Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

未来を予感させる描写

2011年12月28日 | Camera
ニコンD7000で試写してみた。
JPEGでも素性のいいデータを吐き出すので、けっこう見栄えのする絵がつくれる。
これならRAWデータでいっきに作品レベルにまでもっていけそうだ。
小さいのにとてもポテンシャルの高いカメラだと思う。



きょうのレンズはAiAFニッコール35ミリF2。シャープでよく写るレンズだ。
APS機に付けると52.5ミリ相当になるのでちょうどよい。



[今年さいごの夕食]
・小エビとタマネギのかき揚げ
・イワシの豆板醤煮
・鶏もも肉の照焼き
・しめじのバターソテー
・ツナとコーンのサラダ
・カマンベールチーズ

あしたから妻の実家へ帰省するので、しばらく更新がとまります。
それではみなさん、よいお正月をお迎えください。

しかたなく買う

2011年12月27日 | Camera
年明けにニコンD4が出るという噂はどうやら本当のようである。
D800も近いうちに出るらしい。
そして残念なことにD400はまだしばらくは出ないみたいだ。
もしかするとAPS-Cサイズのプロ機はもう出ないのかもしれない。プロならフルサイズを使えと。
いまだにD300を使っている身としてはちょっとつらい。

だけどフォーマットを変えると、レンズシステムを見なおさなければならないから、安易にフルサイズにとびつくわけにはいかない。
仕事に使うカメラはまず費用対効果を考えるのがプロだ。
というか、いまのフトコロ具合いを考えると到底わたしには買えない。ああ…
(わたしの予想価格:D4=68万円。D800=38万円)



そこで現実的な選択としてD7000を買うことにした。
こいつは安いカメラだけど、しっかりつくり込まれているので、仕事にも十分使えそうだ。
D300よりも高感度の画質はよくなっているし、しかも軽い(もう重いカメラは年寄りにはつらいからね)。
一つ気になる点はメディアがSDカードだということ。
自分のカードで撮影できる仕事はいいけど、「きょうはこれで撮って」とCFカードを手渡される会社の仕事をどうするか。
いろんな方法が考えられるが、今までよりきれいな写真が撮れるなら納得してもらえると思うのだが。

とりあえず年末年始はこのカメラの試し撮りだ。乞うご期待。



鶏の手羽肉をみりんと醤油で1時間煮こんだら、とても柔らかく美味しくできた。
ごはんのおかずにも、ビールのあてにもグッド。

ライカショップ千秋楽

2011年12月24日 | Life
60余年の長きにわたって続いてきたライカショップがいよいよ千秋楽をむかえる。
この店とわたしとの付きあいは高々5~6年であるが、じつにさまざまなことを学ばせてもらった。
ライカの歴史にはじまり、それぞれのモデルの特徴や操作感、調子の良いライカの音と感触、そして無限とも思えるレンズの写りやクセなど、書きだすときりがないほどいろんなことを教えてもらった。
ライカというカメラは本当にふしぎなカメラで、単に写真を撮るだけの機械ではなく、なにか自分のからだの一部のように感じたり、空シャッターを切るだけで恍惚としたり、まるで生きもののようなカメラなのである。



来年1月の閉店までにM8のメンテナンスをしておこうと思い、きょう店へもっていく。
CCDのクリーニングと距離計の調整をお願いした。
ずっとまえから気になっているエルマリートM28ミリの後ピン傾向も、このさいだからチェックしてもらう。
しあがりは年明けらしい。
この店がなくなったら、これからメンテはどうすればいいのだろう。
直接ライカジャパンに送ることになるのか、それとも伊勢丹のライカコーナーのWさんに頼むべきか。



M8を預け、帰りに御堂筋でかるくスナップ撮影。
LX5にビューファインダーを付けて、目につくものをサクサクと切り取る。
やはりコンデジでもファインダー越しの方が気持ちが乗ってくる。
街はもうクリスマス一色。



夜、天王寺で買い物をして、そのあと予約していた店でクリスマスディナーをたべる。

HDR画像を追いこむ

2011年12月21日 | Photography
朝からV写真館で就職活動用の証明写真のデータ修正。
はねている髪の毛や顔のニキビ、キズをスタンプツールで消す。
目の下のクマが濃い人は、それも薄く修正する。
やっかいなのは頭が傾いている人だ。
撮影のときに細心の注意を払っていても微妙に傾いている人がいる。
身体ごと傾いているのであれば、カンバスを回転させれば済む話だが、頭だけ傾いている場合は首から上だけを切りはなして回転させなければならない。
簡単にいうと、背景のレイヤーをコピーしそのレイヤーを回転させて頭をまっすぐにし、頭の部分だけレイヤーマスクを切って背景レイヤーと重ねればよい。
ただ首と頭のつながる部分がなかなかうまくいかない人もいるので、マスクを切る作業にはけっこう時間がかかる。

