友だちのLさんが今月末に東京でグループ展をやるらしい。
そこに出品する写真のフレームを買いに、いっしょにヨドバシカメラへ見にいく。
写真のフレームっていろいろあるけど、中に入れる写真とうまく合わせるのは意外にむずかしい。
彼女はA4サイズの見本プリントを持参して、それをフレームに合わせながら見え方をチェックしている。
わたしのフレームの選び方はかんたん。
「シンプルで、写真の見え方をじゃましないもの」
素人さんの写真展などで、フレームを手づくりした作品を見ることがあるが、フレーム自体が主張しすぎて肝心の写真がよく見えないことがある。
写真の内容にもよるだろうが、やはりフレームは清潔感のあるすっきりとしたものがいいと思う。
それとマットの幅と色もたいせつだ。
市販のフレームはマットの幅が狭いものが多い。しかもタテ・ヨコ兼用なので、窓をド真ん中に切り抜いてあるのも問題だ。
写真を真ん中にあるように見せるためには、すこしだけ上にずらして切り抜かねばならない。写真美術館などのスタンダードは天の幅45パーセントに対し、地は55パーセントくらいだ。
色に関しては白色か、すこし黄色ののったクリーム色が無難だと思う。
黒色はカッコよく見えるけど、結局フレームとおなじで、マットが主張してしまって、写真のじゃまになることが多い。
[わが家のコレクション]
土田ヒロミ「新・砂を数える」
大石芳野「少年パパニー」
飯塚達央「雪月花風」
松園量介「Kepakemapa」
これはわたしのポストカードです。あしからず。
Lさんは木製で黒縁のスクェアなフレームを買う。
シンプルだけど、なかなかオシャレな感じで、写真が映えそうだ。