こんにちは。
昨年末の、PayPayの100億円あげちゃうキャンペーンに乗り遅れ、
QRコード読んだり、バーコード読ませたり、金額入力したりするより、
モバイルSuicaで、ピッとやる方が簡単だし、ポイントも貯まるし、
と、悔し紛れの悪態をついていたところでしたが、
第二弾のキャンペーンが始まるといいますし、
前回、モバイル決済も深掘りすると言った手前、
そもそもPayPayって、どんなサービスなの?
というのを、ちゃんと理解して、第二弾に臨もうと思います。
PayPayとは、ソフトバンクとヤフーが合弁出資した、PayPay株式会社の「決済アプリ」のことです。
PayPayに限らず、QRコード決済の仕方は、
お店にQRコードの提示がある場合
(1) スマホでお店のQRコードを読み取る。
(2) 会計金額を入力する。
(3) お店の人がスマホの画面を確認する。
お店の店員にスマホのバーコードを見せる場合
(1) お店の店員にスマホのバーコードを提示する。
(2) お店の店員が機器を使って、バーコードを読み取り会計が完了。
直感的にも、自分のバーコードを見せる方が楽だし、金額の入れ間違いといったヒューマンエラーは起きにくそうですね。
- 続いて、支払方法ですが、PayPay残高 Yahooウォレット登録の銀行口座か、Yahoo ! Japanカードからチャージ
- Yahooマネー ヤフオクとかで貯まっている人にはいいかも
- クレジットカード VISA、Master、JCB(JCBはYahoo ! Japanのみ)
から選んで、アプリに設定するようです。
アプリで新規登録すると、500円相当のPayPay残高がもらえるようなので、とりあえず、DLして登録しておくのもいいかも。
(ただ、メルカリをDLして、いくらかポイントをもらったのに、結局、一度も使わず、「これは使わないな」と悟って、解約した前科のある私ですが、これはファミマでも使えるので、無駄になることはないはず)
さて、この時点で、理解できたのは、PayPayって、あくまで「決済アプリ」なんですね。
または、ざっくり言って、現金、電子マネー、クレジットカードをマルチに使える「決済プラットフォーム」であると。
(レジにある、クレジットカードや電子マネーの、リーダーに相当するものと考えてもいいかな)
そこに
ポイントサービスのように買い物金額に応じたがポイント還元があり、キャンペーンにおいては、電子マネーやクレジットカードのキャッシュバックの手法がとられ、
うまく、ポイントサービス、電子マネー、クレジットカードの要素を、決済サービスに取り込んでいるように思えます。
また、クレジットカードで支払えるところから、ポストペイドの電子マネーのようにも見えますが、既存の電子マネーとクレジットカードが紐づいたものではなく、ポストペイドで好きなクレジットカードで支払えるという柔軟性も「決済プラットフォーム」らしいと感じるところです。
Yahooとの連携がないと使えないので、汎用的とは言い難いのですが、PayPayはYahooのQRコード決済であるので仕方ありません。
(Tポイント加盟店で、楽天ポイント貯めたい、と言っても仕方がないのと一緒?)
QRコード決済そのものは手軽でいいと思うので、派手なキャンペーンを除けば、他のQRコード決済の方が使い勝手のいい人は大勢いるとおもいますね。
(私はYahoo系整っているので、すぐPayPayに乗れますが)
前後しますが、支払ったその場で、0.5%の還元を受けます(PayPayボーナスという)
(上限があり、5000円/月ですが、100万円の買物をPayPayでする人はそうはいないでしょう。)
これは、買い物をしたときのポイント、クレジットカード決済時のポイントと同じですので、
例えば、クレジットカード支払いの場合、PayPayボーナスの0.5%と、クレジットカードのポイント還元1%とかが受けられます。
また、決済手段のひとつであるので、お店独自のポイントサービスは別に付きます。
- 先のキャンペーンでは、前回は、20%の還元 最大50,000円相当(25万円まで)
- 抽選で、40回に1回の確率で、全額還元(10万円相当)
と、大きな買い物をするのに適した特典であったことに加えて、
そのターゲットとなった家電を扱う、ビックカメラ系が、8%のポイントを付けたことも大きいのではないでしょうか。(ビックカメラだけで、11億円のPayPayボーナスが払われたとか)
あと、個人間でお金のやり取りができますね。QRコード読むか、携帯電話番号入れて、金額を入力すればいいので。
(円を持たない外国人観光客から、送金するから、現金をくれ、なんて両替を求められるシーンが見られそうです。外食チェーン、自治体が管理している観光地のチケットなんて、まだまだ現金のみですからね)
お店がやってくれるかどうかは別として、レジで割り勘も可能ですね。(個人間でやればいいだけですけどね)
そして、お店側に目を向けると
クレジットカード、電子マネーのリーダーは結構値段がするらしく、中小規模のお店は、導入を躊躇するそうです。
QRコード決済は、QRコード(印刷物で可)を読ませればいいので、導入がしやすいというのがあります。
(お客さんのバーコードを読む方法もありますが、うちはQRコードを読ませる方法でお願いします、と掲げているところも多いとか)
もっとも、お客さんのスマホのバーコードを読むにしても、専用のリーダーである必要はなく、それこそお店側もスマホ、タブレットでもいいので、初期投資がおさえられ、キャッシュレスの裾野拡大に、QRコード決済は有望で、
裾野が拡大すれば、手数料も抑えられて、価格に転嫁されず、お客さん側の選択性、利便性も増すことになります。
中国で急速に拡がったのも理解できます。(屋台とか、物乞いすら、QRコード(紙)を掲げておくだけでいいのですから)
もっとも、これはPayPayに限ったものではなく、他のQRコード決済事業者全般に言えるところです。
ただ、Yahooの事業規模があっての、裾野拡大、利用者拡大ですから、小さい事業者はつらいところですね。
- ユーザ側においてネガティブな点も一応紹介しておくとチャージしたPayPay残高は、現金に戻せません。
- ポイント利用のように、PayPay残高不足の時、残りは現金かクレジットカードのように分けて決済できません。
現金やレジではチャージできないので、カードか銀行口座からチャージするしかないけど、いざ、その場面で、やれるような操作性なのかしら。
私は、たまにモバイルSuicaで残高不足を起こしますが、その場ですぐチャージできるので、そんなにレジの人や、後ろの人に迷惑をかけているとは思っていません。が、並んでいる間に、確認しておけ、って話ですね。
ちなみに、他のQRコード決済事業者との提携ですが
PayPayは、中国のAlipay、韓国のKakao Payと連携しているので、外国でも使えるし、中国、韓国からの人は日本でPayPayで支払えるということですね。
対して、目下のライバルなのかな、LINE Payは、中国のWeChat Pay、LINEの親会社のNaver Payで、中国からのインバウンド客に対応していくと。
ただ、何かの記事で読んだのですが、PayPayは、まだインバウンドとかを意識するには、日本のモバイル決済市場が小さすぎて、ライバルはむしろ「現金」であり、LINEたちと、日本の「現金」だけの世界を切り開いていくことが重要である、と語っていましたね。
そういう意味では、大々的なキャンペーンで知名度をあげたり、中小小売への普及のために、2021年までの3年間限定で、決済手数料を無料にするとか、事業方針がしっかりしているんだな、と思ったりしました。
さて、キャンペーン第二弾は、総額は同じ100億円でも、20%還元の上限が1回の買い物で1000円(期間中ひとり50000円上限)と、スケールダウンは否めませんが、
それでも、日々の買い物でも、お得はお得なので、まずは、アプリをDLしてみましょうか。
ではでは。