Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

この秋のイチ押しドラマは「ゴマホ」

2012年10月31日 | Life
本当のタイトルは「ゴーイングマイホーム」。略してゴマホ。
主演は阿部寛で、監督・脚本が是枝裕和。
ほかにも実力派の俳優さんがそろっていて、とても贅沢なドラマだ。
映像も美しい。

ドラマのテーマは「この世界は見えるものだけで出来てるんじゃないんだよ」である。
長野の森にすむクーナとよばれる小人を、阿部扮する坪井良多とその娘が探す物語なのだが、単なるメルヘンではない。
良多と娘、良多と妻、良多と父、父と母……いろいろな登場人物の人間関係がとてもていねいにリアルに描かれている。
ゆったりとしたテンポで自然に物語はすすんでいく。
なんでもない台詞に胸が熱くなったりする。

いままで見たことのないタイプのドラマだけど、これはおもしろいです。
もうすでに第3話までおわったので、ウェブサイトの「いままでのあらすじ」か「2分でわかる!これまでのゴマホ」という動画を見てから、ぜひ来週の話を見てほしい。
心あたたまるホームドラマです。

愛憎相半ばするカメラ

2012年10月29日 | Camera
来月17日に発売する富士フィルムのX-E1の実機をビックカメラでさわってみた。

何度も書いているように、わたしは富士フィルムの信望者である。
このデジタル全盛の時代にいまだフィルムとフィルムカメラをつくり続け、その良さを伝承していこうとする姿勢に共感する。
また富士フィルムのつくるデジカメは早くからネガフィルムのような広いラティチュードをもっていたし、色調もこの会社のつくるフィルム(プロビアやベルビアなど)をシミュレートしたものだ。
カメラのデザインもXシリーズなどはどこか懐かしい雰囲気(端的にいえばライカっぽい)をもっていて、わたしなんかはもうメロメロなのである。

であるけれども、そのボディにふれた瞬間、いつもガッカリさせられてしまう。いつもだ。
どうしていつもそうなのか。
すなわち、富士フィルムのカメラは質感が低い。安っぽいのである。けっこういい値段するのに。
「愛憎相半ばする」というように、好きであるからこそ余計に裏切られたショックが大きいのかもしれない。
それともわたしの要求が高すぎるのか。



ニコン1 V2も来月発売だ。
この頭デッカチなデザインは見ているうちに、かつてあこがれ続けたニコンのフィルムカメラF4に似ていることに気づいた。
X-E1と対照的なこのデザインは好みの分かれるところだが、はたしてどちらに軍配が上がるであろうか。
V2とX-E1とはイメージセンサの大きさがちがうので競合する機種ではないという見方もあるかもしれないが、価格帯が同じなのでわたしのなかではライバル機なのだ。
無差別級の格闘技のように、こんなにいろいろ出てきたら、もうセンササイズによるカテゴリー分けは意味がないようにも感じる。
なにを選んでも全紙サイズくらいなら美しくプリントできるし、性能的には似たり寄ったりだ(ちょっと乱暴な言い方ですが)。
もうデジカメはデザインや質感で選ぶ時代になった。

走ることについての雑感

2012年10月26日 | Life
きょう、大阪マラソンの参加案内が届いた。
中に受付証が入っていて、それを受付に提出して出走するのであるが、3万人も走るので当日受付は行わない。
大会の前日と前々日にインテックス大阪というところで行うことになっている。
大阪近隣に住む人ならまだしも、遠くからエントリーする人は一泊ないしは二泊するしかない。
それに合わせて「2 days pass」という大阪の地下鉄やバス二日間乗り放題の乗車券を1,000円で販売するらしい。
大阪市もなかなか商売がうまい。
ほかにも飲食店の案内やUSJの案内まで入っている。



イギリス在住のインド人ファウジャ・シンさん(100歳)は、去年トロントでフルマラソンを完走している。
タイムは8時間25分16秒。
なんと彼は89歳からマラソンをはじめ、92歳のときに90歳代最速記録(5h40m1s)を打ち立てたスーパーじいちゃんだ。
そのニュースを聞いたとき、練習さえすればだれにでも、いつからでも走れるんだと思った。

じつはわたしは30歳前半に三度フルマラソンを完走している。
当時、若かったわたしは職場の行き帰りを毎日走って通勤し、休みの日にも長い距離を走り込んでいた。
いま考えるとけっこう走っていたもんだ。
それでもフルマラソンは相当な苦行であったのを覚えている。
30歳半ばから仕事の忙しさにかまけて走らなくなってしまい、10年以上が過ぎた。

4年まえに友人とホノルルマラソンに出ることを約束したのがきっかけで、ふたたび走りはじめた。
久しぶりに走ると15分でも息があがって苦しかった。
徐々に走る距離を増やして、ようやくハーフマラソンを完走できるようになった。
でもそれ以上の距離はまだ走れていない。

