写真学校でわたしの担当する「写真技術講座」の成績を今月末までに出さねばならない。
あまり大きな声ではいえないが、わたしはこの成績をつけるという作業が苦痛である。
これまで授業で配布したプリントから問題をつくってペーパーテストをやっていたが、単に知識を問うだけのテストなんて意味がないので、今年はそれをやめてしまった。
替わりにグループごとに実技のテストをおこなうことにする。
あらかじめ予告した6種類の被写体から好きなものを選び、それをスタジオで撮影するというテストだ。
本番までに1週間あるので、グループで撮り方やライティングの練習をすることもできる。
テストはグループみんな(1グループ5人前後)で協力して撮影することが採点のポイントである。
撮影したデータはその場で提出、フォトショでの加工はできない。
いかにクォリティの高い絵が撮れるかも採点のポイント。
かくして実技テストはおこなわれた。

結論からいうと、このテストは採点が困難であった。
「カメラマン以外の人はカメラマンをアシストすること」と指示していたが、じっさいシャッターを切り出すと4人もアシスタントはいらない。
ライトを組むまでは全員で動くけど、後半は動かない人も出てくる。
そこを減点するというのも、なんかちがう気がする。
さらに提出した画像を見て、フレーミングやアングルのまずさをカメラマン一人の責任にすることはできない。
いろいろ撮ったなかから全員で選んだカットなのだから、みんなの責任である。
また、露出の測り方がまちがっていたり、グレーカードでホワイトバランスをとらなかったり、そういうミスも全員の責任といえるだろう。
いろいろ考えていたら、グループのなかで点数の優劣をつけることは難しいという結論になった。
これでは採点の意味がないけれど、べつに優劣つけることが目的じゃないのでかまわないと思う。
テストとはいえ、みんなで協力して一つの写真を撮ったのだから、その経験はつぎに生かされるはずだ。
まあ、じっさいは夏休みの課題との合算で成績をつけるので、若干のばらつきは出た。
それでも課題を提出して、実技テストを受けた人は全員80点以上、つまりみんな「優」なのです。
ははは、甘い先生でしょう。
(でも課題の写真のうらに書いたコメントを読んで、そんなに甘くないことを知るはずだ。おこらないでね)
あまり大きな声ではいえないが、わたしはこの成績をつけるという作業が苦痛である。
これまで授業で配布したプリントから問題をつくってペーパーテストをやっていたが、単に知識を問うだけのテストなんて意味がないので、今年はそれをやめてしまった。
替わりにグループごとに実技のテストをおこなうことにする。
あらかじめ予告した6種類の被写体から好きなものを選び、それをスタジオで撮影するというテストだ。
本番までに1週間あるので、グループで撮り方やライティングの練習をすることもできる。
テストはグループみんな(1グループ5人前後)で協力して撮影することが採点のポイントである。
撮影したデータはその場で提出、フォトショでの加工はできない。
いかにクォリティの高い絵が撮れるかも採点のポイント。
かくして実技テストはおこなわれた。



結論からいうと、このテストは採点が困難であった。
「カメラマン以外の人はカメラマンをアシストすること」と指示していたが、じっさいシャッターを切り出すと4人もアシスタントはいらない。
ライトを組むまでは全員で動くけど、後半は動かない人も出てくる。
そこを減点するというのも、なんかちがう気がする。
さらに提出した画像を見て、フレーミングやアングルのまずさをカメラマン一人の責任にすることはできない。
いろいろ撮ったなかから全員で選んだカットなのだから、みんなの責任である。
また、露出の測り方がまちがっていたり、グレーカードでホワイトバランスをとらなかったり、そういうミスも全員の責任といえるだろう。
いろいろ考えていたら、グループのなかで点数の優劣をつけることは難しいという結論になった。
これでは採点の意味がないけれど、べつに優劣つけることが目的じゃないのでかまわないと思う。
テストとはいえ、みんなで協力して一つの写真を撮ったのだから、その経験はつぎに生かされるはずだ。
まあ、じっさいは夏休みの課題との合算で成績をつけるので、若干のばらつきは出た。
それでも課題を提出して、実技テストを受けた人は全員80点以上、つまりみんな「優」なのです。
ははは、甘い先生でしょう。
(でも課題の写真のうらに書いたコメントを読んで、そんなに甘くないことを知るはずだ。おこらないでね)