Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

東大寺で赤外線写真

2012年07月31日 | Life
先日わたしのススメでニコンD5100を買ったUさんが「鹿を撮りたい」というので、奈良公園へ行くことになった。
カメラを買わせたかぎりは、撮り方まで責任をもってレクチャーするのがわたしの流儀だ。
ついでに自分の写真制作も兼ねて、ライカと三脚をもっていく。
あの赤外線写真がどのように撮影されているのかを、すぐ近くで見れるというのも、なにかの参考になるかもしれない。



奈良公園に着くとUさんはさっそく鹿を撮りはじめた。
が、さすがに鹿たちも暑いのか、木陰に入って動こうとしない。
何枚か撮って、わたしたちも涼しいところで昼食をとる。
コンビニの弁当をたべていると、目のまえにやってきた人が袋のなかからメロンを取り出した。
彼らはその場でメロンを切ってパクついている。ゴージャスな食べっぷりにおどろく。

昼食のあと、石灯籠のつづく参道をゆっくりと歩きながら春日大社へ向かう。
ときおり涼しい風が吹いて、なかなか気持ちのいいところだ。
いつも仕事(遠足や修学旅行の同行撮影)で来るときは、東大寺に入って二月堂、若草山、春日大社の順にまわることが多い。
そして春日大社の本殿まで来ると、もうそのままバスの駐車場までいって帰るのだが、きょうは本殿からさらに南へ折れて若宮神社の方へいってみた。
どうやらこのあたりはパワースポットらしく、さらに先の夫婦大国社というところには縁結びの神様がいるらしい。
境内にはハート形の絵馬がたくさん奉納されている。
Uさんは水占いを1枚買って、それを水のなかに浮かべている。すると「吉」の文字が浮かびあがった。

夫婦大国社から踵を返して若草山の方へ行く。
途中で何枚かシャッターを切るが、なかなか絵になる場所がない。
ここは観光地なのでやたらと看板が多いし、お寺の建物はそれ自体が主張しすぎる。
「ええい、ままよ」といつも集合写真を撮る鏡池のところで、大仏殿を入れて撮ってみた。
大阪で赤外線写真を撮るときは高層マンションなどの近代的な建物が遠景に入るが、このように遠景に寺が入るとこれはこれでおもしろい。
奈良時代にタイムスリップしたような感じ。(ではないか?)



東大寺を出て、近くのお店でかき氷をたべる。
火照ったカラダのなかから氷が冷やしてくれる。ああ、快感。
持ってきたモンゴルのブックを見せながら、いろんな話をして帰路につく。
あっ、そういえば、きょう彼女がD5100で撮った写真を見せてもらわなかったなあ。
鹿はうまく撮れたのかしら。

ルミックスGF2の実力とエレメンツ

2012年07月30日 | Life
去年、わたしのススメでルミックスGF2を買ったTさんは、そのカメラで日々の生活を撮ってブログにアップしている。
その写真を拝見すると、500ピクセルほどの小さなカットでさえわかるほど、FG2の写りはよい。
ただJPEGで撮った画像そのままなので、RAWで撮って少し調整すれば、さらにすばらしい写真になることはまちがいない。
そこでフリー版の「フォトショップ・エレメンツ」を使って、RAW現像と画像調整の方法を伝授することにした。

はじめにカメラの設定をRAWモードにして、Tさんの持参した人形などを撮影してみる。
まず絞り優先のオート露出で撮り、つぎに露出計で測りマニュアル露出で撮って、そのちがいを見くらべる。
背景の赤色に影響されて、オートだとマニュアルよりも1EVオーバーになった。
それからオートホワイトバランス(AWB)で撮った場合と、CBLを使ってマニュアルでホワイトバランスを合わせた場合のちがいもみる。
このちがいはカメラの背面モニタで見てもはっきりとわかるほどで、その効果にTさんはおどろいていた。
マニュアルで合わせると見た目とほぼ同じ色味で写るが、AWBだとどうも赤色が派手に再現されるようだ。
で、露出とホワイトバランスの両方をマニュアルで設定して撮ったものがこれ。

 いやあ、ルミックスの20ミリF1.7はよく写りますね。

このレンズは、ピントの合ったところから徐々にボケていく部分の、節度あるやわらかさがいいと思う。
またピントの合った部分のシャープ感が非常に自然で、エッジが立ちすぎないのもいい。
これはFG2の画像処理のうまさだといえるが、さすがにライカと技術提携するメーカーだけのことはある。

昼食をはさんで午後からは撮影したRAWデータをエレメンツで現像し、かんたんな補正のしかたを練習する。
そのつもりであったが、問題が発生した。
わたしのPCに入っているエレメンツでは開くのに、TさんのPCに入れたエレメンツでは開かないのだ。
もちろん同じバージョンなのに、Mac版とWin版ではなにかちがうのだろうか。
これではせっかくRAWで撮った意味がない。
しかたないので、わたしのPCで現像してTIFF保存し、そのデータを使ってあらためて彼のPCで作業することにした。

