Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

素直でシンプルな写真

2016年01月28日 | Photography
3月の個展に向けて着々と準備がすすんでいる。

1300枚刷ったDMのうち1000枚は、海岸通ギャラリーCASOから50ヶ所の画廊や美術館へ送ってもらった。わたしは自分の足で大阪の写真ギャラリーをまわって置いてもらっている。のこりあと100枚くらい。
きょうもギャラリーまわりをしていると、心斎橋アセンスは現在工事中で、来年あたらしいビルが建つそうだがギャラリーを設置するかは検討中だという。アクリュギャラリーも夏まで閉廊になっていたし、ポートギャラリーはすでになくなっていた。
なんか大阪の写真ギャラリーはお寒い状況になっている。



ついでにニコンサロンでやっている日本写真映像専門学校と大阪芸術大学の卒業制作展を見る。
毎年、両校の展覧会はこの時期におなじ会期で行なわれるのであるが、それぞれ選抜された力作が展示されていて、それを見くらべるのがおもしろい。
その中でわたしの目にとまったのは、写専の松村あかりさんの作品「とべるものならとびたいよ」だ。病気の祖母を撮っている。まだ撮りきれていない感は否めないが、作品解説には「これからもずっと撮り続けていきたい」と書いてあるので、ぜひつづけてほしいと思う。
やはりこういう写真は長く撮りつづけていくことで見えてくるものがあるし、それが作品の質を高めるのだと思う。



ところで、これまでわたしは3回個展をやっているが、毎回思うのは写真とステートメント(制作意図)とが合っていないと感じることだ。その原因はだいたいわかっている。作品をカッコよく見せようと、背伸びした文章を書くから写真と遊離してしまうのだ。
今回のステートメントは非常にシンプルで、等身大の作文ができたと思う。写真もシンプルで素直に自分の感動を写している。巧い写真はないが、わたしにしか撮れない写真なので、そこがこの写真展をする意味なのです。

すでに注文したブックマットは届き、レンタルフレームも予約した。あとはプリントを刷るだけだが、三日もあればできるので、もうすこし先延ばしし、それまで撮影と選択をつづけようと思う。
さあ、どんな写真展になるか、とてもたのしみである。

GIFTS - 受け継ぐもの -

2016年01月16日 | Photography
3月に個展をすることになった。告知にはまだちょっと早いかもしれないが、準備は着々とすすんでいるので、一応書いておこうと思う。
場所は去年「写真茶話会RR展」で使った海岸通ギャラリーCASO。展示室もおなじスペースYである。
展覧会名は「GIFTS - 受け継ぐもの -」。会期は3月1日(火)から6日(日)まで。
お近くの方はぜひ覗きにきてください。



今回の作品は妻の実家である兵庫県の篠山がテーマである。
ちょうど2年まえの1月に義母が他界し、先週三回忌をすませたばかりであるが、この間、義母のいなくなった実家と田畑を彼女の娘たち(つまりわたしの妻と義妹たち)がどのように守り、受け継いできたのかをわたしは記録してきた。
とはいっても、堅いドキュメンタリー作品ではなく、篠山の田舎の風景と彼女たちの日常を気負わずに写したスナップ写真である。

来週、DMができあがるので、それを持って大阪近辺の写真ギャラリーを回らねばならない。
並行してプリントとマッティングの作業が待っている。あれこれと作業していると1ヶ月くらい、あっという間にすぎて搬入日になってしまうだろう。まあ、そういう作業こそがたのしいのだけど。
いままでハーネミューレのフォトラグバライタを使っていたが、アホみたいに高いので、もうすこし安くて質感のいいペーパーをさがしている。
ピクトランの局紙はあたたかい風合いでいいけど、ピクトリコの微光沢紙もなかなかいい感じだ。このへんに落ちつくのではないか。

いずれにしても今回の作品はそれほど大きくなくて、A3くらいの写真を18×22インチのシンプルな額に入れようと考えている。
CASOでは額を貸してくれないので、べつのところでレンタルする予定だが、けっこうな枚数なのでこれもまた悩みどころ。ああ

三脚であたらしい世界を見る

2016年01月10日 | Class
知人のUさんが三脚を買ったというので、その使い方をご教授することになった。



三脚を使う最大の目的は、シャッタースピードが遅くなるときにカメラがブレないようにすることである。
で、どういう場合にシャッタースピードが遅くなるかというと、ISO感度が低い・絞りを絞る・暗いなどの条件が重なった場合だ。
逆に明るい場所か、ISO感度を高くするか、絞りを開ければシャッタースピードは速くなるので、三脚がなくてもブレにくい。
いつも使っているカメラとレンズで、自分がどのくらいのスローシャッターまでブレずに切れるか、それを把握しておくと、三脚を使うべき場面もはっきりしてくる。

それから露出モードをプログラムオートにしていると簡単でいいのだけど、シャッタースピードがいったい何秒で切れているのか、意識できない(しない)ことが多い。それでは三脚を使う場面もわからない。
つまり三脚を使うということは、つねにシャッタースピードを意識していないとその意味がないということだ。なので露出モードは絞り優先ないしはマニュアルにしておく方が、自分のイメージに近い写真が撮れると思う。



