M旅主催のツアー「立岩~荒船山」を縦走してきた。
西上州(下仁田町・南牧村)には急峻な岩場の山が数多く存在する。
西上州のドロミテ(イタリアのチロル地方、個々の100m程度の先端を持った
高い頂上を持つ形の山で特徴付けられる山域)とも言われる立岩。
立岩は二つの岩峰からなっている。登山道が整備されているのは西立岩のみ。
10:00 3人のTDにサポートされながら、曇天のなかスタート
空は曇り、霧も出ている。
杉の植林帯を登っていく、花はスミレ程度、それも葉の状況。
:正体は現在調査中
最大の難所がやってきた。
東立岩と西立岩の中間のバンドを登る、大きな石がガレていて動く。
3人のTDが「落石注意!!」と何度も叫んでいる、そのかいあって無事通過。
:鎖場、右が切れている
ガレ場から岩の鎖場を登って、鞍部へ。
:ハシリドコロ(幻覚作用あり)
鞍部から落ち葉のたまった登山道を歩いて12:00 西立岩(1265m)山頂へ
山頂といってもヤセ尾根上、眺望は霧にかくれてまったくない。
(心眼では目前に荒船山、八ヶ岳・北アルプスまで見える)
西側は深く切れ落ちているので、東側を背に昼食。
今日はここからが長い、ヤセ尾根を降りていくと、霧の中に岩(30m?)が見える。
この岩を登って、またヤセ尾根を行く。
雨は降ったり、やんだり、4つのピークを越えて、14:20経塚山(1423m=荒船山)頂へ
荒船山:荒海に浮かぶ不沈航空母艦のような山容で、どこからみても分る。
山座同定には欠かせない山だ。頂上北端の、船の艫(とも)にあたるところが艫岩で、200m
にもおよぶ断崖は、見る人を圧倒する。頂上台地の南端が最高点の「経塚山」で、弘法大師が
経文を埋めたという伝説からこの名がある。 (弘法大師は何人いたのかな?)
:艫岩(モデルはK沢さん)
経塚山を”とっとと”後にし、15:00「艫岩」に、本来なら眺望が期待できる場所だが・・・。
これで我慢をば・・・。時間も押しているので、先を急ぐ。
15:30 一杯水通過
15:55 「狭岩修験道場跡」通過、岩についているのは”ヒカリゴケ”にも見えた。
16:45 内山峠に無事下山、「荒船の湯」で1時間つぶして、帰途に着いた。
花もネエ--、眺望もネエ--、天気も今一つ、こんな登山もたまにはあるよね。
T村さん、K田君、I原君ご苦労様でした。
(今日の行程:標高差 528m、約10km、6時間30分)
10:00 線ケ滝登山口 ⇒11:00 ガレ場 ⇒12:00 西立岩山頂 ⇒13:00 荒船山分岐
14:20 経塚山頂 ⇒15:00 艫岩 ⇒15:30 一杯水 ⇒15:55 狭岩修験道場跡
16:45 内山峠 ⇒17:05~18:05 荒船の湯 ⇒20:30 新宿駅