Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

春まで待てない

2016年10月27日 | Camera
繁忙期も半ばを越え、撮影は順調にすすんでいる。あとはのこりの撮影と平行して、データ整理とアルバム編集がのこっている。年末まで時間との勝負という感じ。
今年は大きな中学校を受注したので一人では物理的に撮れない場面があって、カメラマンを外注することが多い。でも来年の3月に納品するまでアルバム代は入ってこないから、出て行く一方で台所が苦しい。



そんな事情などおかまいなしに、魅力的なカメラがつぎつぎと出てくるので、その物欲にあらがうのがこれまた苦しい(たのしい?)毎日である。instax スクエア

のたりのたりグルメツアー

2016年10月23日 | Life
「春の海ひねもす」とくれば「のたりのたりかな」とつづくのは与謝蕪村の有名な俳句であるが、この「のたりのたり」とは穏やかな春の日本海のようすを表現したことばで、蕪村ならではの語感というか音の響きとリズムが心地よい。



秋の深まってきたきょう、春の海ならぬ瀬戸の海を見ながら、おいしいものをたべる「のたりのたりグルメツアー」に参加した。
ツアーの提案者であるJさんは見た目はフツーのおやじ(わたしと同い歳)だが、おいしいものを出すオシャレな店をいろいろと知っている。いままで彼のすすめで入った店にハズレはない。
なので、Jさんが誘うといつも若い女性がふたつ返事でのってくる。美食家はもてるね。美食家ではないわたしは車の運転手という役割を買ってでて、このツアーに便乗することにした。



明石海峡大橋が目のまえに見える自然食レストランで、ちょっと贅沢なランチ(といっても2千円弱)をいただき、食後、お店の裏の波打ちぎわで写真を撮る。
そのあと大橋をわたり、淡路サンセットライン(西海岸)をのんびりドライブする。太平洋に面している東海岸にくらべ、内海になるこちらの海の方がなんとなく穏やかに見える。まさに「のたりのたり」だなあ(?)
1時間ほど走って、やはりJさんおすすめのカフェで休憩。シンプルな内装と木製の什器が調和したお店で、おおきな窓から海が見えて心がなごむ。おいしいものをたべるだけでなく、お茶をのむ店の雰囲気もたのしむというのが美食家の心くばりのようだ。



店を出て北淡町へ取って返すと、いままで厚い雲でおおわれていた西空から日が射してきた。小高い山の中腹で車を停め、神々しい夕日をおがむ。なんかデキすぎている。
さいごの仕上げに「美湯 松帆の郷」で温泉に入り、生しらす丼をたべる。秋に生しらすがたべれるとは。これもJさんのおすすめ。
かえり道、後部座席のKさんが「ああ、毎日こんなツアーだったらいいのに」とため息をついた。(いやいや、たまにだからいいんじゃない?)神戸の夜景はすこしだけ感傷的な気持ちにさせる。


今年の黒豆は豊作

2016年10月18日 | Life
6月に作付けした黒豆は、先月までは発育がよくなかったのに、今月はじめから実が大きくなり、例年よりもたくさんの黒豆ができた。豊作である。
いつもは妻と土・日曜日に帰省して、いっしょに収穫するのであるが、今年は仕事が混んでいてタイミングが合わない。なので平日のきょう、わたし一人で帰省し、ほしいだけ持って帰ることにした。



この時期に篠山を訪れると、国道や県道に沿って簡易テントが立ち並び、「丹波黒大豆えだまめ」などと書かれたのぼりが立つ。正月のおせち料理によく入っている黒豆を乾燥させるまえに刈り穫り、枝豆として販売しているのだ。
ふつうの枝豆よりも粒が大きく、ほのかに甘いので、一度たべるとクセになるほど美味しい。

今年はたくさん植えたので、まだ畑の半分くらい刈り穫られずにのこっている。このまま1ヶ月ほど放っておいて、実が固くなったら刈り穫って陰干しすれば、農協がそこそこの値段で買い取ってくれる。だが、サヤから実を出して、大きさによって選別する作業はとてもたいへんなので、できるだけこの時期に枝豆としてたべてしまいたい。
先週の土・日は三女と四女が友だちを引き連れて帰省し、収穫作業をしたらしい。それでもまだ半分のこっている。だれかほしい人、刈り穫りに来ませんか?



