Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

乳首ドリルは大阪の文化か

2014年10月31日 | Life
今週は大阪市内の2つの中学校で文化祭を撮影する。
文化祭の舞台発表の見どころといえば、合唱や器楽合奏あるいは軽音楽部などもたのしみだが、やはりクラス一丸となって取り組む演劇であろう。

早めに学校へ行ってプログラムをもらい、それぞれの発表をどの位置から撮るか、かんたんにシミュレーションする。
たとえば合唱は全員の顔がよく見えるように2階席に上がって撮るとか、英語クラブのスピーチは右手前から望遠レンズで大きく撮るとか。
じっさいの発表がはじまると、そのとおりにいかないこともあるが、暗い会場内で自分がどう動くかを考えておくことはとても大事なことだ。

さて、3年生のあるクラスの劇がはじまった。
勉強のきらいな白雪姫が王子さまと出会って恋におち、勉強にもがんばるというお話。
話の途中でなぜか二人組の男子が出てきて、新喜劇ネタをそのまま熱演する。
よしもとの芸人よろしく、一方は上半身はだかで、他方が紙製の棒でバシバシと叩くと、これが大ウケで会場が爆笑の渦に巻きこまれた。



きのう行った中学校の舞台でも、偶然にもこの「乳首ドリル」ネタがやられていた。これ、流行ってるの?
こういう下品なネタ(わたしはきらいではない)が堂々と文化祭の舞台でできるのは、ここが大阪の中学校だからであろうか?
きょうの中学校は十数年まえまでは「ピカドン」や「沖縄戦」、「障害をもつ仲間」など、もっとシリアスな演劇を発表していたのだが、もうそんなテーマで指導される先生はいなくなったのかな。
中学校の文化祭、あるいは文化ってなんだろうと思う。

寒いけど暖かい写真

2014年10月26日 | Photography
朝5時に目が覚める。
寝床で1時間ほど本を読み、アルタの散歩のあと、バナナ1本と野菜ジュースを摂り、早朝練習に出る。
日曜の朝のランニングは人も車もすくなくて気持ちがいい。
自分の足音が聞こえると、その日の調子が手に取るようにわかる。
調子のいいときは「タッタッタッ」と軽くて短い音がする。着地がうまくいってる証拠。
逆にわるいときは「バタバタ」とか「ズサッズサッ」というような地面を擦るような音がする。まえに進む力を殺して、エネルギーを無駄にしている感じ。

シャワーを浴びたあと、先週撮った2つの修学旅行の撮影データと請求書をクライアントに速達で送る。
そのあと今週の撮影の打ち合わせにX写真館へ。メディカードを預かり、ギャラまでいただく。
先にもらってしまうと、当日がんばるしかないわけで、いやが上にも気合いが入る。
帰宅して、遅れに遅れているアルバムの編集作業を再開する。
いや、本当はまだ編集のまえのデータづくりの段階で、ひたすらトリミングとリサイズとeps保存に時間を費やす。



午後から写真茶話会RR。
きょうは特別に写真家のYさんが来る。わたしが無理をいって、昔のスライド作品を見せてほしいとお願いしたのだ。
すると、きのう「あたらしいスライドもつくりました」とメールが入ったので、きょうはとても楽しみなのである。
参加者の写真を見おわって、さあ、いよいよYさんのスライドショー。
あたらしい MacBook Pro の画面に、つぎつぎとなつかしい写真があらわれた。

この作品は5つか6つの小作品が大きく1つにまとまっているのだが、2つめに出てきた彼女のデビュー作「向かうところ」は、いつ見てもいい写真だ。
彼女のやさしくも力強いまなざし、写真に愛をこめる力、写真家としての決意、などが伝わってくる。

つづいてあたらしいスライドショー「白を巡る」が上映される。
今年の3月にアイスランドを旅したときに撮ったという写真は、いままでのYさんの写真よりもさらに繊細で、かつ力強さが増していた。母なる大地、なんてことばが浮かんでくる。
じっさいの現地は氷点下でものすごく寒いのだろうが、その写真群から寒さはあまり伝わってこない。むしろ暖かさのような、ほっこりとしたものが感じられる。
上映後、わたしは無性にアイスランドへ行きたくなった。

アイスランドの広大な雪原のスケール感を大きなプリントで味わいたい。
わたしはそう思って、Yさんに「これで写真展しないのですか?」と聞くと、そのつもりはないらしい。ぜんぜん撮りきれていないからだという。
「撮りきれた」という感覚のない写真は作品にはならない。彼女はどこまでも自分の写真に正直だと思う。
それにしても残念。もう一度アイスランドへ行って、つづきを撮ってきてほしい。わたしの勝手なおねがいです。

USJでからまれる

2014年10月24日 | Life
本日はW小学校の修学旅行、二日目。
午前中に奈良公園は東大寺や春日大社を見学し、そのあと大阪城へいく。
午後からおたのしみのUSJという行程だ。

