Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

時を超えて寄りそうもの

2014年02月09日 | Life
きょうは義母の忌明け法要(いわゆる四十九日)で、妻の実家へいく。
きのうの大雪で173号線は凍結が予想されるので、池田から舞鶴若狭道を走って篠山にたどり着く。一般道にはまだ雪が残っていたが、なんとかノーマルタイヤでも走れる状態であった。



はじめにみんなで昼食をたべ、そのあと法要に入る。
お坊さんに合わせてお経を唱えるも、途中で猛烈な睡魔におそわれ、経本を手から落として目が覚める。
「自分のこの身体は(神さまからの)借り物であって自分のものではない。だから天寿をまっとうするまで大切に使わせていただかねばなりません」
というような説法を聞いて法要はおわる。
そのあと納骨のためにお寺へいくが、わたしは急ぐ人を最寄りの駅まで車で送る役目をもらう。

ところで、この間わたしが撮った写真(義母の介護から葬儀までのようす)を、34ページのフォトブックにして3人の義妹に贈ったら、とてもよろこんでくれた。
人間の記憶というものは時とともにどんどん曖昧になるものだから、忘れたくないものは写真に撮って残しておくことが大切だ。
このフォトブックをまた何年か後に見たならば、いまとはちがった思い出がよみがえるかもしれない。



納骨がおわって帰ってきた妻と息子を乗せて、大阪へ引き返し、着いたその足で知人の父親のお通夜へいく。
いまからちょうど5年まえにこの知人の家族を撮らせてもらったのだが、なんとそのときの写真が遺影に使われていた。
式のあとで話を聞くと、この写真を遺影にしようと親族みんなの意見が一致したという。
葬儀屋がプリントから複写して、祭壇に置く遺影写真1枚と親族が手元に置いておく小さな写真も数枚つくったらしいが、このさい著作権とかヤボなことはいうまい。



写真が時間を超えて、人の気持ちに寄りそっていく。それが写真本来の役目なのだと感じる一日であった。