大阪市内の桜はもう満開にちかい。
週末の雨で散ってしまうのではないかと心配なので、とりあえず近所をうろついて桜を撮りにいく。
きょうのカメラはニコンD800とライカM2。
近くの平野川に沿って桜がきれいに咲いている。
通行人のじゃまにならないように三脚を立て、露出ディレーモードでシャッターを切る。
露出ディレーモードというのはニコンのほとんどのデジタル一眼レフ機に付いている機能で、シャッターボタンを押すといったんミラーが上がり、2秒後にシャッターが切れるというものだ。(秒数は1~3秒で選択可)
これを使えばボディに極力振動をあたえないでシャッターを切ることができる。
都会で桜の写真を撮るのは意外にむずかしい。
背景に建物や公園の遊具などがどうしても入ってくるからだ。
なのでいろんな人工物を排するのではなく、わたしはむしろ積極的に写しこんで絵をつくるようにしている。
その場合、人工物とセットで生活する人の姿をどうしても入れたくなる。スナップぽい感じで。
桜をケータイで撮る老人だとか、公園でドロ団子をつくる子供、あるいは桜並木を散歩する夫婦など、なにか物語を付加した方がおもしろいと思う。
三脚を立てて堂々と撮っていると、あんがい怪しまれないものである。
ただ、そのフレームにうまく人が入ってくるのを狙うのはけっこうむずかしい。