ホントに梅雨入りしたのかというくらい、きょうはいい天気だ。
たのしいお誘いもあったが、心を鬼にして8キロほど走る。
午後から大阪写真月間の「150人の写真家による一坪展」を見にいく。
今年は出していないので、気楽な気持ちで見ることができる。
まず西梅田のニコンサロン→キヤノンギャラリー→ビジュアルアーツギャラリーと見て、本町まで歩いて富士フォトサロン→オリンパスギャラリーを見た。
ニコンで目を引いたのは松下千賀子さんの「昔時を思う・閑谷学校講堂」だ。この人はとても写真が上手い。見せ方をよく心得ている。そしてプリントが美しくて上品だ。
それから淵田克子さんの「いま…」は自分の家族か、関わりのある人たちのスナップっぽい写真。ちょっと知的障害のある感じの子どもが写っている。タイトルから察すると、彼女のいま現在の状況を写真で表しているようだ。
けっして明るい写真ではないが、目のまえのことに正対して、そこから目をそらさない姿勢が写真に現れている。いい写真だと思う。
キヤノンは村中修さんの「Fukushima Report 2013」は報道写真ではないがきちっと撮っている写真で、さすがだという感じ。
片岡司さんのタイトルなしの写真は、花の写真を素材にしたグラフィックアートみたいで、インテリアになりそうな美しい作品。ここまでできたらOKだと思う。
アーツで見た佐々木健人さんの「生命の故郷」は植物のディテールを撮った作品でわたしの好みだが、よくあるパートカラー(一部分だけカラーで全体はモノクロ)が安っぽく見えた。こういう広告っぽいテクニックはテーマにそぐわないと思う。
また兵藤英雄さんの「レクイエム」はおそらく東日本の被災地で撮った写真だと思うが、PCでかなり加工していて、より重いイメージに仕上げている。あまりにも完ぺきに作り込んであるので、かえって震災のリアリティは伝わってこない。わたしのような皮肉屋が見ると、「作品のためだけに被災地に出かけたのか?」と嫌みをいいたくなる。
富士フォトの吉川隆之さん「刻の重なり」はやや力技だが見せ方は面白い。
田葉とみ子さんの「Peaple in New York」はステキだ。写真の撮り方もロケーションもいい。自由の女神のまえでポーズする二人の写真はサイコーだった。この写真はほしい。
オリンパスには面白い作品はなかったが、橘和秋さんの「母なる太陽」には脱帽した。去年1年間で292日も紅葉が丘(宝塚)に通い詰めて、毎朝の日の出を撮ったそうだ。その中から10枚くらいを展示しているのだが、わたしにはみな同じに見えた。でも、このしつこさはすごいと思う。
ところで、富士フォトへいく途中で江戸堀を通り、久しぶりにサードギャラリー・アヤをのぞく。
いま開催中の上村明子さんのモノクロプリントはとても美しかった。
1枚ほしいなと思ったけど、すごいプライスが付いていたのでちょっと手が出なかったよ。
それにしても、やっぱりバライタ紙はいいな。無光沢のバライタって、なんかふしぎな質感があるね。
わたしの今度の作品もあんな感じに仕上げようかな。ちょっとイメージが変わるかな。
たのしいお誘いもあったが、心を鬼にして8キロほど走る。
午後から大阪写真月間の「150人の写真家による一坪展」を見にいく。
今年は出していないので、気楽な気持ちで見ることができる。
まず西梅田のニコンサロン→キヤノンギャラリー→ビジュアルアーツギャラリーと見て、本町まで歩いて富士フォトサロン→オリンパスギャラリーを見た。
ニコンで目を引いたのは松下千賀子さんの「昔時を思う・閑谷学校講堂」だ。この人はとても写真が上手い。見せ方をよく心得ている。そしてプリントが美しくて上品だ。
それから淵田克子さんの「いま…」は自分の家族か、関わりのある人たちのスナップっぽい写真。ちょっと知的障害のある感じの子どもが写っている。タイトルから察すると、彼女のいま現在の状況を写真で表しているようだ。
けっして明るい写真ではないが、目のまえのことに正対して、そこから目をそらさない姿勢が写真に現れている。いい写真だと思う。
キヤノンは村中修さんの「Fukushima Report 2013」は報道写真ではないがきちっと撮っている写真で、さすがだという感じ。
片岡司さんのタイトルなしの写真は、花の写真を素材にしたグラフィックアートみたいで、インテリアになりそうな美しい作品。ここまでできたらOKだと思う。
アーツで見た佐々木健人さんの「生命の故郷」は植物のディテールを撮った作品でわたしの好みだが、よくあるパートカラー(一部分だけカラーで全体はモノクロ)が安っぽく見えた。こういう広告っぽいテクニックはテーマにそぐわないと思う。
また兵藤英雄さんの「レクイエム」はおそらく東日本の被災地で撮った写真だと思うが、PCでかなり加工していて、より重いイメージに仕上げている。あまりにも完ぺきに作り込んであるので、かえって震災のリアリティは伝わってこない。わたしのような皮肉屋が見ると、「作品のためだけに被災地に出かけたのか?」と嫌みをいいたくなる。
富士フォトの吉川隆之さん「刻の重なり」はやや力技だが見せ方は面白い。
田葉とみ子さんの「Peaple in New York」はステキだ。写真の撮り方もロケーションもいい。自由の女神のまえでポーズする二人の写真はサイコーだった。この写真はほしい。
オリンパスには面白い作品はなかったが、橘和秋さんの「母なる太陽」には脱帽した。去年1年間で292日も紅葉が丘(宝塚)に通い詰めて、毎朝の日の出を撮ったそうだ。その中から10枚くらいを展示しているのだが、わたしにはみな同じに見えた。でも、このしつこさはすごいと思う。
ところで、富士フォトへいく途中で江戸堀を通り、久しぶりにサードギャラリー・アヤをのぞく。
いま開催中の上村明子さんのモノクロプリントはとても美しかった。
1枚ほしいなと思ったけど、すごいプライスが付いていたのでちょっと手が出なかったよ。
それにしても、やっぱりバライタ紙はいいな。無光沢のバライタって、なんかふしぎな質感があるね。
わたしの今度の作品もあんな感じに仕上げようかな。ちょっとイメージが変わるかな。