一日中その修正をやって、夜は北義昭ワークショップの2回目。
前回は露出を変えて撮った3枚の画像をHDRに統合するところまでやった。
今回はそのHDR画像を作品として追いこんでいく。
参加者がもってきたデータを北さんのPCに入れ、北さんは一人一人の画像をみんなのまえで見せながら作業をすすめる。
おもしろかったのは、あまりにも輝度差の大きい画像をHDRに統合すると、トーンジャンプをおこすだけでなく、つながりの悪い部分の色相が反転してしまうことだ。

素材となる3枚の画像の露出のばらし方はハイライト基準で1枚、シャドー基準で1枚、そしてその中間の露出で1枚撮る。
したがって輝度差の大きな風景だと±4~5EVくらい開く場合もあるだろうし、逆の場合は±1EVくらいで大丈夫なこともある。
もっといえば輝度差が5EV以内に収まるような風景だと、有効なダイナミックレンジが得られないのでHDRには統合できない。

さて、統合した画像をどのように追いこむかという本題に入る。
まずモノクロフィルターによって画像をモノクロ化する。
そのときに何色のフィルターをかけるかによってコントラストのつき方や中間調の見え方が変わるので、自分のイメージに近いカラーフィルターを選ぶ。
つぎにレベル補正の調整レイヤーをモノクロフィルターの下に入れ、シャドーとハイライトの明るさを決める。
このときオプションキーを押しながらシャドー(ハイライト)のスライダーを動かすと、画面全体がまっ白(まっ黒)になり、どの部分がつぶれた(とんだ)のかが目視できる。
それを見ながら自分のイメージに近づけていく。
そのつぎにトーンカーブの調整レイヤーをつくり、画像にコントラストをつけていく。
このときレベル補正の調整レイヤーの上に入れないと、先にやった黒と白の幅が変わってしまうので注意。
さらにレベル補正の調整レイヤーにもどり、グレーの濃度を決める。
これで一応の基本作業はおわりだが、全体のバランスを見ながら、重い部分は新たにレベル補正の調整レイヤーをつくりマスクを切っていく。
このマスクの切り方にもいろいろな方法があり、グラデーションツールを使ったり、なげなわツールやマグネット選択ツールを使う場合もあり、とてもここに書ききれない。
とにかく自分の納得いくところまで何回でもマスクを切って追いこんでいくのだ。

こうしてできあがった画像データをプリントするわけであるが、このプリント作業もまたたいへん。
あらかじめ10段階のグレースケールを使っておいて、まずその試し刷りプリントをつくる。
北さんはきょうのために20数種類のペーパーの試し刷りをつくってきて、そのちがいを見せてくれた。
ペーパーによって紙白の色がちがうだけでなく、黒や中間調の出方もちがうので、プリントのイメージもずいぶん変わって見える。
自分のほしいイメージを表現するのにどのペーパーがいいのかは、何度も試し刷りをして煮詰めていくのだそうだ。
しかもプリンタドライバの設定でインクの濃度も微妙に変えたりもするというから、もう果てしない作業だ。
アナログの暗室作業のさまざまなテクニックに匹敵するくらい、デジタル暗室も奥が深いことがわかるだろう。
で、追いこんだ画像がこれ→ 

21時半終了の予定が22時半まで延長して、北さんは自分の写真制作についての話をたっぷり聞かせてくれた。
その話がまたおもしろかったのだが、きょうはここまで。

忘れていたあの感覚

2011年12月19日 | Life


本来バイクという乗り物は後輪で曲がるものである。
えっ、でもハンドルは前輪に付いているのに?
バイクに乗らない人はきっとそう思うにちがいないが、バイクのハンドルは手できるのではなく、バンクさせる(車体を傾ける)ことで自然にきれるものなのだ。
そのとき体重をバイクのどこに置くかによって挙動が大きく変わる。
シートの前の方に座るよりも、後ろの方に座ってバンクさせる方が小さな入力でより大きく倒れこむ。
つまり後輪に体重をあずけて操作することで、簡単にハンドルがきれ、バイクが曲がっていくというわけだ。
これはバイクだけの話ではなく、じつは自転車も同じ原理なのである。
二人乗りの自転車がふらふらしやすいのは、体重が後輪側に乗っているためにハンドルがきれやすくなっているからだといえば理解しやすい。



この間、バイクに乗る回数が多くなってきたおかげで、この「後輪で曲がる」感覚がまたよみがえってきた。
バンクさせてハンドルがきれたら、そこから徐々にスロットルを開けて後輪に駆動力をかけていく。
すると尻の下からきもちのいい圧力が加わり、バイクはおもしろいように曲がっていく。
これはちょっとした右左折のときにも感じることなので、コツさえわかればバイクに乗るたのしさが倍増する。
そのコツとは上に書いたように、後輪の上に座っているイメージをもつことだ。
そしてハンドルを持つ手にできるかぎり力を入れずに、ハンドルをフリーにしてやることがミソ。