Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

造幣局でお札はつくっていない

2015年02月06日 | Life
きょうはT小学校5年生の社会見学で、桜の通り抜けで有名な造幣局へいく。
造幣局は自宅から30分もかからない桜宮にあるので現地で合流したいところだが、クライアントの指示で学校から生徒さんといっしょにいくことになっている。なので、車でわざわざ1時間も走って8時に学校へいく。
校門から出発する姿を10カットほど撮り、バスに乗り込む。新御堂筋を南下し、ちょうど1時間で造幣局に到着。



まずはじめにビデオルームに入って、工場見学の説明を聞く。
ちょっとおどろいたのは、ここでは貨幣(つまりコイン)しかつくっていないということ。じつは紙幣(お札)は国立印刷局というべつのところでつくっているらしい。知ってましたか?

現在流通している6種類の貨幣は、それぞれの原材料となる金属の混合比率がちがっていて、たとえば100円玉は白銅とよばれる銅とニッケルの合金であるが、500円玉は黄銅という合金で銅とニッケルとさらに亜鉛が混ざっている。
これらの合金は広島にある工場で貨幣の厚み(2ミリ弱)に伸ばされたロール状の板金として造幣局に運ばれ、ここで打ち抜きと表面の模様がつけられる。
偽造防止のためにおそろしく高度な加工が施されているのだが、くわしくはこちらを参照してください。きっとおどろきます。

工場と博物館を見学し、急いで大阪城公園へ向かう。
公園で集合写真を撮り、昼食をたべる。きょうはとても寒くて、お弁当どころではなかったな。
午後から大阪歴史博物館へいく。
困ったことに館内でのストロボ撮影は禁止。しかも、ものすごく暗いので、ISO3200に上げてもこのくらいしか写らない。
明るい単焦点のレンズを持ってくるべきだったわ。



展示場所での撮影はあきらめ、エスカレーターの踊り場のようなところでグループ写真を撮る。ここならストロボを光らせても見学の迷惑にはならないでしょ。
きょうは仕事なのでゆっくり見れなかったけど、ここは展示や資料が充実していて非常におもしろい。大阪人なら(大阪人でなくても)一度見ておく価値はあると思う。→ 大阪歴史博物館

見学を終え、学校へ帰る。そしてまた同じ道をたどって家に帰る。

これはなにかの罰なのか

2015年02月01日 | Life
後藤健二さんと湯川遥菜さんの事件に心を痛めている人は多いと思う。
同時にわたしはどこへぶつければいいのかわからない怒りともどかしさがある。

彼らを殺害したIS(「イスラム国」と名のるイスラム過激派組織)への怒りはあるにはあるが、この組織がこれほど残酷非道なことをやらざるを得ない理由はなんなのだろう。
そもそも米国が9.11以降「テロとの戦い」と称してアフガニスタンやイラクを攻撃し、罪のない一般人までも巻きこんできたことがISを生み出した背景にある。
さらに遡れば、9.11以前に中東諸国の内戦に米国が介入し、その裏で石油利権を漁っていたことが根っこにあり、そのことが反米感情を醸成しテロ活動を増大させてきたともいえる。アルカイダが9.11を起こしたのは、まさにそのせいであった。

でもそれならどうして米国人をねらうのではなく、日本人なのか。
先ごろ、安倍晋三首相が中東諸国を訪問したときに、イラクやレバノンに2億ドルの人道支援をするといった。
これがISの逆鱗に触れたらしい。逆恨みというか、言いがかりもいいところだが、テロ殺人集団にはまともな理屈なんて通用しない。
さらに安倍首相はイスラエルにも行って、日本との連携強化を表明している。これも気に入らないらしい。イスラエルの影には米国がいるわけで、日本も米国とおなじだと見なされるわけだから。

いずれにせよ、ISだけを非難しても、なんの解決にもならない。この事件の発端は少なく見積もっても12年まえに米国が国連を無視して有志連合(イギリス、オーストラリア等)とはじめたイラク戦争からはじまっているし、上に書いたようにもっと以前にも根っこはあるのだ。
その局面局面で米国や日本の政府が彼らを刺激し、憎しみの連鎖を生み出しているということだ。

どうしてこんなひどいことが地球上で起こるのか、これはなにかの罰なのだろうか?