USJの手前にあるピクニックエリアで弁当をたべ、たべおえたグループから入口で写真を撮って入園する。
わたしがその写真を撮っていると、背後から「おっさん、おっさん」と怒鳴り声がするのでふりかえったら、ヤンキーあがりのような目つきの悪い兄ちゃんが立っている。20歳代半ばといったところか。
そのとなりにはヤンママと小さな子ども、それに若いじいちゃんのような人もいる。大家族でUSJにあそびに来ていたようだ。
「なんですか?」と聞くと、「おまえ、いまオレらの写真撮ったやろ」という。



人通りの多いところで生徒さんたちを撮る場合、カメラを低く構えて生徒さんのうしろに人を隠すようにして、できるだけ一般の人が写らないように撮っている。
ただ素早く撮らねばならないので、やむを得ず写ってしまうことも時にはある。

「写らないように撮ってますが、なにか?」と返すと、その兄ちゃんは「盗撮か! 警察呼ぶぞ。こらっ!」とすごんでくる。意味わからん。
こういう手合いは理屈が通らないので、ことを荒立てないのが得策である。
もとより仕事中なので、ここでトラブルになれば、多くの人に迷惑がかかってしまう。
わたしは(頑丈なD800でそいつの頭を殴ったろか)とキレそうになる気持ちを抑え、「申し訳ございません」と頭を下げてその場をやりすごす。
「その写真、消しとけよ。こらっ!」と捨て台詞を吐いてその兄ちゃんは去っていった。

そのあとくだんの写真を拡大して見てみたら、その兄ちゃんは写っていなかったが、生徒さんのすき間からじいちゃんの顔が小さく写っていた。
もちろん写真はそのまま消さずに、つぎのグループの撮影をつづける。
兄ちゃん、あほか。盗撮っていうのはこういう写真のことや。


疲れた人にオススメのお茶

2014年10月12日 | Life
大型の台風19号は沖縄の上空に居座ったまま、なかなか大阪には近づいてこない。
おかげできのうのT幼稚園ときょうのU保育所の運動会は、予定どおり無事に写すことができた。
最近、身体が軽くてよく動くので、いつもより撮りすぎてしまう。あとのセレクトやトリミングがたいへんだ。



ところで、わたしはコーヒーも好きだけど、ハーブティーもけっこうよく飲む。
きのうの夕方、体調がすぐれないというVさんを無理やり誘って、ハーブティーを飲みに天満へいく。
ホントは若い女性と来るべき店だろうが、なかなか相手をしてくれる人がいないので、きょうはオヤジふたりで下見という感じ。
手づくりのスコーンやケーキがあるので、セットにしていただいたが、なかなか美味しかった。



そのお店でビタミンブレンドというドライハーブを買ってかえって、自宅で飲んでいる。
そのままでも美味しいけれど、ティースプーン1杯のマヌカハニーを溶かして飲むと、ほのかな甘みとコクが出て、これまた旨い。
カラダによさそうなので、ぜひ。

ハーブカフェSORA

運動会で頼りになるD5300

2014年10月04日 | Camera
運動会シーズンまっさかりである。
先週末のS小学校の撮影を皮切りに今秋は6回の撮影がある。今年はすくない方かもしれない。
きょうはおなじ系列の二つの幼稚園の合同運動会だった。
1000人近い園児たちが次からつぎへと走ってくるので、二人のカメラマンで息つく暇もなしに撮りつづけなければならない。

←これはきょうのカットではありません

運動会の撮影で一番大切なのは、撮りもれないことだ。ウチの子が写ってない!という親からのクレームが一番多いからです。
撮りもれないようにするためには、まず走ってくる子どもたち全員を(ファインダーを覗かないで)とらえて、射程内に近づいて来た子から順番にすばやく撮っていく。
カメラを構えると狙いを定めた子に一瞬でピントを合わせ、そのままコンティニュアスモードで追いかける。うしろから走ってくる子がかぶらずに顔が見えた瞬間にシャッターを切る。
ファインダーの中でいい形になるのは何回もないから、「今だ」という瞬間に1回だけシャッターを切るのだ。

かつては走ってる子どもの様子をしっかり見ないで、連写モードに頼っていたこともあるが、あとで見ると写ってほしい瞬間が撮れていないことが多かった。
なので、どうしても連写する場合はシャッターボタンを半押しのままピントをホールドしておいて、自分の意思で2~3回切ることはあるが、カメラの連写モードを使うことはない。
とにかくファインダーの中できちんと画をつくることが大切だ。

運動会の撮影はとにかく走り回るのでカメラは軽い方がいい。
きょうの撮影では真っ赤なD5300を使ったが、以前にも書いたようにこのカメラは非常に軽い。
ボディだけで540グラム、きょうのレンズは630グラムだから合わせても1170グラム。
こんな初心者用モデルで撮ってるプロはいないかもしれないが、でもニコンの現行のAPS機ではこれが一番あたらしいわけだから、写した画にクレームがつくことはないだろう。
ピントは速いし、3Dトラッキング(ピント追従機能)で一度ロックしたら外れることはない。露出もホワイトバランスもきわめて正確なので、安心してオートを使える。
運動会でこんなに頼りになるカメラはないよ。

あえて難くせをつけるとすれば、メディアカードのスロットが一つしかないので、バックアップがとれない。
万が一、カードに不具合が起きたらアウトだ。それだけが唯一の心配です。