わたしは修学旅行や遠足に同行して奈良へいくことが多いが、だいたい回る場所は決まっているから、もうあたらしい景色の発見や感動もない。
でも個人的に奈良へいくときは、いつもとちがう場所へあえていくので、これがなかなかおもしろい。奈良ってディープです。
きょうは県庁前から市バスに乗って破石(わりいし)までいき、そこから歩いて奈良市写真美術館へいく。
美術館までの細い生活道路は、東大寺周辺の観光客でにぎわっている雰囲気からは想像できないほど、しずかでおちついた感じのする町並みで、のんびり歩きながらその途中にあるちょっとシャレたお店をのぞくのもたのしい。
さて写真美術館では「モノクロスナップ写真の魅力」という企画展が開催されている。あさって30日(日)までなので、あやうく見逃すところであった。
この展覧会には三人の写真家の作品が展示されていて、ここをつくった主旨からして入江泰吉は当然であるが、あとの二人は近藤斉(こんどうひとし)氏と阿部淳(あべじゅん)氏という写真家だ。
勉強不足ではずかしいが、二人ともわたしは知らない。
入江泰吉の写真は昭和20年代から奈良を中心に撮った街角のスナップ写真であるが、歴史の記録というか、時間の蓄積という意味では写真本来の魅力がある。
しかしながら近藤・阿部両氏のスナップ写真は、その上手さ・力強さにおいて入江の写真を超えていると思う。
とりわけ阿部氏の写真の「量」にはおどろいた。展示室まるまる一部屋の壁面に上から下までぎっしりと四切と半切のプリントが貼ってある。
しかもその1枚1枚がじつによく撮れていてすばらしい。つまり「質」も非常に高い。圧倒的です。
スナップ写真をやってる人ならぜひとも見ておいた方がいいと思う。ただし体調のよくないときだと、全部見おわらないうちにバテてしまうかもしれない。
三人の作品に刺激をうけ、春日大社や東大寺の境内で写真を撮ってかえる。
でも個人的に奈良へいくときは、いつもとちがう場所へあえていくので、これがなかなかおもしろい。奈良ってディープです。
きょうは県庁前から市バスに乗って破石(わりいし)までいき、そこから歩いて奈良市写真美術館へいく。
美術館までの細い生活道路は、東大寺周辺の観光客でにぎわっている雰囲気からは想像できないほど、しずかでおちついた感じのする町並みで、のんびり歩きながらその途中にあるちょっとシャレたお店をのぞくのもたのしい。
さて写真美術館では「モノクロスナップ写真の魅力」という企画展が開催されている。あさって30日(日)までなので、あやうく見逃すところであった。
この展覧会には三人の写真家の作品が展示されていて、ここをつくった主旨からして入江泰吉は当然であるが、あとの二人は近藤斉(こんどうひとし)氏と阿部淳(あべじゅん)氏という写真家だ。
勉強不足ではずかしいが、二人ともわたしは知らない。
入江泰吉の写真は昭和20年代から奈良を中心に撮った街角のスナップ写真であるが、歴史の記録というか、時間の蓄積という意味では写真本来の魅力がある。
しかしながら近藤・阿部両氏のスナップ写真は、その上手さ・力強さにおいて入江の写真を超えていると思う。
とりわけ阿部氏の写真の「量」にはおどろいた。展示室まるまる一部屋の壁面に上から下までぎっしりと四切と半切のプリントが貼ってある。
しかもその1枚1枚がじつによく撮れていてすばらしい。つまり「質」も非常に高い。圧倒的です。
スナップ写真をやってる人ならぜひとも見ておいた方がいいと思う。ただし体調のよくないときだと、全部見おわらないうちにバテてしまうかもしれない。
三人の作品に刺激をうけ、春日大社や東大寺の境内で写真を撮ってかえる。