長い距離を走った人にはわかることだが、ゆっくり走っていてもある距離を過ぎると突然足が動かなくなる地点がある。
「足が棒になる」ということばのとおり、足の筋肉が収縮しなくなって(場合によっては痙攣して)まったく動かなくなるのだ。
そこがその人の走れる距離の限界ということになる。そこまで酷使するともう歩くことすらままならない。
その地点が30キロなのか、40キロなのか、あるは50キロなのかは走ってみないとわからない。

だけど、ファウジャさんは毎日16キロも走ってるというから、わたしなんてまだまだ序の口なのである。

大阪マラソンまであと1ヶ月

2012年10月25日 | Life
大阪マラソンまであと1ヶ月となった。
秋はけっこう忙しいので、なかなか走る時間がとりにくいのだが、撮影が早くおわった日の夕方とか、午後から仕事の日の午前中とかに時間を見つけて走っている。
きょうは一日フリーだったので、朝から大阪城公園へ行って少し長い距離を走る。



ずっとまえだけど、東京の人たちが皇居のまわりを朝早くから走っている姿をなにかのニュースで見たことがある。
幅1メートルほどのレーンが2本ペイントされていて、対面通行でみんな鈴なりになって走っている。
「ヤラセか?」と思うほど異様な光景であった。
どうやら東京人は整然と並んで行動するのが好きらしい? 真偽のほどをだれが教えてほしい。

一方、大阪城公園にはそんなジョギング用のレーンなどなく、みんな勝手気ままに走っている。
日曜日の午後に行こうものなら、観光客でごったがえすなか、ダンスを踊る若者や一輪車で走りまわる子供たちの間を縫うように走らねばならない。
きょうは平日なのでダンスと一輪車の替わりに、修学旅行生と遠足の園児たちがあふれかえっていた。
ま、つまり、いつ行っても人が多いのは変わらないわけだ。

フルマラソンを想定して、きょうはハーフくらい走ろうと考えていたのであるが、13キロをすぎたあたりから右の膝が痛くなってきた。
ペースを少し落してゆっくりと走ったが、17キロでストップする。
ムリをすればあと4キロくらい走れるだろうが、膝を痛めてあしたから練習できなくなると元も子もない。
帰ってから計算すると、13キロまでは1キロを5分から5分6秒くらいのペースで走っている。
これはちょっと速すぎる。膝が痛くなるのもしかたない。
ペースダウンしてからは1キロ5分21秒になっている。これだとちょっと目標タイムに届かない。
5分15秒くらいでずっと走れたらいいのだけど。
自分の身体なのになかなか思うようにいかないもんだ。

おもしろい意匠と本気の性能

2012年10月24日 | Camera
ニコン1 V2が出た。

ユーザーの声を「あれもこれも聞き入れた結果こうなりました」みたいな形で、この意匠は賛否の分かれるところではないか。
第一印象として、なんかヘビーな感じになってしまった。
ポップアップの内蔵ストロボと大きなグリップが付いたおかげで、V1のようなスッキリ感がない。
でも大きなズームレンズやFマウントのレンズを付けたときには、グリップがあった方が持ちやすいだろう。
そのうち見慣れてきたら、これはこれで面白いかも。

軍艦部(カメラ上面)のダイヤル類は必要最小限に抑えられている。
これ以上いろいろ付けるとCOOLPIXシリーズと変わらなくなってしまう。ギリギリの意匠だ。
流行りのプッシュダイヤルの使い勝手はどうなのだろう。
また、背面のボタン類が左に来たのはいいと思う。
右手の親指はカメラを支える大切な役割があるから、できるだけその周りにはなにもない方がいい。
でも、ちょっとなで肩なのが個人的には好きになれない。
わたしにはカメラの基本フォルムは四角で角ばっているものだという思い込みがある。

 

性能面はどうか。
1425画素のCMOSセンサーから生み出される画像は、ニコンのウェブサイトにあるサンプル画像を見るかぎり、ものすごくシャープでよく写っている。
ウワサではローパスフィルターがないらしいが、もしそうならこれはDX機の画像にも匹敵するくらい、かなりいいデータが得られそうだ。
旅行などに大きな一眼レフ機を持っていかなくても、このV2を1台だけで十分かもしれない。
仕事でもこいつをサブカメラとしてカバンに入れておけば、いざというとき助かるかもしれないし。

大きさはV1とほぼ同じだが、幅が5ミリ強小さくなって、高さは6ミリ弱高くなった。
全体としてコロンとした感じ(一眼レフ機のような)に近づいたみたい。
重さはなぜか50グラムくらい軽くなった(これはやや不安材料である)。
価格はボディ本体が89,800円。ニコンダイレクト

総合的にみて順当な進化だと思うが、じっさいに手に取ったとき、どう感じるかはまだわからない。