パスポートや運転免許証などに添付する写真にはきびしい規格がある。
サングラスやマスク、帽子は付けずに、顔はまっすぐ正面を向き、表情は歯を見せて笑ってはならない。基本的に真顔である。写真のサイズや顔の大きさも細かく規定されている。(くわしくはこちら)
これは本人であるかどうかを確認するための証明写真であるから、当然といえば当然なのだが、デジタル写真の時代になって修正がかんたんにできてしまうと、本来の証明写真という意味からすこし外れてくる。
じっさい高校受験用の願書に貼る証明写真は、大きな声ではいいたくないけど、わたしはかなりの割合で修正している。どこを修正するのかというと、髪の毛のハネ、顔のキズやニキビ、そして首やからだの傾きである。時々やんちゃな生徒さんの茶髪を黒くしてくれというリクエストもあるが、それは証明写真にはならないのでお断りしている。
←これは無修正です
さて今年もたくさんの中学生を撮影して、現在その後処理(つまり修正)に追われているのだが、首の傾いている生徒さんがじつに多い。あるいは首はまっすぐでもからだが傾いている人もいる。
もちろん撮影のときにまっすぐになるように指示するけど、なかなかそれをキープできないで、つぎの指示をするともう首(からだ)が傾いている。撮影時間がタイトなので、多少の傾きは妥協せざるを得ないのだ。
それにしても頭の先からヘソまでまっすぐに座れる人はすくない。この傾向は年々ひどくなっている気がする。
先日、何度やっても首がまっすぐにならず、しかも顔が正面を向かない生徒さんがいた。もしかして身体的な障害をもっているのかと思い、撮影中に担当の先生に小声で確認したほどだ。あとでわかったのは、勉強のしすぎで骨格(おそらく背骨)が歪んでしまってるということだった。
あまりにもひどいので後日撮りなおしさせてもらったが、それでもまっすぐにはならない。しかたないのでたくさん撮った中から顔が正面に向いているカットとからだが正面を向いているカット、さらに目が開いているカットを合成して、一応まっすぐに見える写真を完成させた。
はたしてこれが証明写真といえるのかどうか。
サングラスやマスク、帽子は付けずに、顔はまっすぐ正面を向き、表情は歯を見せて笑ってはならない。基本的に真顔である。写真のサイズや顔の大きさも細かく規定されている。(くわしくはこちら)
これは本人であるかどうかを確認するための証明写真であるから、当然といえば当然なのだが、デジタル写真の時代になって修正がかんたんにできてしまうと、本来の証明写真という意味からすこし外れてくる。
じっさい高校受験用の願書に貼る証明写真は、大きな声ではいいたくないけど、わたしはかなりの割合で修正している。どこを修正するのかというと、髪の毛のハネ、顔のキズやニキビ、そして首やからだの傾きである。時々やんちゃな生徒さんの茶髪を黒くしてくれというリクエストもあるが、それは証明写真にはならないのでお断りしている。
←これは無修正です
さて今年もたくさんの中学生を撮影して、現在その後処理(つまり修正)に追われているのだが、首の傾いている生徒さんがじつに多い。あるいは首はまっすぐでもからだが傾いている人もいる。
もちろん撮影のときにまっすぐになるように指示するけど、なかなかそれをキープできないで、つぎの指示をするともう首(からだ)が傾いている。撮影時間がタイトなので、多少の傾きは妥協せざるを得ないのだ。
それにしても頭の先からヘソまでまっすぐに座れる人はすくない。この傾向は年々ひどくなっている気がする。
先日、何度やっても首がまっすぐにならず、しかも顔が正面を向かない生徒さんがいた。もしかして身体的な障害をもっているのかと思い、撮影中に担当の先生に小声で確認したほどだ。あとでわかったのは、勉強のしすぎで骨格(おそらく背骨)が歪んでしまってるということだった。
あまりにもひどいので後日撮りなおしさせてもらったが、それでもまっすぐにはならない。しかたないのでたくさん撮った中から顔が正面に向いているカットとからだが正面を向いているカット、さらに目が開いているカットを合成して、一応まっすぐに見える写真を完成させた。
はたしてこれが証明写真といえるのかどうか。