Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

こんどのルミックスはオレンジ

2013年11月27日 | Camera


先週パナソニックから発売された「ルミックス GM」は、レンズ交換のできるデジカメではもっとも小さなサイズに仕上がっている。
以前使っていたコンデジ「LX5」よりも、幅×高さ×厚さですべてのサイズが小さい。重さもボディだけで204グラムで、セット販売されるレンズ(12-32ミリ)を付けてもわずか274グラムという軽さだ。(LX5は271グラム)
ボディカラーは黒、白、シルバー、そしてオレンジ。このオレンジがオシャレでかわいいんじゃないか?
ライカM7のエルメス・エディションみたいで、なかなか高級感がある。
こんなにコンパクトに仕上がっているのに、イメージセンサーはミラーレス一眼Gシリーズの上位機「GX7」と同じで、画像処理エンジンも同じだ。つまり、出てくる画像は同じ。

余談になるが、パナソニックとライカはコンデジづくりで技術提携していて、これまでまったく同じスペックでデザインがすこしちがうカメラを両社から発売している。
いつもパナソニックが先行販売し、2~3ヶ月後にライカが発表・販売するという形をとってきた。
なので、このルミックスGMというカメラも、きっと年明けにはライカブランドで出てくるような気がする。
ちまたのウワサでは、ライカ社はAPS-Cセンサーの入ったミラーレス機を開発中らしいが、これがじつはマイクロフォーサーズ機だった、というオチなのではないか。

毎年、だれしもこの季節になると「あたらしいカメラがほしい病」を発症すると思うが、この病気は不治の病いであるから、完治をめざすのではなく、いかにうまくつきあっていくかが大事だと思う。
今年も1年よく働いた自分へのご褒美は、このルミックスGMで決まりだね。

日本画ってアナクロの芸術だ

2013年11月24日 | Life
きのうときょうで卒業アルバム3枚(6ページ分)をしあげる。もう11月も最終週だというのに、なかなか完成には遠い。
11時に一段落してジョギングに出る。10日ぶりか。



日ごろ日本画なんて見る機会はすくないが、友人のHさんがグループ展をやっているというので、午後から壽光寺へ「現代日本画の試み展」を見にいく。きょうが最終日。
この展覧会では作品を額装ではなく、表装して展示している。
表装というのは、いわゆる掛け軸のことで、古い日本家屋にあった床の間に掛けてあるアレのことだ。よく漢詩や水墨画などを表装した作品を博物館なんかで見かけるけど、日本画の掛け軸というのはわたしは見たことがない。
今回、出品している人たちの作品は栗山知浩さんという表具師が手がけているらしい。(表装する職人を表具師といいます)


(これは展覧会の作品ではありません。イメージカットです)

Hさんの案内で作品を見てまわる。
イメージしていた表装とはちがって、表装ってけっこうバリエーションが豊富だ。
それぞれの絵の背景に使っている布の模様や地の色もさまざまで、またその布が上から下までつづいているものもあれば、作品の上下10センチくらいでまたちがう布につながっているものもある。
また、絵と布の境い目に2ミリほどの線が入っているのだが、その線の色もさまざま。さらに掛け軸の芯になる直径2センチくらいの丸い棒が軸の一番下にあるのだけど、その棒もただの木ではなく、いろいろな色と形があり、陶器でできているものまである。
要するに作品1点1点に対して、表装のしかたはすべてちがう。今回の展覧会が日本画家と表具師とのコラボレーションとして生まれた作品だということがよくわかる。

日本画の知識はほとんどないわたしだが、好き嫌いでいうと、Hさんの作品はわたしの好みだ。あたたかくて静かで、どこか神秘的な感じがとてもステキだと思う。
油絵のように厚く塗り重ねているわけではないのに、重層的で色に深みを感じる。その深みが二次元の紙のなかに三次元的な奥行きを感じさせるのだ。
どうしたらこんな厚み(見かけの)がでるのかと彼女にきくと、一度塗ったえのぐを水で洗い流して、その上からまた塗り重ねるのだという。
おそらく完全に洗い流すのではなく、すこしえのぐが残った上にまたべつの色を重ねていくのだろう。見た目以上に手間のかかる作業だと思う。

ちなみに、日本画のえのぐは「岩えのぐ」といって、いろんな鉱石を細かく砕いてつくるらしいのだが、おなじ石でも粒の大きさによって色の見え方(濃度)が変わるのだという。細かい粒になればなるほど白っぽく見えるとか。ふしぎなもんだ。
粉砕した石を一度水に撹拌して、沈殿していくスピードの速いものが大きな粒子なので、そうやって沈んでいく順に分けていくのだという。岩えのぐをつくるのは、これまた手間のかかる作業のようだ。
それから、岩えのぐを溶くためのニカワ水は、一昼夜かけて水でニカワをふやかし、70度くらいに温めて溶かすらしいが、それ以上の温度になると接着力がなくなるのでNG。またニカワ水は冷蔵できるけど、凍らせるともう使えない。

てな具合いで、日本画というものはモノクロ写真を暗室で焼く作業とおなじか、もしくはそれ以上に手作業の工程がたくさんあって、たいへんそうだ。
なんでもオート化、効率化していく時代だけど、それにまるで逆行するような表現手段なので、非常におもしろいと思う。でもやがて、ひと時代まわって、日本画が新鮮に見える時代がやってくるにちがいない。

信号待ちのたのしみ

2013年11月21日 | Life
今週からG大学へアルバムの撮影に通っている。来週の金曜日までびっちり2週間だ。(土日は休み)
車で片道50分の距離だが、毎日必ずイカレた車が1~2台いてるので、ヒヤッとすることもしばしば。頭に来てアクセルを踏み込まないように、何度も深呼吸をして運転している。
カッカした気持ちを抑えるために、わたしは赤信号で止まるたびに本を読んでいる。
信号待ちなんて短いと思うだろうが、1~2分でもけっこう読めるもので、現場に着くまでにページはかなりすすむ。
朝は運転時間のうち、半分くらいは信号や渋滞で止まってるんじゃないか?

