるので、撮り方はあまり凝らずにシンプルな感じでいいと思う。
フレーミングは文字が入ることを考えて、少しゆるめでいい。
あとは水の奥行きとか広がりが表現できたら最高だ。

撮影は福長さんに息を吹きかけてもらって水面を波立たせ、わたしがシャッターを切る。
酸欠で頭が痛くなるので途中で交替し、わたしが息を吹き、彼女がシャッターを切る。
とにかくたくさん切ってモニタで確認、そして微調整。このくりかえし。
4時間かけて3カットのOKカットを得る。
どのカットをDMに使うのかはご本人さんが決めるのだが、どれもなかなかよく撮れたので迷うだろうな。
ちなみにこのカットはフォトショでトーンカーブを少しさわっているだけで、基本的にはレタッチなしの一発撮影。
さてチビ金魚たちはどうやって泳いでいるのでしょうか?

究極のスポーツ アルティメット

2011年08月25日 | Life


きょうはZ大学のアルティメット部の試合を撮りに、J-Green堺へ行く。
アルティメットというのは、フライングディスク(いわゆるフリスビー)を投げあって点数を競うスポーツ。
ルールがまったくわからないのでネットで調べてみたが、7人チームでパスしながらエンドラインをめざすことくらいしかわからない。
あとは現地で見ながら理解することにした。

きょうの試合は1ゲーム50分でハーフタイムはない。
50分間ひたすら走ってディスクを投げあう。
ディスクをキャッチした選手はその場から3歩しか動けないので、バスケのように軸足を中心にくるくると向きを変えながら、相手をかわして味方にディスクをパスする。
10秒以内にパスしないと反則で、相手チームと攻守が入れ替わってしまう。
ディスクを落としたり、相手にとられても攻守交代。
どんどんバスをつないで、エンドラインを超えた選手がディスクをキャッチすると1点入る。
ざっとこんなルールである。



ゲームの見どころというか、写真としてもっとも絵になるのはディスクをキャッチするところ。
それも相手と競い合いながら、大きくダイビングして空中でキャッチする瞬間だ。
相手もキャッチさせまいと、ディスクを叩きおとしに来るので凄まじい。
コートが大きいのでコートサイドからでは200ミリ(300ミリ相当)でも届かない。
できるだけエンドラインに近いところに陣取り、走り込んでくる選手を狙ってロングパスがくるのを待つ。
狙った選手にディスクが飛んでくると「やったー!」なのである。