Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

芒果雪花冰をたべに

2016年07月31日 | Life
台湾旅行4日目の夜、台北で奇跡的に見つけた宿のオーナーが教えてくれた「冰讃(ピンザン)」という店へマンゴーかき氷をたべにいく。



食文化の豊かな台湾で定番のスィーツといえば、やはりこれである。台湾では「芒果雪花冰」と書くらしい。雪の花の氷とはなんとうつくしい表現か。
マンゴーがたっぷり乗ったこのかき氷は氷自体にミルク味がついていて、ふわふわとシャリシャリのちょうど中間くらいの食感が口の中をたのしませてくれる。値段は120元(約400円)と非常にお得感あり。
上の写真は偶然となりに座った日本人の夫婦が撮ってくれた貴重な写真。彼らは台湾に住んでいて、どうやらこの店の常連客のようであった。
夫婦ならふつうだが、オヤジふたりでマンゴーかき氷はかなりシュールだ。わるくない。



奇跡的に見つけた宿というのが「芒果驛站旅店」というところで、なんと日本語では「マンゴーステーション」という。オーナーの女性は日本に住んでいたという台湾人で、日本語がペラペラなのがとても助かった。また台湾にいったら、ここに泊めてもらおうと思う。

奇跡のご来光

2016年07月30日 | Life
台湾旅行3日目、嘉義から阿里山森林鉄道に乗って奮起湖という町へいく。さらにバスにゆられ、計4時間以上かかって阿里山に到着。
ここは台湾で一番人気の観光地だけあって、阿里山駅まえはものすごい人と車やバスでごったがえしている。
駅からすこしいくとホテル街がある。一軒一軒たずねて今夜の宿をさがすが、週末とあってどこも満室かダブルベッドの部屋しか見つからない。男ふたりが一つのベッドで寝るのはすこし抵抗あるが、この際、背に腹はかえられない。ダブル部屋にするか。
あきらめかけていたら、さっきたずねたホテルのフロントの男性がやってきて、となりのホテルにツインの空き部屋があることを教えてくれた。ここは先ほどフロントにだれもいなかったホテルだ。宿が見つかってよかった。ありがたや。



つぎに明朝ご来光を見にいくために、阿里山駅から祝山への森林鉄道の切符を買いにいく。だが駅にいくと祝山線の切符売場は閉まっていた。この列車は日の出まえに3本だけ運行している路線であるが、小さな車両に乗れる人数はほぼ決まっているので、きっと切符の発券枚数に達して販売はおわってしまったのだろう。残念だがしかたがない。
そのあと駅の2階にある食堂でウーロン茶をのみ、店を出るとPさんが「ここに売ってるかも」と2階の切符売場を差した。はたして祝山線の切符はまだ残っていて、あしたの乗車券を買うことができた。なんか奇跡的だ。



つぎの日、3時30分発の始発に乗り、4時すぎに祝山の頂上に着く。日の出時刻は5時40分なので、まだかなりの時間がある。
うす暗い(ほとんど真っ暗な)展望台にいくと、商魂たくましく売店があかあかと営業している。じっとしていると震えるほど寒いので、かわいいカップに入った肉だんごスープをたべる。身体があたたまり、じつに旨かった。60元。



日の出の瞬間、山の稜線につよい光線がかがやき、あっという間に空が黄金色になった。見物客がいっせいに声にならない声を発し、みんな夢中で写真を撮りだす。美しすぎて、なんか涙が出そうだった。
ここまで来るのはけっこうたいへんだけど、がんばって見に来る価値は十二分にある。

どろスパでパンいち

2016年07月29日 | Life
台湾旅行2日目、桃園から高速鉄道(新幹線)に乗って嘉義へいく。台湾国鉄なら3時間半かかる距離も高鉄なら1時間半だ。速い!



嘉義という町は去年日本でも話題になった「KANO~1931海の向こうの甲子園~」という映画の舞台である。
戦前、台湾がまだ日本の統治下であったころ、嘉義農林学校の野球部が台湾代表として甲子園に出場し、決勝戦にまで勝ちすすむ。おもしろいのはこの野球部は内地人(日本人)、漢人(中華系台湾人)、蕃人(台湾原住民)の3民族による混成チームであることだ。映画のなかで永瀬正敏演じる近藤監督が選手たちの個性をうまく引き出して、弱小チームを甲子園まで連れていく。いい話なのでぜひ観てほしい。号泣まちがいなし。
駅前から中山路を東に700メートルほどいくと、当時のエース呉明捷選手の銅像がロータリーの中央に立っている。いまもヒーローなんだね。