エレメンツでTIFFデータを開くとまず標準編集の画面があらわれる。
これをクイック補正の画面に切り替えると、明るさや色調を補正するスライダーが出てくるので、これを使うと直感的でやりやすい。
このとき画面表示を「補正前と補正後-左右に並べて表示」にしておくと、元データからどれくらい変わったのか一目瞭然で作業がしやすい。
いろんなスライダーがあってわからないという人は、まず一番上にある「スマート補正」を使って自動処理すれば、明るさや色調などが標準的なレベルに補正される。
そのあと下のスライダーを使って、べつべつに微調整すればいい。このスマート補正はなかなか便利。

一通り補正作業がおわれば、また標準編集画面にもどり保存したり、べつの作業をしてもよい。
エレメンツは画像処理ソフトのなかでは初心者用という位置づけだが、うまく使えば十分に美しい画像を生み出すことができる。
わたしはライカで撮ったRAWデータをいままでCSで現像していたが、エレメンツの方がうまくいくことがわかったので、最近は現像だけエレメンツを使い、後処理はCSでやっている。



[イワシのトマトソースのつくり方]

1)中タマネギ1/4個とニンジン3センチ分、ニンニク1かけ、生姜をみじん切りにして、適量のオリーブ油でゆっくり炒める。
2)白ワイン大さじ2を入れてアルコールをとばし、そのあとカットトマト1缶、オイルサーディン1缶、スパゲティの煮汁100ccを入れて10分ほど煮る。イワシはそのままでもいいが、荒くつぶしてもいい。
3)5分ほど煮たところへキャベツのざく切りを入れて、さらに5分煮る。このとき味をみて塩を少し足してもいい。
4)1分ほど早めにあげた麺をソースの中に入れて、ソースをからめながら1分煮る。あらびきコショウと乾燥バジルをふってできあがり。


ワイルドな男のあそび

2012年07月29日 | Life
硬派な男の夏のあそびといえば「山」である。
連日35度を越す猛暑だが、山の上は意外にすずしい風が吹く。
木陰を歩いていると本当に気持ちがいいものだ。

きょうは友人のSさんと、毎年恒例の夏山行き。
といっても六甲山系の日帰りらくらくコースで、下山後のサウナとビールが主たる目的なのである。
とても硬派とはいいがたいが、ま、家でごろごろしてるよりはマシということで。

9時すぎに阪急梅田駅を出発するつもりだったのに、人身事故があったので少し遅れて発車する。
西宮北口駅まで走ったところで運休となり、JRと阪神へ代替輸送となった。
しかたなく今津線で今津駅まで行き、阪神で芦屋駅まで出る。
そこからバスで東おたふく山登山口まで行って、ようやく登山開始!



登山口から東おたふく山の山頂までは1時間もかからない。
山頂から雨ケ峠の方へ下り、魚屋道を通って風吹岩をめざす。
さらに打越峠を経て、阪急岡本駅に戻ってきた。
途中で昼食をとったが、その時間も含めて約3時間半ほどのハイキングであった。
たっぷり汗をかいて、第二部へ向かう。



15時すぎに梅田に着いて、まずサウナへ行くつもりで歩いていたら、「生ビール273円!二杯目もおなじ」という看板が目に飛び込んできたので、しかたなく店に入る。
串ものを2本ずつ頼んで、それをアテに生ビールをいっきに2杯飲む。サイコーのしあわせ。
半時間ほどで店を出て、サウナへ行く。
乾式サウナと水風呂を3セット往復して、先ほど飲んだビールをぬく。

そのあと、飲み&食べ放題の安い居酒屋へ。
とりあえず無事に下山したことを祝して乾杯する(この場合、乾杯の理由はなんでもかまわない)。
飲み物の注文はタッチパネルでピッピッとやったらすぐに出てくるので、調子に乗ってどんどん飲む。
なんの話をしたのか覚えていないくらい飲みすぎた。
家まであと10メートルというところで、電信柱に自転車ごとぶつかり、右肩からはげしく転倒する。
つぎの日、痛いと思ったら右手と右膝も擦りむいていた。(ワイルドだろ?)


いま気になるカメラ

2012年07月26日 | Camera
いまもっとも気になるカメラといえば、キヤノンEOS Mではなく、シグマDP2 Merrillだ。
DPシリーズは以前から注目しているが、外観と操作感のチープさが許せなくて、購買意欲がわかなかった。
だが、その描写力の高さは一眼レフ機と同等、もしくは凌駕しており、コンパクト機とは呼べない凄まじい写りをする。
ご承知のとおり、すべてはフォビオン方式のイメージセンサによる恩恵なのである。
このフォビオンセンサを発明した故Dick Merrill氏のなまえを冠したカメラが、すなわちSD1、DP1、DP2だ。

一眼レフタイプのSD1はともかく、コンパクトなDP1とDP2はとてもほしい。
35ミリ換算でDP1は28ミリ、DP2が45ミリの画角なので、どちらもスナップ撮影に使いやすい。
わたしは標準レンズが好きなので、まずDP2に興味がわいた。
DP2 Merrillは先日発売になったばかりで、価格は10万円ちかくする。レンズ交換のできないコンパクト機としてはかなり高価である。
でもコンパクト機はレンズ交換などできなくてもいいというか、むしろ「単焦点一本勝負」の方が距離感が安定するのでいい写真が撮れる。
もし広角の絵がほしければ、DP1を使えばいい。2台あればベストだね。