三脚を使うもうひとつの目的は、構図とピントを固定するということだ。
これはシャッタースピードが速くても遅くても関係なく、使うべきときは使う。まあ、たいていはスローシャッターになる場合が多いけど。
たとえば人物を撮るときに、いい表情を写すために何枚もシャッターを切るが、人物が動かない場合はピントも動かないので三脚を使って撮る方が撮りやすい。
また商品などの動かない物を撮る場合もおなじで、三脚にカメラを固定しておくと、光の当て方や物の配置などを試行錯誤するのに便利だ。
さらに風景写真でも構図を決めてから太陽光線や雲の表情がよくなるまで待つ場合にも三脚は有効。



このようにいろいろ撮ってみると、三脚が必要なときと不要なときがはっきりしてくる。
いちいち三脚を使うのは時間がかかるし持ち運びも面倒なのだが、三脚を使うと手持ちでは撮れないものが撮れるので、じゃまくさがらずに使ってみるといい。
いままで見えなかった世界が必ず写せます。

今年のニコンは「5」だ

2016年01月07日 | Camera
オリンピックイヤーに合わせて、それぞれのカメラメーカーから旗艦機モデルが出てくるのはいつものことであるが、今年のニコンは予想どおり「D5」が出てきた。
主な特徴はつぎの4点。
 (1) フォオーカスポイントが153点(このうち99点がクロスセンサ)
 (2) 秒間12コマの高速連写
 (3) あたらしい画像処理エンジンEXSPEED5(常用感度ISO 102400!)
 (4) 4K UHD(3840×2160)動画
発売は3月。値段はニコンダイレクトで750,600円(税込)。ははは

わたしを驚かせたのはD5ではなく、APS-C機の「D500」が出たことだ。400をすっ跳ばして、500だよ!
ニコンファンはかれこれ5~6年間、D300sの後継機としてD400が出るのを待ちこがれていた。この間、上位機種である7000番台が3代目まで出ている。D400はもう出る気配なしとあきらめて、フルサイズ機にいってしまった人も多いと思う(わたしもその一人)。

ところがである。
型番が400を跳ばして500になったのは、D5に合わせたからであろう。(でもすでにD600があるから、つぎの番号がないよ)
そんなことよりも中身がすごい。D5とおなじフォーカスポイント(APS-Cなので、ほぼ全面フォーカスに近い)で、画像処理エンジンもおなじEXSPEED5だ。連写だって10コマ/秒とかなりがんばっている。
外観はプロ仕様のお約束「丸型」ファインダーだし、左肩のボタン・ダイヤル類もD5とおなじだ。つまりD5とほぼおなじスペックでセンサとボディをひと回り小さくしたのがD500という感じ。

いやー困ったな。3月にあたらしいカメラ(フルサイズ機)を買おうと思っていたのに、こんなすごいカメラが出るなんて。悩ましいかぎりだ。
デジカメinfoのコメント欄を読めば、ニコンファンがどれほどD400(つまりD500)を待ち望んでいたかわかる。すでに予約した人、多数。わたしもポチッといくか!?

(あっ、あの200万円の福袋にはやっぱりD5が入ってたのかも、3台くらい?)

ニコンの福袋は◯◯万円

2016年01月02日 | Life
妻と義妹たちが子どもを連れて神戸三田プレミアム・アウトレットへいくというので、わたしも運転手としていっしょにいくことになった。
せっかくいくのだから、安いスポーツウェアや登山用品があれば、なにか買おうかと思っている。
アウトレットの近くまで来ると、車の渋滞でなかなか駐車場に入れない。やっとのことで到着。姪っ子甥っ子たちはそれぞれスポンサーとなる母や叔母について場内を回ることになった。わたしは一人でぶらぶらと。
それにしても正月ってこんなに人が来るんだ。大阪駅以上の混雑ぶりでおどろいた。



とりあえず腹ごしらえをしようと思い、隣接するイオンモールへいくが、こちらもものすごい人で、連絡通路が渋滞でまえに進まないほど。来るんじゃなかった。
2階の食堂・レストランはどこも長蛇の列で入れそうもない。なので3階のフードコートへいったが、ここも超満員。
で、韓国風の店でスンドゥブチゲという辛い豆腐の鍋を30分も並んで食べた。(座席をさがすのもたいへんでした)

食事を終え、アウトレットへもどり場内案内をじっくりと見ると、ニコンの店がある。
さっそく行ってみると、入口にたくさんの福袋が置いてあった。さすがにお正月だね。値段はいろいろあって、一番安いのは5千円セット。そのつぎは2万円、5万円、なんと10万円セットは売り切れ。だが、これくらいでおどろいてはいけない。
さらに14万、20万、50万、70万、100万円とつづき、一番高いのは200万円セットだ! いったい何が入っているのでしょう?
D4Sに大三元レンズか。いや、それでも総額130万円くらいだから、ひょっとするとまだ見ぬD5か?(そんなわけないか)わたしのような庶民にはまったく関係のない福袋だけど、爆買いツアーの人たちなら買っていくのかもしれない。

なにか手ごろなものはないかと物色したけど、ニコンダイレクトで販売している価格とおなじで、べつにアウトレットだから安いというものはなかった。残念。
結局、スポーツウェアもなにも買わず(見れず)に集合時間になり、帰路につく。あの福袋には何が入っていたのか、気になる。