じつはきょうはバイクなので、枝付きではちょっと運べない。まず刈り穫った黒豆の葉っぱをすべてハサミで切り落とし、そのあと小枝ごとに実をちぎって外していく。約4キロの実を取るのに1時間半かかった。
リュックに入れて帰路につく。肩にけっこうな重さがのしかかる。しあわせな重さである。

人間のつくりしもの

2016年10月16日 | Life
きょうは三重県の青山高原までバイクツーリングにいく。メンバーはいつものEさん以外、あと4人ははじめての方だ。
わたしがmotoSIGNに着くと、すでに全員あつまっていて、モーニングコーヒーをのみながら和やかな雰囲気。みんな初対面だというのに、バイク乗りというだけでもう心の垣根は取り払われていて、ふしぎな一体感ができあがっている。
さあ、出発だ。



先頭はもちろんヤマハSRX6のEさんで、シンガリをわたしが勤める。あいだの4台は休憩のたびに好きな場所に入れ替わったりしていた。
FさんはドゥカーティGT1000。
スリムなイメージのドゥカーティとはちがい、15リットルも入るというマッチョなタンクがすごい迫力を醸しだしている。オーストラリア製(メーカー名わすれました)のマフラーが野太い音を出している。
GさんはカワサキW1。
カワサキといえばW1(ダブワン)といえるくらい名車中の名車。コイツにあこがれてかつてわたしはW650に乗っていた。W1の排気音は泣きそうなほどいい音で、スタイルと合わせて、わたしにとってのメートル原器のような存在だ。
HさんはホンダGB250クラブマン。
コイツも古いバイクだけどいまだに熱烈なファンがいて、個性的なカスタムをたのしんでいる人が多い。Hさんはマフラーをスパトラ、シートはWMの細身タイプに交換していて、グリップエンドに付く小さなバックミラーもおしゃれだ。
紅一点のIさんはわたしとおなじヤマハSR400。
年式も車体のカラーもまったくおなじで、新車で買って1万キロほど走っている。これからたのしくなってくるね。

じつはEさんとわたしのヘルメットの中には「クールロボ」というインターコムが仕込んであって、Bluetoothでペアリングしてるので運転中に会話ができる。
ツーリングでつかうのはきょうがはじめてであるが、これがなかなかたのしかった。
「これくらいのペースでいいですか」「はい、ちょうどいいです」
「前から車が来ます」「はい、了解」
「前の車、追い越しましょうか」「もうすぐ分かれ道なので、ちょっと待ちましょう」
てな感じで、先頭と最後尾で情報をやりとりできるのでとても便利。

Eさんはナビ代わりのスマホをハンドルバーに取り付け、さらにこのインターコムとペアリングしているので、音声付きでナビを聞くことができるし、電話がかかってきてもすぐに出ることができる。わたしはいつもカバンの中のタブレットとペアリングして音楽を聴きながら走っている。
もっともスピードがあがると風切り音とエンジンの音で、ハイハットの音以外ほとんど聞こえない。それでも通話は十分聞き取れるようになっている。うまくできている。



2回休憩して、14時半に青山高原ウィンドファームに着く。
間近かで見る風力発電の風車はおそろしくでかい。羽根の中心まで50メートルもあるらしい。グワングワンとものすごい音をたてて羽根が回転している。それが何十台も山の向こうまで連なっている風景は、なにか現実離れしていて映画のセットを見ているようだった。

帰りはわたしが先頭で、途中で二手に分かれてそれぞれ帰路についた。夕方から雨らしいので、名阪国道と西名阪道をぶっ飛ばして17時すぎに帰宅。本日の走行距離は約260キロ。SR400はやっぱりいいバイクだわ。

ちいさきもののいのち

2016年10月13日 | Life
昨夜、実妹から「きょう午後1時28分無事生まれました」とメールが来た。娘のCちゃんが男の子を出産したという。
おめでたい話なのだが、じつは手放しでは喜べないいろんな事情があって、伯父としてはやや複雑な心境なのである。
とりあえずは生まれた子がすくすく育つことを願う。



きょうはD幼稚園へ移動動物園を撮りにいく。
園に着くと、すでに園庭にたくさんの動物たち(イヌ、タヌキ、ウマ、ヤギ、ブタ、ウサギ、カメ、ヘビ、カピバラ、ひよこ、モルモット、ハムスターなど)がスタンバイしている。
どの動物もかわいいが、中でもブタの赤ちゃんがころころしてて本当にかわいかったな。

きょうの撮影はこの動物たちとふれあう園児を撮ることであるが、つぎからつぎへと子どもたちがやってくるので、一人ではとても撮りきれない。なんとカメラマン4人体制である。
わたしはおもにウサギとモルモットの入っている柵のなかで撮影していたが、それでも全員を撮れもれなく撮るのは至難のワザであった。

わたしのとなりではヤギとブタとカメの柵があり、となりのカメラマンの撮りにくい角度からフォローしたりもした。その合間に撮ったのが上のカット。子ブタが母ブタのおっぱいを一生懸命吸っているのが、なんとも微笑ましい。
そして、おっかなびっくりで動物たちにふれたり、あるいは逃げたりする園児たちの姿もかわいかった。幼児期にいきものにふれる体験をするのは悪くないと思う。



さて、この動物たちがしあわせかどうかは、いろんな見方ができるだろう。
家畜として狭い畜舎でムリやり太らされるより、広い園庭で自由に子どもたちとふれあう方がしあわせかもしれない。だけど毎日いろんな幼稚園などへ移動して、見せものになるのはストレスかもしれない。ブタやヤギのことばがわかるなら、聞いてみたいものだ。ぶうー、めえー。