このカメラは完全にプロ仕様なので、こけおどしのようなフィルター類は一切付いていない。
これまでのDPシリーズには付いていたポップアップのストロボもなくなった。
アスペクト比(画面の縦横比)だって、2:3だけだ。気持ちいいね。
もちろんJPEGで撮ることもできるが、基本はRAW撮りで現像することを前提としている。
JPEG撮って出しならこのカメラは必要がない。

きょう、ヨドバシカメラへ行ったついでに実機を触ってみたが、かなりいい感じだった。
まずデザインがMerrillになって格段によくなった。そしてそれに伴い操作系も一新されて、とても使いやすい。
いままでのDPシリーズよりも一回り大きくなり重くなったが、そのせいでチープさがやや軽減された気がする(が、ここは好みの問題)。
あいかわらず書き込みは遅い(10秒くらいかかる!)が、書き込み中にシャッターが切れるようになったので、それほどイライラすることはないと思う(なんとRAWデータ1ファイルの大きさは約45MBもある。こりゃ時間がかかるはずだ)。
いままで遅すぎたオートフォーカスはふつうの速さになった。
それよりマニュアルフォーカスのヘリコイドがレンズに付いて、それを回すと瞬時に画面が拡大され、ピントの微調整が簡単にできるのがいい。

まあ、好きになったらアバタもエクボなので、いまはただ静観するのみ。
もう少し値段が落ちついてきたら再考しようと思う。
だけど、来月あたりニコンから一眼レフ機の新型が出てきそうなので、またまた悩ましいことになるかもしれない。

最終日は空港のロビーで

2012年07月13日 | Life
この1週間で、あらかじめ見たいと思っていたものはすべて見ることができた。
さあ、あとは無事に帰りつけばパーフェクト。
であるが、さいごに一つ問題があって、あしたの飛行機の出発が朝の6時20分なのだ。
リコンファームのときに必ず2時間まえにチェックインするよう念を押されているので、4時には空港へ行かねばならない。
でもそんな早朝に市内バスはもちろん、タクシーも走っていない。
なので、今夜は空港のロビーで夜を明かすことにした。

夕方、バス停で空港へ行くバスを待っていると、今朝ゲストハウスで出会った日本人男性とばったり会った。
彼は旧ソ連のアゼルバイジャンやウズベキスタンなどを旅行してきたけど、近代化され高層ビルが立ちならぶ街並はどこか無機質でおもしろくなかったという。
わたしがモンゴルは3回目だいうと、どこに魅力を感じているのかと聞いてきた。
ありきたりだが「モンゴルの大自然とモンゴル人の温かさ」だと答える。
22番バスが来たので、「お気をつけて、たのしい旅を」といって男性と別れる。
彼はモンゴルははじめてらしいが、きっと好きになるはずだ。



国際線のロビーは大勢の観光客でごったがえしている。
ゆっくりしたいので国内線のロビーへ行く。
横になっていつしかウトウトしていると、23時半ごろ空港の係員に叩き起こされる。ここでは寝るなということらしい。
しかたなく国際線の方へ行くと、きょうの最終便に乗る人たちはもう搭乗していて、ロビーはひっそりとしていた。これなら安眠できそう。

3時半すぎにロビーがさわがしくなってきて目が覚める。
トイレで顔を洗い、チェックインの掲示板を確認。4時すぎにOM505便の表示が点灯し、出国の手続きをする。
どういうわけか金属探知機のレベルが非常に強くて、ふつうなら反応しないような小さな鍵が反応し、何度も探知機をくぐらされた。
おかげで機内持ち込みのリュックの中身もすべてチェックされ、ちょっと後味のわるい出国となる。
アジアを一人旅する日本人の男はだいたい怪しまれるものと覚悟せよ。



6時に搭乗し、離陸を待つあいだ、となりの席の女性とすこし話をする。
彼女は1週間の旅行で、モンゴルの地方をまわる団体のツアーに参加していたらしい。
くわしくは聞かなかったけど、さしずめテレルジで乗馬体験とか南ゴビでラクダに乗るツアーであろう。遊牧民のゲル訪問とか。
場所にもよるが、モンゴル1週間なら15~20万円くらいのツアーになると思う。
わたしの場合、往復の航空券だけなので、10万円もかかっていない。
現地での滞在費は、宿泊代、食費、それにバス代も入れて、合計で2万円弱。
去年のインドもそんなもんだったか。アジアは安いね。
はじめは団体ツアーでもいいけど、慣れてきたらぜひ個人で行ってみてほしい。おもしろいよ。

さいごに役に立つもの紹介。
電子辞書、ガイドブック、旅の指さし会話帳、グローバルケータイ。
わたしのようなしゃべれない旅行者には「指さし会話帳」はとても役に立つ。いろいろな国が出ているので、行き先に合わせてぜひ1冊。