9月5日(火)上高地へ降ります。
夜明け
5:40 下山開始
ミヤマダイコンソウ
6:00 殺生ヒュッテ分岐(ここは動物の処理をしていた場所とか)
[大喰岳の由来]と話がリンクしています
6:01 登山道を荒い呼吸で登ってくる気配が。
この時間に大丈夫か?と思ったら何処かで見た顔、人なつっこい表情は
・・・田中陽希と”遭遇”
:来年三百名山にチャレンジするの?
:三百名山やります。
:今年は休み?
:本職のアドベンチャレースに出ています。
写真を一枚お願いして「解放」、ピカピカのユニフォームを着ていた。
イワギキョウ
6:20 坊主の岩小屋、主人は留守だった。
槍ケ岳開山(初登頂)として記録されているのは、1828年越中生まれの念仏行者
播隆(ばんりゅう)上人の登拝。彼はその4年前に飛騨の笹島村から笠沢をつめて
笠ガ岳の再興を果たした。その時、北の空を突く槍ヶ岳の姿をみて開山を期した。
1826年に安曇郡小倉村から中田又重郎の案内により、鍋冠山~大滝村~蝶ガ岳
~梓川に下り、上流の槍沢まで登った。
2年後同じコースをたどり、頂上をきわめたという。彼は多くの信者の先達として
何度も登り、命の綱という鉄鎖を穂先にかけて安全を期したとも伝えられている。
【新田次郎著:槍ケ岳開山より】
最後の槍です
6:50 天狗原分岐
シナノキンバイ
ヨツバシオガマ
ウメバチソウ(秋を告げます)
ナナカマド
グンナイフウロ
東鎌尾根、(大曲の少し先から)
コウシンヤマハッカ
槍沢の流れ
アキノキリンソウ
ミヤマシズモリ:らん科の花(珍しい)
9:45 横尾へ戻ってきました
11:35 明神分岐(ピークは明神岳)
12:05~13:10 小梨の湯で汗を流した
小梨キヤンプ場から (中央に独標も)
締めは「上高地ラーメン」です。
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槍ケ岳山荘~上高地まで標高差1579m、19kmを約6.5時間で降りてきた。
「これ以上ない」というくらい天候に恵まれた稀有な3日間だった。