午前中、阿里山森林鉄道の車庫へいく。
たぶん鉄道ファンなら泣いて喜びそうな古い車両がたくさん置いてある。入園は無料。Pさんが嬉しそうに乗っているのはDL2という三菱重工製の車両だ。

午後からバスで関子嶺という温泉街へいく。
ガイドブックに「台湾でも有数の泥の温泉」とあったので、泥の風呂にドボンと浸かるのかと思っていたら、そうではない。
桶のなかに灰色の泥が入っていて、それを全身に塗りたくる。そのまま乾くまでベンチ等に座って待つ。泥が乾いたらシャワーで洗い流して、それからいくつかある温泉に入る。
肌をさわるとつるつるになった気がした。きっと泥のなかの有効成分が、乾くあいだに浸透するのだと思う。

じつはこの泥温泉は男女混浴で、水着を着て浸かるのであるが、わたしもPさんも水着を持ってきていない。全裸で入るわけにいかないので、下着のパンツ一丁で入った。堂々とそしらぬ顔をしていれば、まったく怪しまれることはなかった。今度来るときは水着を忘れないようにしようと思う。
温泉内での撮影は禁止だったので、顔まで泥まみれのようすをお見せすることができないのが残念である。

ご褒美はイタリアン

2016年07月25日 | Life
命がけの地車撮影のあと、はてしないRAW現像をする一方、M幼稚園とN小学校の宿泊行事を連チャンで消化する。
とにかく睡眠時間が足りていないので、一日中ねむくて頭がぼーっとする。
この季節にこれほど忙しいのはめずらしいが、からだもカメラも無事になんとか乗りきった。

昨夜は仕事の慰労と妻の誕生祝いもかねて、すこし贅沢にイタリアンをたべにいく。山盛りの前菜とフリッター、ピザ、パスタでもうお腹いっぱいになり、メインの肉料理は無理やり押しこんだ。(ストウブでつくった豚肉の煮込みは抜群に旨かった)
さいごのドルチェ盛り合わせはリクエストどおり「Happy Birthday ◯KO♡」と書いてくれたが、美しさがすこし足りないのが残念。





今朝は重いからだにムチ打って、ジョギングに出る。
3キロほど走ると急にからだが軽くなり、足の回転数が上がる。いつもの10キロコースを走りおえて、時計をみると今年二番目の好タイムだった。
この2週間、からだを酷使して疲れが溜まっていたのに、それがぜんぶ吹き飛んだ感じ。人間のからだって不思議だ。

そのあとO中学校へ写真をとどけ、かえりにジョギングシューズを買う。あたらしい靴で暑い夏を乗りきろうと思う。単純すぎるか。

命がけの撮影

2016年07月13日 | Life
近くの神社から鐘や太鼓のお囃子が聞こえてくると、いよいよ夏祭りの季節だ。
大阪の平野区にある杭全(くまた)神社の夏祭りは、9つの町がそれぞれ有する地車(だんじり)を2日にわたって曳行する。屈強な男たちが地車を押したり曵いたり、ときには回したりしながら町内を練り歩くのがこの夏祭りの特徴だ。
そして2日目のラスト、杭全神社にすべての地車が集結する「宮入り」が最高の見せ場となる。



今年はひさしぶりにこの夏祭りの撮影依頼がきた。おもに来年のカレンダーに使われる写真を撮るのだ。
きのうは5つの地車に付いて町内を回った。きょうはあとの4つと宮入りのシーンを撮る。11時まえに撮影ははじまり夕方に一旦休憩する。19時からはいよいよ宮入りだ。
各町だいたい30分間隔で神社にやってきて、大きな鳥居をくぐって入って行くのであるが、その間、ものすごい人数の警官(100人くらい?)が人間の鎖をつくって、神社のまえを走る国道25号を通行止めにする。

神社まえの交差点は演舞場となり、文字どおり縦横無尽に地車が行ったり来たり回ったりする。昼間の曳行とちがうのは地車の前後に、おなじハッピを着た女子数十人がお囃子にあわせて「それそれ」とかけ声をかけて走り回ることだ。
この人たちを避けながら地車に接近して撮影するのはとてもたいへん。ぼやっとしていたら人がぶつかってきたり地車に敷かれそうになる。じっさい2回ひやっとする場面があった。翌朝の新聞に載らなくてよかった。

9台すべての地車が宮入りしたのは午前0時をまわっていた。2日間、じつにタフな撮影であった。32GBのメディアカード4枚と16GBを2枚も撮ったので、あしたからのファイル整理がたいへん。気が遠くなる。とりあえず帰って寝る。