ちなみに今読んでいるのはスティーブン・キングの「11/22/63」(上巻)。
主人公ジョージ・アンバースンが時間の裂け目から過去にもどって、ある仕事を遂行するという話であるが、60年代のアメリカの地方都市が生き生きと描かれていて、良きにつけ悪しきにつけ、アメリカが力強くあったころの様子が目に浮かぶ。
1963年11月22日にじっさいに起こった事件にジョージが関わっていくのだが、さて、この日はいったい何があったのか?(興味のある人はしらべてみてください。すぐわかります)
とにかく話がおもしろすぎて、早く信号に引っかからないかと思いながら運転しているので、黄色信号で無理に突っ込むことはなくなった。



きのうまではとても寒くてつらかったけど、きょうは昼間わりとあたたかくて助かった。
昼休みに、祖父からもらったライカを持っているという写真部の学生さんがやってきて、暇つぶしにすこし話をする。
バルナック型の3g、M型のM4P、そしてR型のR4の3台もあるというので、どのモデルが好きかと尋ねたけど、はっきりとした返事はなかった。どうやらまだ使い込んでいないようだ。
残念ながら、その3台はわたしはどれも好きじゃない。(その理由を書き出したらキリがないので割愛します)
ま、学生さんならR4で一生懸命撮れば、きっといい写真が撮れるようになると思う。

午後から撮影したあるゼミの学生さんが、これも祖父のお下がりだというニコンD5100を持ってやってきた。
集合写真を撮ったあと、そのカメラをわたしに差し出して「これでも撮ってください」というので、サービスで撮ってあげることにした。
みんなでジャンプするので、その瞬間を写してほしいとリクエストされる。
カメラを見ると「発光禁止オート」という設定になっている。ISO感度は「100」で、変更しようとしたけど、D5100はわたしのカメラと操作系がまったくちがうのですこし戸惑う。「i」ボタンを押すとモニタにいろんな設定項目が出てきたので事なきを得る。
撮影はもちろんうまく写せた。彼らは「さすが、プロや!」とよろこんでいたが、設定さえきちんとすればだれでも撮れる。
素人さんは撮れない設定で撮ろうとするから、撮れないのである。そういうことがすぐ判断できるのがプロだということです。

さあ、帰り道も信号待ちがたのしみだ。暗くなってきたので、車内灯を点けて読む。

白いキスはいかが?

2013年11月15日 | Camera
キヤノンが「EOS Kiss X7」のホワイトバージョンをつくった。



中身は今年4月に発売されたEOS Kiss X7と同じであるが、ボディが白く、グリップ部がライトグレーになった。
白くなった40ミリレンズを付けると、とてもかわいい。
新垣結衣さんがこれを持つとさらにかわいい。

残念なことに、ボディと40ミリと18-55ミリのセット販売なので、ボディだけとかレンズだけでは買えない。
わたしは18-55ミリのズームレンズは必要ないし、このズームは白じゃないのだよ。
キヤノンのオンラインショップで99,800円。彼女や彼へのクリスマスプレゼントにいかが?

みんなでゴスペル

2013年11月13日 | Life
仕事が混んできて寝不足なので、ミンティアとコーヒーが手放せない。コーヒーは朝淹れたものを水筒に入れて現場に持っていく。
きょうはE小学校の音楽会。8時すぎに着いて準備をする。
舞台の背景幕には天使が音符といっしょに飛んでいる。なんだかかわいい。



依頼された写真館の指示で、きょうはクリップオンの小型ストロボは使わずに、大型ストロボで撮る。
小型ストロボだとレンズとストロボの距離が近いので「赤目」になりやすい。これを防ぐためにストロボの発光部をカメラから離して撮影するのだ。
でも生徒さんが前後で重なってうしろの人の顔が見えないときに、大型ストロボだと自由に動けないのがやっかいだ。
シンクロコードの届く範囲でなんとか顔の見える角度を探して撮らねばならない。
どうしてもうまく写せなかったときは、べつの角度からもう一人のカメラマンが全景を撮っているので、そのカットから切り出すという奥の手もある。

きょうの音楽会は、学年ごとに合唱と合奏を1曲ずつ披露するのであるが、さいごに6年生が歌った「Hail Holy Queen」はステキだった。
この曲は映画「天使にラブソングを」のなかで聖歌隊が歌っているものだが、途中からアップテンポになってハンドクラップ(手拍子)をしながら歌うたのしい曲だ。
その聖歌隊とおなじように生徒さんたちもハンドクラップで、しかも英語で歌ったのにはおどろいた。
毎年いろいろな音楽会を撮影するが、この曲を聴いたのははじめて。なかなかよかったです。あっ、それで背景幕に天使が飛んでたんだね。



帰りに梅田に寄る。
きのうの現場で、Fさんが持っていたFREITAGのバッグが格好よかったので、その店を探しにグランフロントに行ったけど見つからなかった。ガセネタか?
仕方がないので靴を買う。
カジュアルシューズだけど、シンプルなデザインなのでぎりぎりフォーマルにも使えそうな感じ。
インナーがadidas製だそうで、なかなか履き心地がよろしい。紐の結び方はシングルの方がカッコいいかも。